サステナビリティ×工芸の新たな挑戦「ORIZARA」大阪万博で5月27日から展示

饗宴!日本美の世界

開催期間:5月27日〜6月1日

饗宴!日本美の世界
「ORIZARA」って何なの?
「ORIZARA」は、使用済みのヘアカラー剤アルミチューブや新聞刷版を再利用して作られたアルミ製の工芸品です。
「饗宴!匠が演じる日本美の世界」ってどんなイベント?
これは、日本各地の職人やクリエーターが集まり、伝統技術を披露する展示イベントで、大阪・関西万博で開催されます。

タカラベルモント×金森合金×読売新聞社の共同プロジェクト「サステナビリティ×工芸」

2025年5月22日、タカラベルモント株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長兼社長:吉川秀隆)は、株式会社金森合金(本社:石川県金沢市、代表取締役23代目:金森和治)、株式会社読売新聞大阪本社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:田中隆之)と共同で、「サステナビリティ×工芸」プロジェクトを始動することを発表しました。

このプロジェクトでは、使用済みのヘアカラー剤アルミチューブや新聞印刷時に使用する刷版と呼ばれるアルミ製の板を活用した工芸品「ORIZARA」を制作し、大阪・関西万博内のギャラリーEASTで展示・販売を行います。展示期間は2025年5月27日(火)から6月1日(日)までです。

タカラベルモント×金森合金×読売新聞社共同で「サステナビリティ×工芸」プロジェクト始動。使用済みのヘアカラー剤アルミチューブや新聞刷版に、江戸時代から受け継がれた技術、工芸の力で新たな命を。 画像 2

「ORIZARA」のコンセプトと素材

「ORIZARA」は、3社が初めて共同制作したアルミ製の器であり、大阪・関西万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に共鳴し、「未来社会の実験場」をコンセプトとして誕生しました。このプロジェクトは、持続可能な社会の実現を目指し、新たなアイデアを創造・発信することを目的としています。

「ORIZARA」の製造に使用される素材は、タカラベルモントが開発した業務用ヘアカラー製品から出る使用済みアルミ製チューブ容器と、読売新聞社が新聞印刷時に使用する刷版と呼ばれるアルミ製の板です。これらの素材は、江戸時代1714年に創業した金森合金が300年以上にわたり受け継いできた金属精錬と砂型鋳造技術を用いて再生されます。

タカラベルモント×金森合金×読売新聞社共同で「サステナビリティ×工芸」プロジェクト始動。使用済みのヘアカラー剤アルミチューブや新聞刷版に、江戸時代から受け継がれた技術、工芸の力で新たな命を。 画像 3

制作の流れ

「ORIZARA」の制作過程では、まず高温の炉で使用済みのアルミチューブや刷版を溶解します。この際、チューブ内に残ったカラー剤や新聞印刷用のアルミ板に残ったインクは燃焼し、活用が可能になります。金森合金の砂型鋳造技術によって、これらの素材から新しい工芸品が生み出されます。

タカラベルモント×金森合金×読売新聞社共同で「サステナビリティ×工芸」プロジェクト始動。使用済みのヘアカラー剤アルミチューブや新聞刷版に、江戸時代から受け継がれた技術、工芸の力で新たな命を。 画像 4

「ORIZARA」のデザインと販売情報

「ORIZARA」のデザインは、タカラベルモントが担当しており、同社が出展参加する「大阪ヘルスケアパビリオン」の展示モチーフである「インフレータブル構造」の原点でもある「折り紙」からインスピレーションを得ています。金森合金の確かな技術と現代の感性が交差し、次の世代に継承される工芸品として丁寧に仕上げられています。

「ORIZARA」は、以下のサイズと価格で販売されます:

  • 中皿:税込み5,500円
  • 小皿:税込み4,000円
タカラベルモント×金森合金×読売新聞社共同で「サステナビリティ×工芸」プロジェクト始動。使用済みのヘアカラー剤アルミチューブや新聞刷版に、江戸時代から受け継がれた技術、工芸の力で新たな命を。 画像 5

出展イベント「饗宴!匠が演じる日本美の世界」

「ORIZARA」は、2025年5月27日(火)から6月1日(日)まで開催される「饗宴!匠が演じる日本美の世界 powered by MUFG工芸プロジェクト」にて初めて展示・販売されます。このイベントでは、日本各地に根差した伝統の技や感性を継承する職人、工芸家、クリエーターたちの作品が集結し、50人を超える匠たちが展示やステージイベントを展開します。

イベントの詳細は以下の通りです:

名称 饗宴!匠が演じる日本美の世界 powered by MUFG工芸プロジェクト
期間 2025年5月27日(火)~6月1日(日)10:00~19:00(最終日は16:00まで)
会場 ギャラリーEAST、ポップアップステージ南(大阪・関西万博会場内)
主催 読売新聞社
協賛 三菱UFJフィナンシャル・グループ

金森合金の背景

金森合金は、1611年に加賀藩主前田利長の命を受けて高岡鋳物の礎を築いた金森弥右衛門にルーツを持つ1714年創業の鋳物会社です。金属精錬技術と伝統的砂型鋳造を継承し、工業分野から生活のシーンを彩る工芸分野まで、多様な製品を供給しています。地球上の限られた鉱物を循環させ、次の300年に続くものづくりを継承するため、金森合金は様々な取り組みを行っています。

タカラベルモントの企業概要

タカラベルモント株式会社は、1921年に創業し、理美容・化粧品事業やデンタル・メディカル事業を展開しています。2021年には創業100周年を迎え、持続可能な社会を目指し、「美と健康をかなえる」プロフェッショナルと共に進化を続けています。

タカラベルモントは、大阪・関西万博「大阪ヘルスケアパビリオン」のプレミアムパートナーとしても活動しており、現在「量子飛躍する美の世界」を展示中です。

まとめ

タカラベルモント、金森合金、読売新聞社の3社が共同で展開する「サステナビリティ×工芸」プロジェクトは、使用済みのヘアカラー剤アルミチューブや新聞刷版を利用し、持続可能な社会の実現を目指す取り組みです。工芸品「ORIZARA」の展示・販売は、2025年5月27日から6月1日まで大阪・関西万博内で行われます。

以下に本プロジェクトの主要な情報を整理しました:

プロジェクト名 サステナビリティ×工芸
工芸品名 ORIZARA
展示・販売期間 2025年5月27日(火)~6月1日(日)
展示場所 大阪・関西万博内ギャラリーEAST
販売価格 中皿:5,500円、小皿:4,000円(税込)

このプロジェクトは、持続可能性を重視した工芸品の制作を通じて、伝統技術の継承と新たな価値の創造を目指しています。

参考リンク: