6月6日「梅の日」に開催、EARTH MARTで万博漬け記念式典が和歌山と天草の梅干しコラボを披露

万博漬け記念式典

開催日:6月6日

万博漬け記念式典
万博漬けって何?
万博漬けは2025年大阪・関西万博のEARTH MARTで漬けられる梅干しで、来館者に引換券が配られ2050年に食べられる食のタイムカプセルです。
記念式典では何が行われるの?
2025年6月6日の梅の日にEARTH MARTで梅干しの漬け作業が公開され、紀州梅の会と天草市がコラボし、梅干しや天然塩の無償配布もあります。

小山薫堂シグネチャーパビリオン「EARTH MART」での特別なイベント

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のシグネチャーパビリオン「EARTH MART」では、特別なイベントが開催されます。2025年6月6日、「梅の日」に行われる「万博漬け記念式典」では、熊本県・天草市と和歌山県・紀州梅の会がコラボレーションし、梅干し作りのプロセスが披露されます。このイベントは、万博のテーマ事業プロデューサーである小山薫堂氏がプロデュースし、特別な意味を持つものとなります。

記念式典には、梅の提供を行う紀州梅の会(会長:真砂充敏氏)と、天然塩を提供する熊本県天草市(市長:馬場昭治氏)が参列し、万博漬けを通じて初めての梅干し作りのコラボレーションが実現します。

小山薫堂シグネチャーパビリオン「EARTH MART」6月6日「梅の日」に「万博漬け記念式典」開催 画像 2

万博漬けとは何か

万博漬けとは、2025年大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「EARTH MART」で実際に漬けられる梅干しのことです。この梅干しは、万博開幕日から来館者に配布される引換券を通じて、2050年に食べられることを目指しています。これは、長期保存が可能な梅干しを使用し、万博の思い出を未来へと託す「食のタイムカプセル」としての役割を果たします。

また、EARTH MARTでは来館者が未来へのメッセージを記入した「絵馬カード」を展示し、万博終了後には熊野本宮大社でご祈祷の上、2050年まで紀州梅の会が梅干しと共に保管します。

和歌山・紀州の伝統と天草の天然塩のコラボレーション

今回のイベントでは、2025年に和歌山県で収穫された青梅を夢洲会場に搬送し、パビリオン内で梅干しとして塩漬けされます。梅干しは、日本の伝統的な食材であり、梅を塩で漬けることで特別な技術なしに長期保存が可能です。梅は古くから薬としても重用されてきました。

近年では、梅の成分に関する研究が進んでおり、クエン酸やβカロテン、梅ポリフェノールなどの効用が科学的に実証されています。和歌山県は全国の梅の収穫量の6割以上を占める地域であり、江戸時代初期から梅の栽培が盛んに行われてきました。水はけが良く、通気性の良い土壌と温暖で湿潤な気候が梅の生育に最適です。

また、梅干しを漬ける塩には、天草の天然塩「あまくさンソルト」が使用されます。この塩は、ミネラル豊富で、複数の製造者が参画して作るブレンド塩です。天草の天然塩は、有明海、八代海、東シナ海の3つの海に囲まれた地域で採れる海水を原料としており、精製塩とは異なりさまざまなミネラルが含まれています。

記念式典の詳細

記念式典は、2025年6月6日(金)「梅の日」に、午前11時から約45分間、夢洲会場内のEARTH MART前で開催されます。式典では、EARTH MARTのプロデューサーである小山薫堂氏、紀州梅の会の真砂会長、天草市の馬場市長が登壇し、万博漬けの開始を祝います。また、紀州梅の会が実際に漬ける梅の一部を公開する漬け作業も行われます。

さらに、当日は「梅の日」を記念して、EARTH MARTの来館者を対象に、梅干しやあまくさンソルトの無償配布(数量限定)が予定されています。

EARTH MARTの紹介

「EARTH MART」とは、食といのちの循環に触れ、未来へのヒントと出会う空想のスーパーマーケットです。伝統や文化、社会課題、テクノロジーなど、食の現在をニュートラルに見つめ直し、食べることの喜びと、次の時代にいのちをつむいでゆくヒントを探す旅に誘います。

詳細については、EARTH MARTの公式ウェブサイトやInstagramをご覧ください。

イベント名 開催日 場所 登壇者 内容
万博漬け記念式典 2025年6月6日(金) 大阪・関西万博 夢洲会場内 EARTH MART 前 小山薫堂、真砂充敏、馬場昭治、くまモン、きいちゃん 梅干し漬け作業、無償配布

このように、万博漬け記念式典は、和歌山県と熊本県のコラボレーションを通じて、梅干しの伝統と未来をつなぐ重要なイベントとなります。各地域の特産品や文化が融合し、来館者にとっても貴重な体験となることでしょう。

参考リンク: