2025年夏開始のPHR活用健康アドバイスサービス、万博で実証された最新技術を日常に

PHR健康アドバイス開始

開催日:7月1日

PHR健康アドバイス開始
このサービスってどうやって健康情報を取り込むの?
スマホで健康診断の紙を撮影するだけで、専用アプリが自動でデータ化し、個別の健康アドバイスを提供します。手軽に利用可能です。
個人情報は安全に管理されているの?
はい。BIPROGYと三井不動産が開発した「Dot to Dot」で安全にデータ連携し、プライバシー保護に配慮した仕組みで管理されています。

パーソナルヘルスレコード(PHR)を活用した健康アドバイスサービスの提供開始

2025年5月26日、株式会社ウェルクルは、Arteryex株式会社、三井不動産株式会社、BIPROGY株式会社、一般社団法人UDCKタウンマネジメントと共同で、パーソナルヘルスレコード(PHR)を活用した新しい健康アドバイスサービスを2025年夏から提供開始することを発表しました。このサービスは、個々の健康情報をもとに最適化されたアドバイスを提供し、日々の生活改善を支援することを目的としています。

PHRは、生涯にわたる個人の健康・医療に関する情報を一元管理する仕組みであり、スマートフォンを使って健診結果を簡単に取り込むことができるため、利便性が高いのが特徴です。具体的には、Arteryexの「パシャっとカルテ」を使用して、紙の健康診断結果を撮影するだけで、ウェルクルの「W(ダブリュー)」が分析した判定結果や健康情報を確認できます。

パーソナルヘルスレコード(PHR)を活用して、個人ごとに最適化された健康アドバイスを提供 画像 2

サービスの特徴と利点

本サービスの最大の特徴は、生活習慣病予防につながる健康アドバイスを提供することです。具体的には、以下のような利点があります。

  • 簡単なデータ取り込み:スマートフォンでの撮影により、手間なく健康診断情報をデジタル化。
  • 個別対応の健康アドバイス:分析結果に基づいた、個々の生活習慣に合わせたアドバイスを受けることが可能。
  • 安全なデータ連携:BIPROGYと三井不動産が共同開発した「Dot to Dot」を使用し、プライバシーを保護しつつデータを安全に連携。

このように、PHRを活用したサービスは、日常生活における健康管理を効率的に行えるように設計されています。

大阪ヘルスケアパビリオンでの実証実験

この新サービスは、EXPO2025 大阪・関西国際博覧会の大阪ヘルスケアパビリオンで実証された仕組みを基にしています。特に、ゴールデンウイーク期間中の出展では、多くの来場者が体験ブースを訪れ、個別の食事アドバイスを受けるシステムに対する関心が高まりました。

来場者からは、「こういう仕組みが日常にあれば嬉しい」との声や、「健康診断は受けるだけで安心していたが、データ連携されれば健康管理が容易になる」といった感想が寄せられました。このような反響は、本サービスが日常生活にどのように役立つかを示す重要な指標となります。

今後の展開と期待される効果

今後は、UDCKTMが中心となり、神戸スマートシティや柏の葉スマートシティでの実証を進め、生活者に向けたサービスとしての効果を検証していく予定です。また、引き続き5社で連携し、健康増進に課題がある企業や自治体向けにサービス提供にも取り組んでいきます。

このように、PHRを活用した健康アドバイスサービスは、個々の健康管理を効率化し、健康寿命の延伸を目指す重要な取り組みとなります。特に、データの安全な取り扱いやプライバシー保護に配慮した仕組みは、今後のヘルスケア業界における新たなスタンダードとなることが期待されます。

まとめ

項目 内容
サービス名 パーソナルヘルスレコード(PHR)を活用した健康アドバイスサービス
開始時期 2025年夏
主要機能 スマートフォンでの健康診断結果の取り込み、個別健康アドバイスの提供
参加企業 株式会社ウェルクル、Arteryex株式会社、三井不動産株式会社、BIPROGY株式会社、一般社団法人UDCKタウンマネジメント
実証実験場所 EXPO2025 大阪・関西国際博覧会、大阪ヘルスケアパビリオン
今後の展開 神戸スマートシティ、柏の葉スマートシティでの実証

このように、PHRを活用した健康アドバイスサービスは、個人の健康管理を効率的に行うための新たな手段として、今後の展開が非常に期待されます。利用者が自身の健康状態を把握し、日常生活に役立てることができるこのサービスは、健康寿命の延伸に寄与する可能性を秘めています。