篠原有司男の個展「青春真っ只中!」が5月29日から京都で開催
ベストカレンダー編集部
2025年5月16日 10:42
篠原有司男個展開催
開催期間:5月29日〜6月18日
篠原有司男の個展「青春真っ只中!」が京都 蔦屋書店で開催
京都 蔦屋書店は、2025年5月29日(木)から6月18日(水)までの期間、93歳の前衛アーティスト篠原有司男の個展「青春真っ只中!」を開催します。この展示は、京都髙島屋 S.C.[T8]の5階エキシビションスペースで行われ、篠原の作品を通じて彼の独自の視点やエネルギーを感じることができる貴重な機会となります。
篠原有司男は1969年にアメリカに渡り、現在もニューヨークを拠点に活動を続ける日本を代表する前衛アーティストです。彼の作品は、アートとパフォーマンスを融合させた革新的なアプローチで知られ、特に「ボクシングペインティング」が有名です。この技法は1959年から1961年にかけて実験的に実践され、篠原は「いい絵を描こうと思って本当にいい絵を描けるわけがない。だから思考が追いつく前に素早く打つんだ」と述べています。
展示内容と作品の特徴
本展では、2000年以降に制作されたボクシング・ペインティングを中心に、新作も含めて展示されます。篠原有司男は93歳という高齢にもかかわらず、作品には純粋なエネルギーが満ち溢れており、観覧者に強い印象を与えることでしょう。
以下は展示される作品の一部です:
- 《雪原を走る野生の七面鳥》(2013)
サイズ:H183×W340㎝/キャンバスにアクリル絵の具 - 《White and Green on blue》(2015)
サイズ:H87×W153cm/キャンバスにアクリル絵の具 - 《Orange on green》(2009)
サイズ:H98×W248㎝/キャンバスにアクリル絵の具
これらの作品は、篠原の独特な視点や感性を反映しており、観覧者を新たな世界へと誘います。また、篠原はアーティストステートメントの中で、ダ・ヴィンチの作品から受けた感動や、日常の中での自然との触れ合いについても語っています。これにより、彼の作品がどのように形成されているのか、深く理解することができるでしょう。
イベントの詳細情報
篠原有司男の個展「青春真っ只中!」の詳細は以下の通りです:
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会期 | 2025年5月29日(木)~6月18日(水) |
| 時間 | 11:00~20:00(最終日のみ18:00まで) |
| 会場 | 京都 蔦屋書店 5F エキシビションスペース |
| 主催 | 京都 蔦屋書店 |
| 協力 | ANOMALY |
| 入場 | 無料 |
| お問い合わせ | 075-606-4525 |
作品は、会期初日の5月29日(木)11:00より販売が開始されますが、プレセールスの状況によっては会期開始前に販売が終了する可能性もあるため、早めの来店をお勧めします。
篠原有司男のプロフィール
篠原有司男(Ushio Shinohara)は1932年に東京で生まれ、1952年に東京藝術大学油画科に入学しました。1957年に卒業後、1960年にはグループ「ネオ・ダダイズム・オルガナイザーズ」に参加し、1969年にロックフェラー3世奨学金を得てアメリカに渡りました。
彼のキャリアは数十年にわたり、数多くの展覧会やパフォーマンスを行ってきました。以下は主な経歴の一部です:
- 1982年:ニューヨーク Japan Society Galleryで個展開催
- 1992年:「篠原有司男展」を広島市美術館などで巡回開催
- 1998年:「ネオ・ダダ JAPAN 1958-1988」展に参加
- 2013年:ドキュメンタリー映画「キューティー&ボクサー」がサンダンス映画祭で公開
- 2024年:パリのポーランド文化センターで「Sport Games」に出品予定
篠原は、アートとパフォーマンスの融合を追求し続け、今なお革新的な表現を展開しています。
まとめ
篠原有司男の個展「青春真っ只中!」は、彼の独自のアートスタイルを体験できる貴重な機会です。京都 蔦屋書店での展示は、篠原の長いキャリアの中で生まれた作品を通じて、観覧者に新たな視点を提供することでしょう。以下に、展示に関する情報をまとめます:
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会期 | 2025年5月29日(木)~6月18日(水) |
| 会場 | 京都 蔦屋書店 5F エキシビションスペース |
| 入場 | 無料 |
| 作品販売開始 | 5月29日(木)11:00 |
この機会に、篠原有司男のアートの世界をぜひ体験してみてください。