日東工業、2025年4月から初任給と正社員給与を大幅引き上げ

給与改定発表

開催日:4月1日

日東工業の初任給はどのくらい上がるの?
2025年度から、大学院卒は320,000円、大学卒は300,000円、高校卒は260,000円に引き上げられます。
正社員の給与はどう変わるの?
正社員の月例給与は平均約24.5%引き上げられ、月例給与と賞与の比率が見直されます。

初任給の引き上げおよび給与水準の改定について

日東工業株式会社(本社:愛知県長久手市、取締役社長 黒野 透)は、2025年度における新卒初任給の引き上げおよび正社員の月例給与水準の改定を発表しました。この決定は、企業の成長の源泉として「人財」を重視し、働きやすい環境整備と働きがい向上に継続的に取り組む姿勢の一環として行われます。

このプレスリリースでは、具体的な給与改定の内容やその他の人的資本への投資について詳しく解説します。

1. 新卒初任給の引き上げ

日東工業では、2025年度に入社する新卒社員の初任給を大幅に引き上げることを決定しました。以下は、初任給の改定前後の比較です。

学歴 2024年度(改定前) 2025年度(改定後) 引き上げ金額(率)
大学院卒 250,000円 320,000円 +70,000円(28.0%)
大学卒 230,000円 300,000円 +70,000円(30.4%)
高校卒 190,000円 260,000円 +70,000円(36.8%)

このように、大学院卒での初任給は250,000円から320,000円に、大学卒は230,000円から300,000円に、高校卒は190,000円から260,000円に引き上げられます。これにより、学生にとって魅力的な職場環境が整備されることが期待されます。

2. 正社員の月例給与水準の引き上げ

さらに、日東工業は正社員の月例給与水準も改定します。以下にその内容を示します。

  1. 月例給与を70,000円引き上げる給与改定を実施します。この際、一部の社員については月例給与と賞与の比率を見直し、賞与原資から月例給与へシフトを行います。
  2. 昇格・昇給による賃金改定も実施されます。

これらの改定を合わせると、正社員の月例給与水準は平均約24.5%の引き上げとなります。これにより、社員の働きがい向上が図られることが期待されます。

3. その他の人的資本への投資

日東工業では、初任給や給与水準の引き上げに加え、人的資本への投資として以下の取り組みも行っています。

  • 定年後再雇用社員の待遇見直し: 定年後再雇用社員の働き方と給与水準を正社員と同等にする「エルダー社員制度」を導入します。
  • 転勤手当の新設: 転勤生活を行う社員の精神的・経済的サポートを目的とした手当を新設します。
  • 通勤手段の拡大: 自宅から通勤可能な範囲を広げるため、一部の社員を対象に新幹線や有料道路を利用した通勤を可能とする制度を導入します。
  • ワークエリア限定申請制度の新設: 社員のライフステージに応じた柔軟な働き方が選択できるように、全国の営業所が勤務地となるセールス職を対象に勤務エリアの申請制度を新設します。
  • キータレント人財の育成: 海外トレーニー制度やDX人財育成プログラムなど、人財育成戦略の一環として様々なプログラムを導入します。

これらの取り組みを通じて、日東工業は人財価値の向上と企業価値の向上に努めてまいります。

まとめ

日東工業株式会社が発表した初任給の引き上げおよび給与水準の改定は、企業の成長を支えるための重要な施策です。以下に、今回の改定内容を整理しました。

項目 内容
新卒初任給の引き上げ 大学院卒320,000円、大学卒300,000円、高校卒260,000円(いずれも2025年度)
正社員の月例給与水準 平均約24.5%の引き上げ
定年後再雇用社員の待遇見直し エルダー社員制度の導入
転勤手当の新設 転勤生活を行う社員へのサポート
通勤手段の拡大 新幹線・有料道路通勤の制度導入
ワークエリア限定申請制度の新設 柔軟な働き方の選択肢提供
キータレント人財の育成 海外トレーニー制度やDX人財育成プログラムの導入

これらの施策により、日東工業はより良い職場環境を提供し、企業の持続的な成長を目指します。

参考リンク: