2025年5月開催のCITE JAPANでテクノーブルが環境部門金賞「ブルーアップサイクル」を発表
ベストカレンダー編集部
2025年5月27日 10:27
CITE JAPAN 2025出展と受賞
開催期間:5月14日〜5月16日

第12回 化粧品産業技術展(CITE JAPAN 2025)の概要
2025年5月14日(水)から16日(金)の3日間にわたり開催された第12回化粧品産業技術展 CITE JAPAN 2025は、過去最大規模とされる盛況なイベントでした。参加企業や来場者が一堂に会し、最新の技術や製品が紹介される中、株式会社テクノーブルはその中で注目を集めました。
テクノーブルは、1961年の創業以来、60年にわたって機能性化粧品の研究開発と製造販売を行っており、今回の展示会では「結MUSUBI」をテーマに、地域や人々との連携から生まれた新たな美容成分を紹介しました。

アワード金賞受賞の「ブルーアップサイクル BLUE UPCYCLE™」
今回の展示会において、テクノーブルは環境部門のアワードで金賞を受賞しました。この受賞の対象となったのは、産官連携による異業種コラボレーションで、海草コアマモを紙資源と美容成分にアップサイクルする取り組みである「ブルーアップサイクル BLUE UPCYCLE™」です。
このプロジェクトは、海草コアマモを活用し、化粧品業界の枠を超えた新しいサスティナビリティの形を提案しています。海草コアマモは、通常廃棄される資源ですが、これを紙の原料や美容成分として再利用することで、環境への負荷を軽減しつつ新たな価値を創出することを目指しています。

アワードの選考プロセス
CITE JAPANにおけるアワードは、展示された製品や技術の中から、化粧品業界への貢献度や革新性、インパクトが優れたものを選出します。審査は、有識者による事前選考と来場者の投票によって行われ、最終的に金賞、銀賞、銅賞が決定されます。
テクノーブルは2021年、2023年に続いて3大会連続でアワードを受賞しており、これは同社の持続的な努力と革新性の証と言えるでしょう。
新製品の発表と技術発表
CITE JAPAN 2025では、テクノーブルが新たに開発した製品も紹介されました。特に注目されたのは、国産ホワイトラベンダー花エキスを用いた「セルフブライトニング」機能を持つ新製品です。この製品は、地域の特産品を活用し、肌の本来の明るさを引き出すことを目的としています。
また、長年の研究に基づいて開発された天然乳化を可能にする乳酸菌発酵米に関する技術発表も行われました。この技術は、経皮吸収促進作用やその作用機序についての新たな知見を提供し、スキンケア製品の効果を高める可能性を示唆しています。
展示の様子と来場者の反応
テクノーブルのブースは、来場者から多くの関心を集め、製品や技術の説明を受ける人々で賑わいました。展示された「ブルーアップサイクル BLUE UPCYCLE™」や新製品のデモンストレーションは、訪れた人々に新しい化粧品の可能性を感じさせるものでした。
来場者からは、環境への配慮と美容成分の両立を実現する取り組みに対する高い評価が寄せられ、テクノーブルの活動が今後の化粧品業界におけるサスティナビリティの重要な一歩であるとの声も聞かれました。
テクノーブルの今後の取り組み
テクノーブルは、アワード受賞に慢心することなく、今後も真摯に研究開発を続けていく方針です。皮膚科学に基づいた消費者の肌の悩み解決と、持続可能な社会への貢献に向けた取り組みを強化していく意向を示しています。
また、テクノーブルは「機能性とサスティナビリティ」という二つの軸を持った開発を進め、常に一歩先のイノベーションを目指しています。これにより、美容成分業界における新たな潮流を生み出すことを期待されています。
まとめ
イベント名 | 第12回化粧品産業技術展 CITE JAPAN 2025 |
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開催日 | 2025年5月14日(水)~16日(金) |
受賞内容 | アワード金賞(環境部門) |
受賞プロジェクト | ブルーアップサイクル BLUE UPCYCLE™ |
新製品 | セルフブライトニング国産ホワイトラベンダー花エキス |
技術発表 | 乳酸菌発酵米の経皮吸収促進作用 |
テクノーブルは、環境に配慮した新たな取り組みを通じて、化粧品業界におけるサスティナビリティの重要性を伝えています。今後の活動に期待が寄せられています。