MAGOとShinwaが提携、6月から新プロジェクトが始動しアート市場を変革
ベストカレンダー編集部
2025年5月19日 21:47
MAGOとShinwa提携
開催日:6月1日
美術家・長坂真護、Shinwa Wise Holdings株式会社と業務提携へ
2025年5月19日、MAGO CREATION株式会社(以下「MAGO CREATION」)の代表取締役である美術家・社会起業家・経営者の長坂真護(以下「MAGO」)は、アートオークション事業を展開するShinwa Wise Holdings株式会社(以下「Shinwa」)と業務提携を結ぶことを発表しました。この提携は、経営強化、市場拡張、事業価値向上を目的とし、両社にとって重要なステップとなります。
MAGOとは:文化と経済、社会貢献性のバランスを取る経営者
MAGOは、美術家の枠にとどまらず、アートを起点に国際的な事業開発や社会貢献、収益モデルの確立を同時に行ってきました。彼の実績は以下の通りです:
- 2023年に経済産業省CRD経営指標「mcss」で全国1位を獲得(小売業部門52,000社中)
- アート年間売上は6億円超、累計流通額は30億円超を実現
- 2022年には上野の森美術館での個展の年間動員数が10万人を突破
- 売上を再投資し、ガーナのアグボグブロシーで77人の雇用を創出(2025年4月時点)。2030年には1万人の雇用を目指す
- 2026年にはスタンフォード大学APARC客員研究員として「アート+サステナブル資本主義」を研究予定
こうした背景を持つMAGOは、「アート×経済×社会性」を兼ね備えた次世代型の経営者として、Shinwaの発展に寄与し、新たな価値の創出を共に目指します。
提携の目的──既存株主の価値を高める“共創型経営”へ
Shinwaは創業以来、日本のアート市場で数多くの価値ある作品を扱い、アーティストやコレクターとの信頼関係を築いてきました。本提携は、Shinwaが新たな時代に対応する経営基盤を構築するための重要な一歩と位置づけられています。特に、最近の市場環境や経営体制の再構築が求められる中で、提携は中長期的な企業価値向上に資するものとされています。
提携における具体的な取り組みは以下の通りです:
- 短期的な売上拡大と利益体制の強化: MAGO作品および関連アーティスト作品を中心に、オークション事業やアートフェア出展、特別展示を国内外で加速し、2025年下期以降の売上成長に貢献する事業ラインを複数展開予定です。
- 中長期的なブランド価値と株主資産の向上: MAGOが提唱する「サステナブル・キャピタリズム」は、短期的収益と中長期的価値の両立を基本としています。
- デジタル市場への新規参入: アートテックやデジタルアートを活用した新たなマーケットの構築を進め、既存の収益基盤に加え、新規顧客層との接点拡大が見込まれています。
- 文化資産としてのギャラリースペース活用: オークション営業日以外のギャラリーの空き時間をMAGOグループの創作拠点・展示空間として再活用します。
2025年6月以降の展望:国内外からの注目と変革
2025年6月より、MAGO主導による新プロジェクトが順次始動します。この提携を基に、国内外の主要クリエイター、投資家、学術機関と連携した「新しいアート経済圏」の構築が進められます。具体的な展開としては以下のようなものが予定されています:
- グローバルアートフェアおよびオークションへの出展(モナコ、イギリス、アメリカなど)
- 海外投資家・ファンドとのネットワーク構築(社会投資型モデル)
- グローバルサウス地域でのアートを介したサステナブルな雇用創出モデルの発表
これらのプロジェクトは、文化的意義を持ちながら、Shinwaの株主価値の持続的な向上を目指した設計となっています。
Shinwa株主の皆様へ──共に進む未来へのメッセージ
今回の提携は、過去の文化を否定するのではなく、それを未来に引き継ぐ共創型の再構築です。アートという「感性」、経営という「数字」、社会という「意義」を融合させ、MAGOはこの企業と未来を共に創ります。
2025年6月から新体制での本格始動を迎え、これは単なるスタートではなく、Shinwaの既存株主の皆様と共に「企業価値とは何か」を再定義しながら、未来を創る挑戦です。
今後の展開スケジュール(予定)
以下は今後の展開スケジュールです:
| 年 | イベント |
|---|---|
| 2025年 夏 | MAGO個展・チャリティオークションの開催 |
| 2025年 秋 | 国内外のアートフェア出展/海外プロジェクト発表 |
| 2026年 | スタンフォード大学APARCでのアート&サステナブル・キャピタリズム研究活動開始 |
| 2028年 | グローバルサウス、アフリカ地域での都市再生プロジェクト始動 |
| 2030年 | ガーナにて「スラム雇用創生サステナブルタウン」発表・国際ファンド設立予定 |
長坂真護は「サステナブル・キャピタリズム」とは、既存価値に対する再文脈化を通じて経済・文化・社会各層への持続的かつ高い価値還元を実現する新しい経営のかたちであると述べています。Shinwa株主の皆様と共に、未来に誇れる企業価値を創っていくことに期待が寄せられています。
参考リンク: