クレディセゾン、全社員に約100万円の決算賞与を7月4日に支給予定
ベストカレンダー編集部
2025年5月17日 09:42
クレディセゾン決算賞与支給
開催日:7月4日
クレディセゾンが全社員に約100万円の決算賞与を支給
株式会社クレディセゾン(代表取締役(兼)社長執行役員 COO:水野 克己)は、全社員に対し、総額978,000円の決算賞与を支給することを決定しました。この決算賞与は、2025年5月15日に発表された決算に基づき、期初の経常利益公表値を超過したことによるもので、支給は2025年7月4日を予定しています。
この賞与は、ファントム・ストックや持株会など、社員が株価を意識して業務に取り組むことで企業価値向上を図る取り組みの一環として実現されました。クレディセゾンは、単なる賃上げにとどまらず、株価を意識した経営を推進しており、社員の挑戦や成長を後押しする仕組みを構築しています。
背景と目的
クレディセゾンは、2017年から全社員を無期雇用の正社員とし、同一労働同一賃金の実現や、全社員統一の人事制度を導入するなど、社員の成長を促進する取り組みを行ってきました。2022年11月25日には、全社員を対象にした決算賞与制度の導入を発表し、業績連動型の報酬制度を採用しています。
この制度では、期初計画を超過した単体経常利益の一定割合の2/3を現金、1/3をファントム・ストックで支給する仕組みを採用しており、社員の企業価値や経営参画に対する意識を高めています。また、持株会制度への加入も推進しており、持株会は1,000円からの少額購入が可能で、奨励金10%も付与されます。2025年3月現在、持株会の加入率は53.8%に達しています。
業績連動型決算賞与の特徴
全社員に同額の支給をすることにより、年収が低い社員ほど理論年収に対しての上昇率が高くなるという特徴があります。これにより、全社員が企業の成長に貢献する意識を持つことが期待されます。
決算賞与の内訳
今回の決算賞与は、以下の内訳で支給されます:
| 年度 | 支給額 | 条件 |
|---|---|---|
| 2024年度 | 484,000円 | 2025年3月末に在籍、支給時在籍者 |
| 2022年度 | 360,000円 | 2023年3月末株価の2倍を上限価格に設定、2023年3月末に在籍、支給時在籍者 |
| 2023年度 | 134,000円 | 2024年3月末に在籍、支給時在籍者 |
このように、決算賞与は各年度ごとに異なる条件に基づいて支給され、社員の在籍状況が重要な要素となります。
代表取締役会長CEO 林野 宏のメッセージ
クレディセゾンの代表取締役会長CEOである林野 宏は、決算賞与支給の決定について次のように述べています。「日本の実質賃金が横ばいの中、社員一人ひとりの努力と創意工夫を評価し、ファントム・ストックというユニークな手法を通じて全員に同額で還元するものです。」
林野は、社員が自由に発想し行動することで成長してほしいと願っており、生成AIでは再現できない好奇心や情熱から生まれる仕事に夢中になってほしいと語っています。また、クレディセゾンは常にイノベーションに挑戦し、既存の枠組みを破壊することで成長してきたと強調しています。
今後の展望
クレディセゾンは、2030年に目指す姿である「GLOBAL NEO FINANCE COMPANY ~金融をコアとしたグローバルな総合生活サービスグループ~」に向けて、DXを活用しながら、グローバル事業、ファイナンス事業、ペイメント事業の推進力をさらに加速させる方針です。社員一丸となって、時価総額1兆円規模を目指し、成長戦略を推進していくことを明言しています。
社員の努力が企業の未来を築いていく原動力であるとの信念を持ち、共に新しいステージへと進んでいくことを期待しています。
社員への発表と反響
2025年5月16日に開催された社内イベント「タウンホールミーティング」において、社長の水野より社員に対して決算賞与額の発表が行われました。この発表に対して、会場からは大きな拍手が沸き起こり、社員の期待感が表れました。
クレディセゾンは、全社員が企業価値や株価、経営参画に対する意識をより一層向上させ、持続的な企業成長を実現し続けることを目指しています。
まとめ
クレディセゾンが全社員に支給する約100万円の決算賞与は、企業価値向上を目指す取り組みの一環として実施されます。以下に、今回の決算賞与に関する重要なポイントをまとめます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 支給対象 | 全社員 |
| 総額 | 978,000円 |
| 支給日 | 2025年7月4日 |
| 決算賞与制度の導入 | 2022年11月25日発表 |
| 持株会加入率 | 53.8%(2025年3月現在) |
これらの取り組みにより、クレディセゾンは社員のモチベーション向上と企業の持続的な成長を目指しています。
参考リンク: