広島電鉄の新システムMOBIRY DAYSが9月スタート!キャッシュレスで便利に

MOBIRY DAYS開始

開催日:9月1日

MOBIRY DAYS開始
MOBIRY DAYSって何なの?
MOBIRY DAYSは広島電鉄が提供する新しいクラウド型乗車券システムで、キャッシュレス決済に対応しています。
PASPYはどうなるの?
PASPYは2025年3月に廃止されますが、交通系ICの利用はMOBIRY DAYSで引き続き可能です。

広島電鉄の新乗車券システム「MOBIRY DAYS」とキャッシュレス決済の導入

2025年5月19日、株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(以下、TMN)は、広島電鉄株式会社(以下、広島電鉄)が提供する新しい乗車券システム「MOBIRY DAYS(モビリーデイズ)」において、交通系ICなどのキャッシュレス決済導入に向けた取り組みに参画することを発表しました。この新システムは、地域活性化に貢献することを目的としています。

TMNは、情報プロセシング事業を強化し、地域社会の活性化を推進する方策として、「MOBIRY DAYS」への取り組みを進めていきます。

広島電鉄の新乗車券システム「MOBIRY DAYS」における交通系ICなどキャッシュレス決済導入をサポートします 画像 2

「MOBIRY DAYS」の特徴と利便性

「MOBIRY DAYS」は、2024年9月に提供を開始する新しいクラウド型の乗車券システムです。このシステムの導入に伴い、既存の乗車券サービス「PASPY」は2025年3月に廃止されますが、交通系ICの利用は引き続き可能です。しかし、従来の車内乗車口の設置端末での決済方法が変更され、係員のハンディ端末による操作が必要になります。この変更により、利便性の維持が大きな課題となっています。

新システムでは、TMNのクラウド型決済サービスと並行運用することで、専用端末1台で交通系ICの利用が可能となります。TMNのクラウド型決済サービスは、全国で100万台を超える決済端末と接続しており、その豊富な実績が評価され採用に至りました。

キャッシュレス決済の普及と地域交通の未来

政府のキャッシュレス化推進施策により、地域公共交通でのキャッシュレス決済システムが広がっていますが、高額な更新費用を理由に交通系ICの対応を取りやめる事業者が増えている現状も見受けられます。広島電鉄は、このような状況を踏まえ、キャッシュレス決済の普及に向けた取り組みを強化しています。

「MOBIRY DAYS」は、定期券の購入やチャージをスマートフォンアプリやWebサイトから行うことができ、スマートフォンアプリのQRコードまたは専用ICカードで乗り降りが可能です。このような利便性の向上は、地域住民や観光客にとっても大きなメリットとなります。

トランザクション・メディア・ネットワークスの取り組み

TMNは、決済とマーケティングを融合させた情報プロセシング事業を推進しています。具体的には、クラウドPOSやハウスプリペイド・ID統合などの新しい取り組みを展開しており、2011年には国内で初めてクラウド型電子決済の商用化を実現しました。

TMNの決済サービスは、電子マネーを中核に、クレジットカード、QR・バーコード決済、ハウスプリペイドなど、さまざまな決済手段をワンストップで提供しています。これにより、スーパーやコンビニエンスストアなど、幅広い業態での利用が可能となり、100万台を超える決済端末がTMNのゲートウェイに接続されています。

会社概要と今後の展望

TMNの代表取締役は大高 敦氏で、会社の本社は東京都中央区に位置しています。設立は2008年3月で、資本金は61億6510万円(2025年3月末時点)です。詳細については、公式ウェブサイトをご覧ください。

TMNは、今後も交通領域でのサービス提供の拡大を目指し、持続可能な地域交通に貢献していく方針です。

まとめ

広島電鉄の新乗車券システム「MOBIRY DAYS」は、交通系ICなどのキャッシュレス決済導入を支援することで、地域活性化に寄与することを目指しています。以下に、本記事で紹介した内容をまとめました。

項目 内容
システム名 「MOBIRY DAYS」
提供開始日 2024年9月
廃止されるサービス 「PASPY」
決済方式 交通系IC、スマートフォンアプリ、QRコード
TMNの役割 情報プロセシング事業の推進
会社設立年 2008年
資本金 61億6510万円

このように、「MOBIRY DAYS」は新しい時代の交通システムとして、多くの人々に利便性を提供し、地域の活性化に寄与することが期待されています。

参考リンク: