獺祭 未来を作曲、5月22日より大阪万博で販売開始!音楽と酒の新たな融合

獺祭 未来を作曲販売開始

開催期間:5月22日〜10月13日

獺祭 未来を作曲販売開始
獺祭 未来を作曲ってどんな日本酒なの?
獺祭 未来を作曲は、音楽を発酵タンクに聴かせて作られた特別な日本酒で、オーストリアと旭酒造のコラボ商品です。
この日本酒はどこで買えるの?
2025年5月22日から大阪・関西万博のオーストリアパビリオンで販売され、5月23日以降は関西の酒販店や百貨店でも購入可能です。

オーストリアと旭酒造のコラボレーション日本酒「獺祭 未来を作曲」の発表

旭酒造株式会社(本社:山口県岩国市、代表取締役社長:桜井一宏)は、2025年5月22日、オーストリアとのコラボレーションによる特別な日本酒「獺祭 未来を作曲」を発表しました。この商品は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のメンバーによる「フィルハーモニック・テイスト」と、日本センチュリー交響楽団が演奏したヨハン・シュトラウスⅡ世の「入り江のワルツ」を編集し、発酵段階の獺祭のタンクに聴かせて仕上げたものです。

この特別な日本酒は、2025年大阪・関西万博のオーストリアパビリオンにて販売が開始され、オーストリアと日本の文化交流を象徴する商品となります。

オーストリアと旭酒造のコラボレーション日本酒「獺祭 未来を作曲」を発表~大阪関西万博オーストリアパビリオンにて販売開始~ 画像 2

製造過程と時系列

「獺祭 未来を作曲」の製造には、いくつかの重要なステップがありました。以下にその時系列を示します。

  1. 2024年4月:オーストリア連邦産業院総裁のハラルド・マーラーが旭酒造蔵を訪問し、協力覚書を締結。
  2. 2024年8月:ウィーン・フィルハーモニーのメンバーによる六重奏と日本センチュリー交響楽団が「入り江のワルツ」を録音。
  3. 2024年10月:録音された音源が旭酒造に届き、発酵タンクに聴かせる作業が開始。
  4. 2025年3月:「獺祭 未来を作曲」が完成。
  5. 2025年5月22日:オーストリアパビリオンにて販売開始。
  6. 2025年5月23日:関西の酒販店、百貨店、ホテルでの販売開始予定。
  7. 2025年10月13日:大阪関西万博の閉幕まで販売。
オーストリアと旭酒造のコラボレーション日本酒「獺祭 未来を作曲」を発表~大阪関西万博オーストリアパビリオンにて販売開始~ 画像 3

技術的側面と酒質の変化

「獺祭 未来を作曲」の精米歩合は、同じく「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」と同じ23%です。しかし、この日本酒の特異性は、音楽を聴かせることで酒質に変化をもたらす点にあります。

音楽を聴かせることによる酒質の変化は、音から出る振動がタンク内の酵母に影響を与えることから生じます。タンクには音振装置が取り付けられ、発酵段階にある30日から35日間の間、継続的な振動が行われます。このプロセスにより、酒中に溶けているガスが抜けやすくなり、酵母の動きに変化を与えることで、酒質に新しい魅力が生まれます。

オーストリアと旭酒造のコラボレーション日本酒「獺祭 未来を作曲」を発表~大阪関西万博オーストリアパビリオンにて販売開始~ 画像 4

関係者の言葉

このプロジェクトには多くの関係者が関与しており、それぞれの思いが込められています。

ハラルド・マーラー(オーストリア連邦産業院総裁)
「オーストリアと日本は、品質、職人技、伝統への深い敬意を共有しています。私たちが目指しているのは、日本とオーストリアの魅力や強みを結びつけることです。」
桜井一宏(旭酒造株式会社社長)
「私たちは、人に感動を与える美味しいお酒は、音楽と同じように人間社会になくてはならない存在であると強く信じています。」
アンドレアス・グロースバウアー(ウィーン・フィルハーモニーのメンバー)
「音楽の「美」、獺祭という酒造りの「智」、そしてオーストリア連邦産業院の「支え」。この三つが結びついた時、そこに生まれたのは「愛」でした。」
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商品情報と販売詳細

「獺祭 未来を作曲」の商品情報は以下の通りです。

商品名 容量 聴かせた曲 演奏家 精米歩合 アルコール分 希望小売価格 販売期間
獺祭 未来を作曲 カートン入り 720ml ヨハン・シュトラウスⅡ世「入り江のワルツ」 ウィーン・フィルハーモニーのメンバーからなる六重奏、日本センチュリー交響楽団 23% 15度 7,273円(税抜)/ 8,000円(税込) 2025年5月22日~10月13日

この特別な日本酒は、大阪関西万博の公式行事でのお披露目後、関西の酒販店や百貨店、ホテルでも販売される予定です。

オーストリアと旭酒造のコラボレーション日本酒「獺祭 未来を作曲」を発表~大阪関西万博オーストリアパビリオンにて販売開始~ 画像 6

今後の展望とコラボレーション

さらに、2024年12月31日には、旭酒造会長の桜井博志がウィーンを訪問し、アウガルテン及びロブマイヤーの工房を訪問することが決定しています。双方の酒器に「獺祭」のロゴマークを付したコラボレーション酒器が作成される予定です。

アウガルテンは1718年創業の歴史ある磁器工房で、精巧で高品質な職人技が評価されています。また、ロブマイヤーは1823年創業のガラス工房で、伝統と現代性が融合した製品を提供しています。

まとめ

「獺祭 未来を作曲」は、オーストリアと日本の文化の融合を象徴する特別な日本酒です。音楽と酒造りが結びつくことで、新たな価値が生まれました。このプロジェクトは、両国の友好関係を深め、持続可能な経済連携へと発展することを目指しています。

項目 内容
商品名 獺祭 未来を作曲
販売開始日 2025年5月22日
販売終了日 2025年10月13日
希望小売価格 7,273円(税抜)/ 8,000円(税込)
精米歩合 23%
アルコール分 15度

このように、オーストリアと日本の文化を融合させた「獺祭 未来を作曲」は、今後の展開にも期待が寄せられています。

参考リンク: