ニナファーム、5月16日に広州でマイクロバイオーム研究施設を開設
ベストカレンダー編集部
2025年5月16日 11:21
広州研究施設開設
開催日:5月16日
ニナファーム、広州に新たなマイクロバイオーム研究施設を開設
ニナファームは、Sethic Innovation Laboと共にスキンケア分野のマイクロバイオーム研究を推進するため、中国広州市に新たなグローバル研究施設を開設しました。この新設された研究施設は、次世代ソリューション開発を目的とし、今後の研究活動において重要な役割を果たすことが期待されています。
2025年5月16日、ニナファームは大阪・関西万博の年次イノベーションイベントにおいて、広州に新設されたWellcare Innovation Center内にマイクロバイオーム研究施設を開設することを発表しました。この発表は、同社のグローバルな研究開発拠点の拡大における重要な節目となります。
開所式の概要と出席者
開所式には、在広州フランス総領事のシルヴァン・フルリエール氏が出席し、フランスと中国の美容、科学、イノベーション分野における良好な関係について言及しました。フルリエール氏は、両国のさらなる連携に期待を示し、産業間連携の重要性と、フランスの美容業界による環境持続性および生物多様性保全への取り組みを再確認しました。
また、開所式には以下のような中国側の関係機関要職者が多数出席しました:
- 黄建華氏(黄埔区市場監督管理局 副局長)
- 謝志傑氏(広東省医薬科学監督学会 会長)
- 陳天氏(上海日化協会 副事務局長)
Wellcare Innovation Centerの特徴
新設されたWellcare Innovation Centerには、約2,000万元が投じられ、Sethicにとって2か所目のグローバル研究施設となります。このセンター内には5つの応用ラボと試験センターが設置されており、原料処理から処方設計、評価・分析まで一貫した技術サービスを提供する体制が整えられています。
マイクロバイオーム研究の重要性がスキンケア分野で高まる中、Sethicは独自技術をこの分野の先端に位置づける方針を示しています。広州の新センターは、マイクロバイオーム技術の応用をさらに推進し、健康・美容・栄養科学における国際協力を深める拠点として機能することが期待されています。
中国市場における戦略と今後の展望
Sethic Innovation Laboのジャンイヴ・ブルクセル代表は、中国市場における長寿分野の専門性をさらに広げ、中国のトップ10ブランドへの主要供給者になることを目指していると語りました。この発言は、同社が中国市場においてどれほどの意欲を持っているかを示すものです。
さらに、Sethicのグローバル知的資産マネージャーであるエリザベス・ブルゴワ氏は、同社が中国の茶業界との歴史的な関係を背景に長年にわたり事業基盤を築いてきたことを明らかにしました。2003年から広州に拠点を構え、イノベーション、持続可能性、国際協調を重視する経営戦略を一貫して実行してきたことが強調されました。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | Wellcare Innovation Center |
| 所在地 | 中国・広州 |
| 投資額 | 約2,000万元 |
| 目的 | スキンケア分野のマイクロバイオーム研究推進 |
| 出席者 | シルヴァン・フルリエール氏、黄建華氏、謝志傑氏、陳天氏 |
ニナファームとSethic Innovation Laboの新たな研究施設の開設は、スキンケア分野におけるマイクロバイオーム研究の発展を促進し、国際的な協力を深める重要なステップとなります。今後の展開に注目が集まる中、両社の活動がどのように進化していくのか、期待が寄せられています。