2025年5月28日公開 大手消費者金融5社の利用実態アンケート結果から見える特徴とは
ベストカレンダー編集部
2025年5月28日 10:31
大手消費者金融利用調査
開催日:5月28日

大手消費者金融5社の利用実態に関するユーザーアンケート結果
ポート株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役CEO:春日博文)は、2025年3月に実施した大手消費者金融5社に関する利用者実態に関するアンケート結果を2025年5月28日に公開しました。今回の調査は、消費者金融を利用する際の年齢や年収、借入までの時間など、多角的な視点から利用実態を把握することを目的としています。
調査対象者は、20代から60代の男女513人であり、インターネットリサーチを通じて行われました。以下に調査結果の要約を示します。

1. 調査結果の要約
- 大手消費者金融カードローンで最も利用者割合が多かったのはアコム(43.3%)
- 申込時の年齢で最も多かったのは20代(44.2%)、次いで30代(32.4%)
- カードローン利用時の年収割合が多いのは「200万超~300万円以下」(24.0%)
- アンケート回答者全体の45.2%が「60分以内」に借入できている

2. 調査結果の詳細
アコムの利用割合と市場シェア
有効回答数513人のうち、アコムの利用経験があると回答した割合は43.3%と、半数近くにのぼる結果となりました。アコムが2024年3月期に公表した資料によると、個人向けカードローン市場全体においてアコムのシェア率は約20%を占めており、消費者金融を検討する多くの人がアコムを利用していることが分かります。
また、アコムの「マンスリーレポート」によると、月の成約率が40%近くになるケースも多く、約5人に2人の新規申込者が成約に至っている状況です。
年齢構成比と利用者の年収
大手消費者金融5社を利用した当時の年齢を調査したところ、20代と答えた割合が44.2%と最も多く、次いで30代が32.4%となりました。実際に大手消費者金融のアコム・プロミス・アイフルが公表する資料でも、20代の利用者割合が全体の4~6割となっています。
- アコム:57.1%
- プロミス:41.0%
- アイフル:44.9%
次に、カードローン利用時点の年収について調査したところ、「200万超~300万円以下」が123名、「300万超~400万円以下」が117名と、合わせて全体の約半数を占めています。厚生労働省のデータによると、日本の年収の中央値は約407万円であり、年収が中央値に満たない人が大手消費者金融カードローン利用者の大半を占めていることが分かります。
借入までのスピード
大手消費者金融の申込から借入までの経過時間について調査したところ、60分以内に借りられたという回答が最も多い結果となりました。実際、アンケートで30分以内~当日中に借入できたと回答した人は、513名のうち458名にのぼります。大手消費者金融の利用者は緊急度の高い借入を求める傾向があり、審査スピードで選んだと答える人も少なくありません。

3. 調査概要
今回のアンケート調査は以下のように実施されました。
- 調査対象
- 大手消費者金融の利用経験がある20~60代の男女513人(男性353人・女性160人)
- 調査方法
- インターネットリサーチ
- 調査期間
- 2025年3月7日~2025年3月18日
- 有効回答数
- 513人
- 調査担当者
- ポート株式会社 ファイナンスメディア事業部 村上敬

4. 会社概要
ポート株式会社は、東京都新宿区に本社を置き、代表取締役社長CEOは春日博文です。2011年に設立され、資本金は2025年3月末時点で2,421百万円です。また、同社は人材領域やエネルギー領域など、さまざまなサービスを運営しています。
主な運営サービスには、就活会議、キャリアパーク、キャリアパーク就職エージェント、みん就、就活の未来、イベカツなどがあります。エネルギー領域ではエネチョイスを運営しており、新規領域としてマネットカードローンも展開しています。
5. まとめ
調査項目 | 結果 |
---|---|
アコムの利用者割合 | 43.3% |
最も多い年齢層 | 20代(44.2%) |
年収構成 | 200万超~300万円以下(24.0%) |
60分以内に借入できた割合 | 45.2% |
以上の調査結果から、大手消費者金融を利用する人々の実態が明らかになりました。特に、アコムの利用が多く、年齢層や年収においても特徴が見られます。借入までのスピードも消費者金融の大きな魅力であり、今後も利用者のニーズに応じたサービスが求められると考えられます。