2025年5月29日 ベイシアグループがザスパ群馬の株式過半数を取得し経営参画へ

ベイシアグループ、ザスパの株式過半数を取得

2025年5月29日、株式会社ベイシア（群馬県前橋市、代表取締役社長：相木 孝仁）と株式会社カインズ（埼玉県本庄市、代表取締役社長 CEO：高家 正行）は、株式会社ザスパ（群馬県前橋市、代表取締役社長：細貝 萌）が行う第三者割当増資において、発行される株式をそれぞれ引き受けることを発表しました。この結果、ベイシアとカインズの議決権保有割合はそれぞれ25.2%となり、合計で50.4%に達し、ザスパはベイシアグループのグループ会社となります。これにより、ベイシアグループはJリーグクラブチーム「ザスパ群馬」の運営に積極的に関与することになります。

ザスパ群馬の歴史と地域への貢献

ザスパ群馬は1995年に前身となる「リエゾン草津」として設立され、2002年には「ザスパ草津」と改名し、Jリーグを目指して活動を続けてきました。創成期には選手たちが温泉街で働きながら練習を重ね、地域に根差した活動を行ってきた歴史があります。群馬県全域をホームタウンとし、地域住民と共に成長してきたザスパ群馬は、群馬県唯一のプロサッカークラブとして、地域におけるスポーツの重要な役割を担っています。

ベイシアグループにとって群馬県は創業の地であり、多くの店舗を展開している重要な地域です。ベイシアは2004年12月からザスパ群馬を支援しており、現在ではオフィシャルユニフォームパートナー契約を結ぶなど、地域の活性化に向けた取り組みを行っています。両社は「群馬の誇りを共に創る」というビジョンのもと、地域の課題を解決し、群馬の誇りを創造するために連携しています。

今後の展望と経営基盤の強化

ベイシアグループは、ザスパがグループ会社となることで、同チームの運営を重要な事業の一つとして位置づけることになります。群馬県唯一のプロサッカークラブとして、県民から愛されるチームを目指し、安定した経営基盤の構築に努めていきます。これまでのクラブの伝統や歴史を尊重しながら、株主やスポンサー企業、地元自治体、企業、団体、ファン・サポーターと協力し、長期的に愛されるザスパ群馬を創り上げていく方針です。

また、2020年12月にはカインズがザスパに資本経営参加し、2024年12月には第三者割当増資を引き受けて単独筆頭株主となりました。さらに、練習環境の充実を図るために、企業版ふるさと納税を活用して前橋市ローズタウンサッカー場を寄贈するなど、経営基盤の強化にも取り組んできました。

企業概要

株式会社ザスパ

代表者：

代表取締役会長　赤堀 洋

代表取締役社長　細貝 萌

設立：

2003年2月5日

本社所在地：

群馬県前橋市富田町1674－8（GCCザスパーク内）

チーム名：

ザスパ群馬

ホームスタジアム：

正田醤油スタジアム群馬

公式サイト：

https://www.thespa.co.jp/

株式会社ベイシア

代表者：

代表取締役会長　土屋 裕雅

代表取締役社長　相木 孝仁

設立：

1996年11月

本社所在地：

群馬県前橋市亀里町900

資本金：

30億9,950万円

事業内容：

ショッピングセンターチェーンの経営

従業員数：

11,515名（2025年2月末）

店舗数：

135店舗（2025年2月末）

公式サイト：

https://www.beisia.co.jp

株式会社カインズ

代表者：

代表取締役会長　土屋 裕雅

代表取締役社長 CEO　高家 正行

設立：

1989年3月

本社所在地：

埼玉県本庄市早稲田の杜1‐2‐1

資本金：

32億6,000万円

事業内容：

ホームセンターチェーンの経営

従業員数：

13,486名（2025年2月末）

店舗数：

259店舗

公式サイト：

https://www.cainz.co.jp/

まとめ

ベイシアグループがザスパの株式過半数を取得したことにより、同グループはザスパ群馬の運営に新たな一歩を踏み出しました。地域貢献を重視し、群馬県内の自治体や企業、ファンと協力しながら、地域の誇りを共に創る活動を進めていく姿勢が伺えます。今後の展開に期待が寄せられます。

以上が、ベイシアグループがザスパの株式過半数を取得したことに関する詳細な情報です。これにより、地域に根ざした活動がさらに強化され、群馬県のスポーツ文化の発展に寄与することが期待されます。