2025年5月28日発表:クレジットカードに続く人気キャッシュレス決済はPayPayと交通系ICカード
ベストカレンダー編集部
2025年5月28日 17:14
キャッシュレス決済調査
開催日:5月28日

キャッシュレス決済の利用状況に関する調査結果
2025年5月28日、株式会社ゲンキンカは、20代から60代の男女150名を対象に実施した「キャッシュレス決済に関するアンケート」の結果を発表しました。この調査は、日常的にキャッシュレス決済を利用する人々の実態を浮き彫りにすることを目的としています。
調査結果によると、普段使っているキャッシュレス決済の中で最も多いのは「クレジットカード」であり、次いで「PayPay」や「交通系ICカード」が続いていることが明らかになりました。これにより、消費者の決済手段における選択肢が多様化していることが示されています。

キャッシュレス決済の利用ランキング
調査の中で「普段使っているキャッシュレス決済を教えてください」という質問に対する回答は以下の通りです。
順位 | 決済方法 |
---|---|
1位 | クレジットカード(VISA、JCBなど) |
2位 | PayPay |
3位 | 交通系ICカード(Suica、ICOCAなど) |
4位 | 楽天ペイ |
5位 | メルペイ |
特に注目すべきは、PayPayの利用率が交通系ICカードを上回る結果となった点です。これは、スマートフォン決済の普及が進んでいることを示唆しています。性別による傾向では、男性の方が交通系ICカードの使用率が高く、通勤などのライフスタイルが影響していると考えられます。

キャッシュレス決済の利用額と傾向
調査では、キャッシュレス決済を毎月どのくらいの額利用しているかについても質問しました。結果は以下の通りです。
利用額 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
1万円未満 | 39人 | 26% |
1万円~3万円 | 51人 | 34% |
3万円~5万円 | 29人 | 19.3% |
5万円~10万円 | 21人 | 14% |
10万円以上 | 10人 | 6.7% |
最も多かったのは「1万円〜3万円」の利用者で、全体の34%を占めました。一方で、「1万円未満」の利用者は女性に多く、少額利用の傾向が見られました。これにより、性別による消費行動の違いが浮き彫りとなっています。

後払い決済の利用状況
調査では、後払い決済の利用状況も調査されました。「メルペイスマート払い」「ペイディ」「PayPayあと払い」などの後払い決済を利用しているかという質問に対し、利用している人はわずか4.7%(7名)にとどまりました。この中で、4名が「PayPayあと払い」または「PayPayクレジット」と回答しており、スマホ決済の一部として利用されている様子が伺えます。
後払い決済の利用が限定的であることは、今後のマーケティング戦略において重要な視点となるでしょう。

バーコード決済のチャージ金額
さらに、バーコード決済を利用している方に対して、1回のチャージでどのくらいの額を入金しているかという質問も行われました。結果は以下の通りです。
チャージ金額 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
1,000円 | 5人 | 6% |
2,000円 | 6人 | 7.2% |
3,000円 | 9人 | 10.8% |
5,000~10,000円 | 22人 | 26.5% |
10,000円 | 21人 | 25.3% |
20,000円 | 4人 | 4.8% |
30,000円 | 6人 | 7.2% |
40,000円以上 | 7人 | 8.4% |
その他 | 3人 | 3.6% |
バーコード決済利用者における1回のチャージ金額の最多帯は「5,000〜10,000円」で、51.8%を占めました。この結果からは、高額すぎず、日常使いに適した金額帯が好まれていることが考えられます。
調査結果の考察
今回の調査では、キャッシュレス決済の中心がクレジットカードからバーコード決済へと移行しつつある実態が明らかになりました。また、後払い決済の普及はまだ限定的であり、性別による利用額や手段の違いも見られました。
これらの結果は、今後のマーケティングやサービス改善に役立つ貴重なデータといえるでしょう。消費者のニーズに応じた柔軟なサービス提供が求められています。
調査項目 | 結果 |
---|---|
普段使っているキャッシュレス決済 | 1位:クレジットカード、2位:PayPay、3位:交通系ICカード |
後払い決済の利用率 | 4.7% |
月間キャッシュレス決済額 | 1万円~3万円が34% |
バーコード決済のチャージ金額 | 5,000~10,000円が51.8% |
このように、キャッシュレス決済の利用状況についての詳細なデータが得られたことは、今後のビジネス戦略やサービス改善において非常に重要な情報となります。消費者のニーズや行動を理解し、適切なサービスを提供することが求められています。