2025年5月30日発売『SUMOOOO!! 流れ流れてハリウッド』元力士田代良徳の挑戦と成長の物語

元力士が挑む新たな舞台

相撲特化型の芸能事務所「SUMOエージェンシー」を運営する株式会社オープンボックスの代表取締役、田代良徳氏の波乱万丈な人生を描いた書籍『SUMOOOO!! 流れ流れてハリウッド』が、2025年5月30日に文藝春秋社より発売される。この書籍は、無名な元力士がファッションモデルデビューを果たし、インド映画の主役に抜擢、さらにはハリウッド映画への出演を果たすまでの挑戦を描いたものである。

田代氏は、相撲界での経験を活かし、言葉の壁や文化の違い、偏見に立ち向かう姿が描かれ、キャリアチェンジを考えるビジネスパーソンや夢を追いかけたい人々に勇気と希望を与える内容となっている。

書籍の内容と特徴

『SUMOOOO!! 流れ流れてハリウッド』は、田代氏が幼い頃から相撲一筋で生きてきた背景から始まる。彼は怪我により相撲界を去ることになり、失意の中で新たな夢を見つける。その夢とは、まさかの「ハリウッド」であった。相撲界での経験を糧に、彼はオーディションに挑戦し、ついにはハリウッド映画のスクリーンにその姿を刻むことを目指す。

この書籍は、相撲とアメリカのエンターテインメントが交錯する中で生まれる数々のエピソードや心温まるストーリーが満載であり、読者に対して深い感動を与えることが期待される。著者の雨宮圭吾氏は、田代氏の半生を丹念に取材し、その心の葛藤や喜びを鮮やかに描き出している。

書籍の基本情報

著者のプロフィールと背景

著者の雨宮圭吾氏は、1979年に東京都で生まれ、上智大学を卒業後、スポーツニッポン新聞社に入社した。彼はプロレスや大相撲、ゴルフ、テニスといったスポーツを取材し、特に2014年のソチ、2016年のリオ、2018年の平昌オリンピックを現地で取材した経験を持つ。2019年に独立し、スポーツノンフィクションを中心に執筆活動を行っている実力派ライターである。

今回の書籍では、田代氏の波瀾万丈な人生に寄り添い、彼の情熱や苦悩を余すことなく表現している。読者は、田代氏の人生を通じて、夢を追いかけることの大切さや、挑戦することの意義を感じることができるだろう。

カバー装画について

カバー装画を手掛けたのは、人気イラストレーターのYU SUDA氏である。彼は1985年に東京都で生まれ、国内外で活躍するアーティストであり、広告や書籍、ファッションなど多岐にわたる分野でその才能を発揮している。今回のカバー装画では、田代氏が相撲界引退時に抱いていた不安と期待が入り混じった複雑な心情を、鮮やかな色彩と遊び心あふれるタッチで表現している。

田代良徳氏とSUMOエージェンシー

田代良徳氏は1976年に東京都で生まれ、1999年に明治大学を卒業後、玉ノ井部屋に入門。1999年1月場所から2007年9月場所まで土俵に立ち続けた。その後、スーパーマーケット勤務を経て、ホームページ制作・運営会社「デックス合同会社」を設立した。さらに、元力士の経歴を生かしたタレント活動を行うようになり、株式会社オープンボックスを設立した。

田代氏は自身と同じ元力士たちのセカンドキャリア確立を目指し、相撲の魅力を世界中に広めるミッションを掲げている。その中で、海外向けの「SUMO Agency」に続き、国内向けの「SUMOエージェンシー」を立ち上げた。現在、22名の元力士が在籍し、テレビ、映画、CM、YouTube、イベント出演など多岐にわたる活動を行っている。

SUMOエージェンシーの活動内容

「SUMOエージェンシー」は、相撲経験者のみが所属する芸能事務所である。田代氏がテレビや映画、CM、YouTube、イベント出演などで培ってきた経験を活かし、元力士たちと共に新たな夢を追いかけることを目的としている。引退後の力士たちのセカンドキャリアの一つの選択肢として、様々な活動を展開している。

また、大阪の「THE SUMO HALL HIRAKUZA OSAKA」への出演や、各種CM、ドラマ、バラエティ番組での活動も行っており、元力士たちの新たな可能性を広げている。

まとめ

この書籍『SUMOOOO!! 流れ流れてハリウッド』は、田代良徳氏の挑戦と成長を描いた感動的なストーリーであり、相撲ファンやキャリアチェンジを考える人々にとって、非常に価値のある一冊となることが期待される。