出羽三山「石段詣」が1万人突破!4月26日から11月まで受付中
ベストカレンダー編集部
2025年5月17日 18:49
石段詣1万人突破
開催期間:4月26日〜11月15日

「石段詣」巡礼者が1万人を突破!
2025年5月17日、出羽三山神社の「石段詣」が累計1万人を突破したことが発表されました。このイベントは、一般社団法人DEGAM鶴岡ツーリズムビューローと出羽三山神社が共同で実施しており、新型コロナウイルスの影響を受けた2021年6月から始まりました。参加者は、身近な巡礼体験として多くの旅行者に支持され、コロナ収束後もその人気は衰えることがありませんでした。
この記念すべき瞬間には、大阪府から訪れた岡本さんと静岡県から訪れた島嵜さんが、出羽三山神社の阿部宮司や羽黒山伏と共に祝福を受けました。特別御朱印が揮毫された御朱印帳と普段は頒布されていない特別授与品も贈呈されました。

「石段詣」について
「石段詣」とは、出羽三山のひとつ羽黒山に広がる、樹齢350年以上の杉並木の中を2,446段の石段を踏みしめて参拝する特別な体験です。このプロセスでは、結界を意味する白いお注連(おしめ)を身につけ、自分を見つめなおす機会を得ることができます。羽黒山の静謐な美しさと1400年以上の歴史が、訪れる人々の五感を満たします。
石段の参道では、国宝である羽黒山五重塔も参拝できるため、歴史や文化に触れながら心を整えることができます。訪問者は、身に着ける白いお注連をお持ち帰りいただけ、注連に付ける「縁紐(えにしひも)」も選ぶことができます。縁紐は願いに合わせた色を選ぶことができ、その初穂料は石段の整備費用として活用されます。

注連の色と意味
色 | 意味 |
---|---|
赤 | 恋愛運 |
黄 | 財運 |
緑 | 健康運 |
紫 | 学業成就 |
白 | 生業運 |
このように、参加者は自らの願いに合わせた色を選ぶことができ、巡礼の意義を深めることができます。

体験者の声とデジタル調査の導入
DEGAMでは、旅行者のより良い滞在のためにデジタルIT調査に力を入れています。石段詣の一環として、出発時と到着時にスマートフォンでQRコードを読み取ることで、参拝時間や現在位置を把握できるシステムが導入されました。このシステムを利用することで、体験者は到着時にアンケートに回答し、特別授与品の抽選に参加できる特典を受けることができます。
体験者からは、「ありがとう」という感謝の言葉が最も多く寄せられ、「楽しかった」「良かった」「清々しい」などのポジティブなフィードバックが目立ちます。特に、県外からの旅行者の比率が約8割を占めていることも、このイベントの人気の一因と考えられます。

体験者の感想
- 「参拝して良かったです。今ここにある事を感じられる参道でした。」(50代・女性)
- 「自然の中をゆっくりとめぐることで心が洗われるような体験でした。」(40代・男性)
- 「自然豊かで、神社も沢山で滝も素敵で大変気持ちの良い石段詣でした。」(20代・女性)
- 「特別な体験でした。神道、仏教あらゆる思想の融合が感じられ不思議な気持ちでした。」(20代・女性)
これらの感想からも、参加者が心身ともにリフレッシュできる体験を得ていることが分かります。

「石段詣」の概要と今後の展望
「石段詣」は、以下のような概要で実施されています。
項目 | 詳細 |
---|---|
実施 | 出羽三山神社 |
連携 | (一社)DEGAM鶴岡ツーリズムビューロー、静岡県立大学経営情報学部、出羽三山「生まれかわりの旅」推進協議会 |
受付期間 | 2025年4月26日(土)~11月中旬 |
初穂料 | 注連1,000円/本、縁紐 各色200円/本 |
受付場所・時間 | 随神門授与所(9:00~15:00頃)、山頂参集殿(8:40~15:00頃) |
所要時間 | 片道 約1時間~1時間半 |
また、2024年には約20年ぶりに国宝羽黒山五重塔の大改修が完了し、2026年には12年に一度の「午年御縁年」が控えています。これにより、多くの参拝者が見込まれ、出羽三山の観光振興がさらに進むことが期待されています。
出羽三山神社及び石段詣に関する詳細な情報は、公式サイトや関連リンクからも確認できます。
最後に、この記事で紹介した「石段詣」の内容を簡潔にまとめると、以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
実施主体 | 出羽三山神社、DEGAM鶴岡ツーリズムビューロー |
参加者数 | 1万人突破(2025年5月17日) |
石段の段数 | 2,446段 |
受付期間 | 2025年4月26日~11月中旬 |
初穂料 | 注連1,000円、縁紐200円 |
このように、「石段詣」は多くの人々にとって心身をリフレッシュする貴重な体験となっています。出羽三山の自然と歴史を感じながら、身近な巡礼体験を楽しむことができるこのイベントは、今後も多くの旅行者に支持され続けることでしょう。
参考リンク: