2025年4月24日オープン 大阪阿倍野の古民家カフェと保護猫ルーム「ホーリーハウス」
ベストカレンダー編集部
2025年5月27日 10:47
ホーリーハウス開業
開催日:4月24日

保護ねこルームと古民家カフェが融合した「ホーリーハウス」
2025年4月24日、大阪市阿倍野区に新たにオープンした「ホーリーハウス」は、築70年以上の古民家を改装した保護ねこルームと自然派和食カフェが併設された施設です。この施設は、NPO法人CATS WELCAREが運営しており、訪れる人々が癒しと交流を楽しむことを目的としています。
1階ではこだわりの自然派料理を提供し、2階では保護猫とのふれあいを楽しむことができます。来場者が支払った飲食代の一部は、保護猫たちの飼育費用に充てられ、直接的な支援につながります。

NPO法人CATS WELCAREの活動背景
NPO法人CATS WELCAREは、2019年に設立され、2023年に法人化されました。主な活動は、保護活動や譲渡活動を通じて、庇護を受けられない猫たちに安住の場所を提供し、幸せな家庭へと導くことです。
これまでに300匹以上の猫を新しい家庭に送り出してきましたが、保護の依頼は増加傾向にあります。近年の環境省の統計によると、行政による犬・猫の殺処分数は減少していますが、単身高齢者の増加に伴い、飼育困難となるケースが増えています。このため、民間団体だけでは対応が難しい状況が続いています。

「ホーリーハウス」の施設詳細
「ホーリーハウス」は、1階に「猫と暮らす自然派ご飯のお店~夏目」、2階に「保護ねこルーム CATS WELCARE あべの店」を併設しています。1階のカフェでは、国産野菜を使った自然派料理が楽しめ、特に「森を食べるご飯」は、自然の恵みを五感で感じることができる一皿です。
また、カフェタイムには和菓子の名店「餅匠しづく」のお菓子も提供され、四季折々の美しい和菓子を楽しむことができます。これにより、訪れた人々は、心も体も満たされる贅沢な時間を過ごすことができます。

1階のカフェ「夏目」
「夏目」では、古民家の温かな空間で、素材の味を引き出した料理を提供しています。特に、季節の野菜をふんだんに使用した料理は、体に優しく、自然のエネルギーを感じさせてくれます。
- 木漏れ日御膳 – 食べることをゆっくり楽しむ工夫が凝らされたお料理。
- 優しいスパイスキーマカレー – 辛さを抑え、優しい味わいに仕上げました。
このように、カフェは料理だけでなく、訪れる人々に癒しの空間を提供することを目指しています。

2階の保護ねこルーム
2階の「保護ねこルーム」では、様々な背景から保護された猫たちが新しい家族との出会いを待っています。このルームの目的は、里親になることだけでなく、猫たちに人との温かい交流の機会を提供することです。
人懐こい猫たちが多く待っており、ただ猫と触れ合って癒されたいという方も大歓迎です。保護ねこルームの利用料やカフェの飲食代は、猫たちの保護費用に充てられます。

ホーリーハウスの設立背景とホーリーの物語
「ホーリーハウス」の設立には、クラウドファンディングが大きく影響しました。607名の支援者から1,200万円以上の支援を受け、2025年4月のオープンを実現しました。その際、当団体のシェルターにいた猫「ホーリー」は、特に深い意味を持つ存在でした。
ホーリーは、劣悪な環境で暮らしていた野良猫で、保護後は人を信じるようになりましたが、難病を抱えていました。彼は新しい家族との出会いを待つことなく、亡くなってしまいました。そのため、ホーリーの名を冠した「ホーリーハウス」は、彼の思いを受け継いだ場所となりました。

店舗情報
「ホーリーハウス」の詳細情報は以下の通りです。
店舗名 | ホーリーハウス |
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所在地 | 大阪市阿倍野区三明町1丁目8-26 |
オープン日 | 2025年4月24日 |
定休日 | 月曜日(祝日の場合は営業、翌平日が休み) |
1F営業時間 | 火曜~日曜 11:00~18:00 |
2F営業時間 | 火曜~日曜 12:30~18:00 |
このように、「ホーリーハウス」は、保護猫と人々が共に過ごし、癒しの時間を共有できる場所として、多くの人々に愛されることを目指しています。訪れることで、保護猫たちの支援にもつながるこの新しい施設をぜひ体験してみてはいかがでしょうか。
参考リンク: