9月24日開催!スロベニア観光局が東京で観光ワークショップを実施
ベストカレンダー編集部
2025年5月22日 17:12
世界ミツバチの日イベント
開催期間:9月24日〜9月26日

「世界ミツバチの日」を祝う特別イベントが開催
2025年5月20日、スロベニアパビリオンにおいて「世界ミツバチの日」(World Bee Day)を記念した特別イベントが開催されました。このイベントは、スロベニア観光局(STB)の主催により実施され、日本のメディア関係者約20名が参加しました。目的は、スロベニアの豊かな自然や文化遺産、サステナビリティへの取り組みを観光という視点から紹介することです。
「世界ミツバチの日」は、スロベニアが提唱し、国連が制定した国際的な記念日であり、スロベニアが生物多様性の保全や持続可能な観光、国際協力の重要性を広める機会となります。本イベントは、スロベニアパビリオン館長であるサーシャ・レバン氏の歓迎の挨拶から始まり、続いて2025年日本国際博覧会協会副事務総長の櫟真夏氏が謝辞を述べました。

多彩なプログラムが展開されたイベント
イベントでは、スロベニア産はちみつのテイスティングや、伝統文化である「養蜂箱アート」の実演が行われました。参加者は実際に絵を描く体験を通じて、スロベニアの文化に触れることができました。櫟氏は、イベントの意義について「生物多様性の保全と持続可能な暮らしに対する共通の責任を象徴する日であり、スロベニアの創造的な参加を実感した」と述べています。
また、イベントの中では、スロベニアと日本の登壇者によるパネルディスカッションが行われました。登壇者には、国際連合事務次長補のマーヘル・ナセル氏や、スロベニア観光局のアナ・サブシェク氏、日本におけるスロベニア産はちみつのインポーターである宮地藤雄氏などが名を連ねました。彼らは、花粉媒介者の重要性や異文化交流、自然との共生について語り合いました。

スロベニアの観光資源とサステナビリティ
ディスカッションでは、特にスロベニア東部の観光地「ポムリエ地域」が紹介されました。この地域は、スロベニア、オーストリア、ハンガリー、クロアチアの4カ国が交差する場所に位置し、温泉や美食、アウトドア体験など多彩な観光資源を有しています。ルカチ氏は、「ポムリエ地域の約半分はEUの自然保護区に指定されており、ユネスコの生物圏保存地域にも登録されています」と述べ、自然保護の重要性を強調しました。
また、アナ・サブシェク氏は、スロベニアの四季折々の観光体験を紹介し、個人旅行からファミリー向けまで多様な旅行者層に向けた魅力を伝えました。スロベニアの自然の中でのアクティビティや温泉地、美食体験は、観光客にとって安全で安心して過ごせる環境を提供しています。

スロベニアの養蜂文化と「世界ミツバチの日」の意義
スロベニアは養蜂文化の発祥地のひとつとされ、アピツーリズム(養蜂をテーマにした観光)が盛んです。ミツバチの重要性を学べる体験型ツーリズムとして、各地でハチミツ植物園や博物館が展開されています。スロベニア全地域でアピツーリズムが公式に認証されており、世界でも先進的な養蜂観光地として評価されています。
「世界ミツバチの日」は、スロベニアの養蜂家アントン・ヤンシャの誕生日に由来し、ミツバチと花粉媒介者の重要性を広めることを目的としています。この記念日は、食料安全保障や生物多様性の保全、持続可能な農業、貧困の解消にも寄与するものです。

スロベニア観光局の今後の展望
スロベニア観光局は、関西万博を通じてさらなる国際的認知の向上を目指しています。今後のイベントとして、以下の2つが予定されています。
- 9月24日:東京にて観光ワークショップを開催
- 9月26日:大阪にて旅行業界向けプレゼンテーションを実施
スロベニア観光局のディレクター、マヤ・パク・オライ氏は、「万博はスロベニアのアイデンティティや価値観を国際的に発信する重要な場であり、自然、文化、持続可能性が融合した観光資源を共有できることを誇りに思います」と述べています。
イベント名 | 開催日 | 場所 | 主催 | 参加者数 |
---|---|---|---|---|
世界ミツバチの日特別イベント | 2025年5月20日 | スロベニアパビリオン | スロベニア観光局 | 約20名 |
このイベントを通じて、スロベニアの豊かな自然や文化、サステナビリティに対する取り組みが広く伝えられました。スロベニアの観光資源は、国際的な視点からも非常に魅力的であり、今後の活動にも期待が寄せられます。
参考リンク: