富士フイルムの新カメラ「X half」5月23日から体験イベント開催
ベストカレンダー編集部
2025年5月22日 16:45
X half体験イベント
開催期間:5月23日〜5月25日

フィルム撮影体験をデジタルで再現する「X half」
富士フイルム株式会社が発表した新しいコンパクトデジタルカメラ「X half(製品名:FUJIFILM X-HF1)」は、240gという軽量ボディでありながら、フィルムライクな写真表現を楽しむことができる製品です。このカメラは、1963年に発売された「FUJICA Half」をモチーフにしており、フィルムカメラの魅力をデジタルで再現・進化させたものです。
2025年6月下旬の発売を予定しており、写真愛好家から初めてデジタルカメラを使用する方まで、幅広いユーザーに愛用されることを目指しています。特に、アナログな撮影体験を提供することに重点を置いており、フレーム切り替えレバーによる操作が特徴です。

「X half」の特長と機能
「X half」は、通常のデジタルカメラとは異なり、アスペクト比が横3:縦4という独自の仕様を採用しています。この設計により、縦構図の静止画や動画を簡単に撮影することができ、特に縦型の光学ファインダーと液晶モニターが装備されているため、縦構図の作品撮影が容易になります。
さらに、2枚の縦構図の写真を組み合わせて1つの画像として撮影できる「2in1」機能も搭載されており、ストーリー性のある作品を作成することが可能です。この機能は、静止画と動画の組み合わせにも対応しています。

フィルムシミュレーションと新しい撮影フィルター
「X half」では、フィルムシミュレーション機能を通じて、様々な色調表現を楽しむことができます。13種類のモードを搭載しており、被写体やシーンに応じて最適なフィルムを選ぶ感覚で撮影ができます。特に「REALA ACE」など、忠実な色再現性とメリハリのある階調表現を実現しています。
- PROVIA
- Velvia
- ASTIA
- CLASSIC CHROME
- REALA ACE
- CLASSIC Neg.
- NOSTALGIC Neg.
- ETERNA
- ACROS STD
- ACROS+ Ye FILTER
- ACROS+ R FILTER
- ACROS+ G FILTER
- SEPIA
新たに開発されたフィルターには、ライトリーク、ハレーション、期限切れフィルムなどがあり、フィルムカメラ特有の描写表現をデジタルでも楽しむことができます。また、グレイン・エフェクトを使用することで、フィルム写真の独特な粒状感を再現し、静止画や動画の質感を調整することが可能です。

撮影体験の再現とアプリの活用
「X half」には、フィルムカメラでの一連の撮影体験を再現した「フィルムカメラモード」が搭載されています。このモードでは、液晶モニターを使わずに光学ファインダーのみで撮影ができ、フレーム切り替えレバーを操作することで次の撮影に進むことができます。撮影した画像は、規定の枚数を撮り切った後にのみ確認できるため、どんな作品に仕上がっているかのワクワク感を体験することができます。
また、専用アプリ「X half」を使用することで、撮影した静止画や動画をスマートフォンに転送し、ギャラリー形式で鑑賞することが可能です。さらに、スマホプリンター“チェキ”「instax™ Link」シリーズを通じて、撮影した作品をプリントすることもできます。

軽量で高品位なデザイン
240gという軽量でコンパクトなボディは、日常的に持ち歩くことができるサイズで、どこでも気軽に撮影を楽しむことができます。クラシックカメラの魅力を再構成した高品位なデザインも特徴的で、操作感にもこだわりが見られます。絞りリングやフレーム切り替えレバーの操作感は、アナログ操作の心地よさを感じさせるものとなっています。
背面液晶の操作には、スワイプやフリックのタッチ操作を取り入れ、直感的に設定を変更できるユーザーインターフェースを実現しています。光学ファインダーを使用することで、最大880枚の撮影が可能で、バッテリー残量を気にせずに撮影に没頭することができます。

「X half」体験イベントの情報
富士フイルムは、「X half」のタッチ&トライコーナーやセルフポートレート撮影、カメラレンタルなどを含む体験イベントを開催します。このイベントは、下北沢のBONUS TRACKにて、2025年5月23日から25日までの間、毎日11:00から18:00まで実施されます。参加者は実際に「X half」を手に取り、その機能や特長を体験することができます。
イベントの詳細は以下の通りです:
項目 | 内容 |
---|---|
イベント名 | シモキタシャッター -話す。撮る。遊ぶ。カメラでつながる- |
日時 | 2025年5月23日(金) 〜 25日(日) 11:00 〜 18:00 |
場所 | 下北沢・BONUS TRACK |
このように、「X half」はフィルムカメラの魅力をデジタルで再現し、撮影の楽しさを凝縮した製品です。特に、軽量性や多彩な機能、アプリとの連携など、現代のユーザーに向けた魅力的な要素が盛り込まれています。
最後に、この記事で紹介した「X half」の特長や機能を以下にまとめます。
特長 | 詳細 |
---|---|
軽量ボディ | 240gで持ち運びやすい |
フィルムライクな表現 | フィルムシミュレーションやグレイン・エフェクトを搭載 |
2in1機能 | 縦構図の写真を組み合わせて撮影可能 |
フィルムカメラモード | 撮影枚数を設定し、撮影後に画像確認 |
専用アプリ | スマホへの転送、プリントが可能 |
以上が「X half」に関する情報です。この製品は、フィルムカメラの魅力をデジタルで再現し、撮影体験を進化させた一台として、多くのユーザーに支持されることが期待されます。
参考リンク: