2025年5月15日開催!東京でフォーミュラEが持続可能な未来を示す
ベストカレンダー編集部
2025年5月15日 15:26
フォーミュラE東京開催
開催日:5月15日

ABB FIA フォーミュラE 東京E-Prixの開催
ABB株式会社は、2025年5月15日に、ABB FIAフォーミュラE世界選手権が東京で開催されることを発表しました。今年のシーズン11において、第8戦と第9戦が行われるこのイベントは、昨年に引き続き、東京国際展示場を舞台に繰り広げられます。特に、今年は2日間に亘るダブルヘッダーとして、22名のドライバーが参加し、全長2.582kmのサーキットで熱戦を展開します。
このイベントは、より持続可能なモビリティの未来を体現する場として位置付けられており、ABBの技術が日本の産業における効率性向上と無駄削減を支援することが期待されています。ABBの代表取締役社長であるロイック・ペコンドン-ラクロワ氏は、フォーミュラEの東京開催が持続可能な未来への道を切り開く機会であると述べています。

ABBの技術と持続可能な未来への貢献
ABBは、フォーミュラEの開催に際し、様々な技術を通じて持続可能な未来の実現に寄与しています。具体的には、充電インフラサービスエンジニアリングパートナーとして、大阪の岡電気工業所と協力し、大阪・関西万博の駐車場に電気自動車充電施設を提供しています。このプロジェクトは、90年にわたる地域貢献の一環として、85台のTerra AC Wallbox充電器を設置し、EVユーザーに優れた充電体験を提供します。
さらに、ABBは静岡県島田市において塗装機と塗装技術の研究開発を行っており、30年以上にわたって業界の最前線に立っています。最近発売された高塗着塗装機RB 1000i-Sは、塗着効率を10%以上向上させ、塗料の無駄を最低30%削減することが可能です。このような技術革新は、持続可能な製造プロセスの実現に寄与しています。

鉱業業界への取り組みと新技術の導入
ABBの持続可能な車両への貢献は、鉱業業界にも及びます。日立建機は、ABBと共同開発したフル電動ダンプトラックの実証試験をザンビアの鉱山現場で開始しました。この取り組みは、世界初の試みであり、ディーゼル駆動からフルバッテリー駆動への転換を目指しています。
このフル電動ダンプトラックは、ABBの高性能トラクションバッテリーとエネルギー効率の高いDC/DCコンバータを搭載しており、停止や充電を必要とせずに連続稼働が可能です。これにより、生産性の向上を図りつつ、バッテリーの耐用年数を最大限に高める高度なバッテリーエネルギー管理システムが実現されています。

大阪ガスネットワークの受賞とABBの技術の役割
2024年1月、大阪ガスネットワーク株式会社は、第7回インフラメンテナンス大賞において内閣総理大臣賞を受賞しました。この受賞は、大阪ガスネットワークの革新的なガス漏洩検知手法が評価された結果であり、ABBの先端技術が重要な役割を果たしています。
具体的には、超高精度レーザーガス分析技術と専用のナビゲーションシステムを使用したこの取り組みは、ガス漏洩検知の効率を向上させることを目的としています。ABB Ability™ 天然ガス漏洩検知エコシステムが基幹技術として採用されており、安全性の向上だけでなく、資源効率の向上にも寄与しています。
ABB FIAフォーミュラE世界選手権の概要と今後の展開
ABB FIA フォーミュラ E 世界選手権は、世界初の完全電気自動車によるFIA世界選手権であり、唯一のネットゼロカーボン認定スポーツとして知られています。この選手権は、世界のトップ自動車メーカーに最善のモータースポーツプラットフォームを提供し、電気自動車のイノベーションを加速させる役割を果たしています。
東京でのレースの後、2025年5月31日と6月1日には上海で2回のレースが開催される予定です。今シーズンは、世界10か国/地域における16レースで構成されています。
項目 | 内容 |
---|---|
イベント名 | ABB FIA フォーミュラE 東京E-Prix |
開催日 | 2025年5月15日 |
開催場所 | 東京国際展示場 |
サーキット長 | 2.582km |
参加ドライバー数 | 22名 |
ABBの技術 | 充電インフラ、塗装機、鉱業用ダンプトラック |
受賞歴 | 大阪ガスネットワークが内閣総理大臣賞受賞 |
以上のように、ABBはフォーミュラEを通じて持続可能な未来に向けた取り組みを進めており、様々な技術を通じて日本の産業に貢献しています。これらの活動は、持続可能なモビリティの実現に向けた重要なステップとなるでしょう。
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