5月23日開始!ASUENEにCDP生成AI回答機能が追加され業務効率化を実現

CDP生成AI機能追加

開催日:5月23日

CDP生成AI機能追加
ASUENEってどんなサービスなの?
ASUENEはCO2排出量の見える化や削減をサポートするクラウドサービスで、企業の環境情報開示を支援します。
CDP生成AI回答機能って何ができるの?
CDP生成AI回答機能は、企業のCDPへの回答作成をAIで効率化し、作業時間を大幅に削減する新機能です。

CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」に新機能追加

アスエネ株式会社は、2025年5月23日に、同社が提供するCO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」に「CDP生成AI回答機能」を追加したことを発表しました。この新機能は、企業が国際的な枠組みであるCDP(Carbon Disclosure Project)に対して行う回答業務を効率化するものであり、生成AIを活用することで、作業工数を大幅に削減し、企業の脱炭素及びESG経営を支援します。

CDPは、企業の環境情報開示を評価する重要な指標であり、気候変動に対する企業の取り組みがますます重要視されています。しかし、CDPの質問は膨大で専門性が高く、初めて取り組む企業にとっては大きなハードルとなっていました。このような背景から、アスエネは新たな機能を開発し、企業がよりスムーズにCDPへの回答を行えるようにしました。

CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」に「CDP生成AI回答機能」を追加 画像 2

「CDP生成AI回答機能」の詳細

新たに追加された「CDP生成AI回答機能」は、アスエネが保有するCDP回答コンサルティングの知見と過去の模範的な回答データを基に、AIが企業ごとに最適な回答案を自動生成するものです。この機能により、企業は1クリックで高品質な回答案を取得することが可能となり、従来数十時間を要していた回答作成の作業を大幅に短縮することができます。

具体的には、以下のような機能が含まれています:

  • 自動生成機能:企業ごとに最適化された回答案をAIが生成。
  • 算定データとの連携:ASUENEに蓄積された企業の算定データと連携し、定量的な項目にも対応。
  • 専門コンサルタントによる確認:初期案の回答作成において、専門コンサルタントによる確認・追記を行うことで、より高度な企業ごとの最適な回答作成を支援。

この機能の導入により、企業はCDPへの回答にかかる業務負荷を大幅に軽減し、より正確で効果的な情報開示が可能になります。

CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」に「CDP生成AI回答機能」を追加 画像 3

企業のサステナビリティへの対応

近年、企業のサステナビリティに対する取り組みは、投資家や取引先からの評価項目としてますます重要視されています。気候変動への対応状況を定量的かつ透明性高く報告する必要性が高まり、CDPへの対応が広がっています。しかし、多くの企業がCDPの質問に対する回答作成に膨大な時間を要するという課題に直面しています。

アスエネは、2024年度に業界トップクラスの210件のCDP回答支援を実施し、支援先の約9割でスコアを維持または向上させる成果を上げています。特に、前年度のスコアがFからB(未回答からマネジメントレベル)では、99%がスコアを維持または向上させた実績があります。このような実績を基に、生成AIの導入により、企業のCDP回答にかかる業務負荷をさらに軽減し、情報開示の精度を向上させることを目指しています。

「ASUENE」の機能とサービス内容

「ASUENE」は、複雑なCO2排出量算出業務をサポートするために設計されたクラウドサービスです。このサービスは、温室効果ガスやCO2排出量の算出・可視化、削減・カーボンオフセット、Scope1-3のサプライチェーン排出量の報告・情報開示を支援します。

さらに、以下のような高度なコンサルティング支援にも対応しています:

  • CDP
  • SBTi(Science Based Targets initiative)
  • CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive)
  • ICP(Investment Climate Platform)
  • TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)
  • TNFD(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures)
  • 削減支援

これにより、企業は自社の環境影響を適切に把握し、持続可能な経営を実現するための情報を得ることができます。

アスエネ株式会社の概要

アスエネ株式会社は、東京都港区に本社を構え、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」を提供しています。代表取締役CEOは西和田浩平氏で、資本金は75億2,700万円です。

同社は、以下のようなサービスを展開しています:

  • CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「ASUENE」
  • ESG評価クラウドサービス「ASUENE ESG」
  • GX・ESG人材特化型転職プラットフォーム「ASUENE CAREER」

また、グループ会社として、カーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」や、脱炭素・非財務情報の第三者検証・保証、アドバイザリーサービス「アスエネヴェリタス」、SaaS事業者向けAPI連携プラットフォーム「Anyflow」を展開しています。

まとめ

項目 内容
サービス名 ASUENE
新機能 CDP生成AI回答機能
機能の目的 CDPへの回答業務の効率化
導入効果 作業工数の大幅削減、情報開示の精度向上
企業のサステナビリティ支援 CDP、SBTi、CSRDなどへの対応支援
会社名 アスエネ株式会社

今回の「CDP生成AI回答機能」の追加により、企業はより効率的に環境情報を開示し、脱炭素経営を推進することが期待されます。アスエネの取り組みは、企業のサステナビリティに対する意識を高め、持続可能な社会の実現に寄与するものとなるでしょう。