売れるネット広告社とかっこ株式会社の協業でD2C不正注文対策を強化!5月20日発表
ベストカレンダー編集部
2025年5月20日 18:47
不正注文対策強化
開催日:5月20日

売れるネット広告社グループとかっこ株式会社の協業強化
2025年5月20日、売れるネット広告社グループ株式会社(以下、売れるネット広告社)は、D2C(ネット通販)事業者向けに展開しているランディングページ特化型クラウドサービス『売れるD2Cつくーる』において、かっこ株式会社との協業を強化することを発表しました。この提携により、かっこ株式会社が提供する不正検知サービス「O-PLUX Payment Protection」との連携を深化させ、D2C事業者の利益を守るための“不正検知ロジック”の共同開発・展開を本格的に推進していくことが目的です。

D2C業界が直面する不正注文の現状
近年、D2C業界では不正注文や不正決済が深刻な問題となっています。2024年のクレジットカード不正利用被害額は過去最高の555億円に達し、D2C事業者の42%以上が、なりすましや転売、代引き拒否などの悪質な注文による損失を経験しています。この状況は事業の継続性を脅かすものであり、今や「攻めのマーケティング」と同等に「守りのインフラ」が求められる時代となっています。
不正注文対策の重要性
不正注文の増加は、D2C事業者にとって大きなリスクであり、企業の利益に直接的な影響を与えます。悪質な注文は、商品を販売する際の信頼性を損ない、結果的に顧客の離脱を招く恐れがあります。したがって、D2C企業は不正注文対策を強化する必要があります。
新たな不正注文対策パッケージの内容
売れるネット広告社とかっこ株式会社の提携により、D2C業界に特化した不正注文対策パッケージがアップデートされました。この新しい対策パッケージでは、以下のような高度な対策群が共同設計・実装されています。
- AI×人力PDCAによる不正注文のリアルタイムブロック
- なりすまし/転売の兆候を多角的に検知するロジックの追加
- エラーメッセージや判定ルールのカスタマイズ対応
- 住所の真偽判定(ジオテクノロジーズ株式会社)による虚偽排除
- 3Dセキュア/セキュリティコード/クレジットマスター対策の完備
- 不正被害企業向けに専門チームによる“実務支援コンサル”の提供
これにより、D2C企業は「初回価格を悪用した繰り返し注文」や「架空住所による転売」、「チャージバック」といった深刻な収益ロスに対して、事前に水際でブロックできる体制を整えることが可能となります。
今後の展開と業績への影響
今回の業務提携により、『売れるD2Cつくーる』は単なるLP最適化ツールから、“売上と利益の両方を守る総合D2C支援インフラ”へと進化します。提携発表直後から、複数の大手通販企業より導入要望や問い合わせが急増しており、今後のクロスセル展開や契約単価の上昇による収益貢献が期待されています。
現時点では、この提携が売れるネット広告社の連結業績に与える影響は軽微と考えられていますが、かっこ株式会社との業務提携により、サービスの信頼性や導入率、契約単価などの向上が見込まれ、中長期的には業績の向上に寄与するものと捉えられています。
企業理念と今後のビジョン
売れるネット広告社は、「最強の売れるノウハウ®を用いて関わるすべての企業を100%成功に導くことで世界中にたくさんのドラマを創る」という企業理念のもと、D2C事業者の持続可能な成長を支援していく方針です。今後も、D2C業界における不正注文対策の強化を通じて、事業者の利益を守るための取り組みを推進していくことが期待されます。
まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
協業企業 | 売れるネット広告社グループ株式会社、かっこ株式会社 |
プロジェクト名 | D2C不正注文 撲滅プロジェクト |
不正検知サービス | O-PLUX Payment Protection |
不正注文対策の主な内容 | AI×人力PDCAによるリアルタイムブロック、なりすまし検知、住所の真偽判定など |
業績への影響 | 軽微だが中長期的な業績向上が期待される |
このように、売れるネット広告社とかっこ株式会社の協業により、D2C事業者にとっての不正注文対策が大きく前進することが期待されます。両社の取り組みがどのように業界全体に影響を与えるのか、今後の動向に注目が集まります。
参考リンク: