2025年5月29日発売 阿部智里の新作ファンタジー小説『皇后の碧』の魅力と物語の秘密
ベストカレンダー編集部
2025年5月30日 09:44
皇后の碧発売
開催日:5月29日

阿部智里の最新作『皇后の碧』が本日発売
2025年5月29日、株式会社新潮社より、阿部智里さんの新作ファンタジー小説『皇后の碧』(読み:こうごうのみどり)が発売されました。本作は、読書メーターの「読みたい本」ランキングで月間1位を獲得し、書店員からは「一気読み!」「ラスト、あまりの展開に言葉を失った」といった興奮の声が寄せられています。
本書は、風・土・火・水の精霊たちが織り成す新しい読み味のファンタジー小説です。物語の中心には、かつて火竜に家族を焼かれた少女ナオミがいます。彼女は、風の精霊を統べる皇帝シリウスから、「私の寵姫の座を狙ってみないか?」と誘われることから物語が始まります。

物語の概要と魅力
『皇后の碧』の物語は、ナオミが後宮に入り込むことで展開されます。シリウスの後宮にはすでに皇后と愛妾が存在し、彼の胸元には「皇后の碧」と呼ばれる緑の宝石を選び抜いた首飾りが輝いています。ナオミは、なぜ自分が選ばれたのかを探りながら、後宮が抱える大きな秘密に気づいていきます。
物語は、誰が味方で誰が敵なのか、そして「皇后の碧」が真に意味するところは何かといった謎が次々と浮かび上がり、読者を引き込む新次元のファンタジーとなっています。

登場キャラクター
本作には、個性豊かなキャラクターが登場します。主要キャラクターのイラストは、イラストレーターのkokunoさんによるものです。以下に主要キャラクターを紹介します。
- 蜻蛉帝 シリウス: 風の精霊を統べる皇帝
- 少女 ナオミ: 物語の主人公
- 孔雀王 ノア: 謎に包まれたキャラクター
- 火の精霊 フレイヤ: 力強い精霊
- 皇后 イリス: シリウスの後宮にいる皇后
- 水の精霊 ティア: 優雅な水の精霊

著者・阿部智里のコメント
著者の阿部智里さんは、本作に対して「自分が好きなものを、好きなだけ盛り込んで、好きなように書いた物語です」とコメントしています。彼女は、当初の刊行予定よりも時間がかかったことを認め、「その分、納得のいく形で世に出せることを大変幸運に思っております」と述べています。
また、読者にとっても「好き」が内包された物語になっていることを願っていると語っています。彼女の思いが詰まった作品であることが伝わってきます。

書店員の評価と反響
『皇后の碧』は、発売前から多くの書店員から高い評価を受けています。以下に、書店員たちのコメントを紹介します。
- 「ファンタジーですがある意味ミステリーでもあり、ドキドキして大忙しの気持ちです。」
――文苑堂書店 富山豊田店 菓子涼子さん - 「主人公を取り巻く激動と謎。先が気になりどんどんページが進んでいった。」
――宮脇書店 総本店 栗本倫成さん - 「ずーっとこの世界に居続けたかったと心の底から思った。ラスト、あまりの展開に言葉を失った。」
――ジュンク堂書店 滋賀草津店 山中真理さん - 「壮大で美しい世界観と魅力的なストーリーに、うっとりしながら一気読み‼」
――TSUTAYA サンリブ宗像店 渡部知華さん
これらのコメントからも、本作が読者に強い印象を与えていることが伺えます。

書籍の詳細情報
『皇后の碧』の書籍情報は以下の通りです。
タイトル | 皇后の碧 |
---|---|
著者名 | 阿部智里 |
発売日 | 2025年5月29日 |
造本 | 四六判ソフトカバー |
定価 | 1,980円(税込) |
ISBN | 978-4-10-355951-1 |
詳細な書籍情報や特設サイトは以下のリンクからご覧いただけます。
『皇后の碧』は、ファンタジーとミステリーが融合した新しい物語であり、阿部智里さんの独自の世界観が楽しめる作品です。読者の期待を裏切らない内容となっており、今後の展開にも注目が集まります。
参考リンク: