5月28日開催!セキュリティ情報を活用するウェビナー、SaaSベンダー必見

セキュリティ情報ウェビナー

開催期間:5月28日〜5月29日

セキュリティ情報ウェビナー
SaaSベンダーが抱える最大の課題って何?
SaaSベンダーの50%がセキュリティ評価シートへの対応工数が多いことを課題として挙げています。
セキュリティ情報を公開するメリットってあるの?
セキュリティ情報の公開は、競争力の向上や信頼性の強化に繋がり、導入企業の意思決定をサポートします。

セキュリティ情報の重要性と現状

近年、企業におけるSaaS(Software as a Service)の導入が進む中で、セキュリティ評価の重要性がますます高まっています。アイティクラウド株式会社が実施した調査によると、SaaSベンダーと利用企業の間には、セキュリティ情報に関する明確なギャップが存在することが明らかになりました。特に、SaaSベンダーの69%が自社製品のセキュリティ情報を営業やマーケティングに活用できていないという結果が示されています。

このような状況において、利用企業の57%が導入時の最大懸念として「セキュリティリスク」を挙げており、両者の間で情報の非対称性が問題視されています。企業間での情報共有や事前確認のニーズが高まる中、SaaSベンダーは自社のセキュリティ情報をどのように活用すべきかを真剣に考える必要があります。

セキュリティ情報は“守り”から“攻め”へ ~情報開示が競争力になる時代、SaaSに求められる新たな視点~ 画像 2

SaaSベンダーの課題

調査結果によると、SaaSベンダーの50%が「セキュリティ評価シート対応工数の多さ」を課題として挙げています。具体的には、導入を希望する企業からのセキュリティ評価シートへの記入依頼が増加しており、その対応に多くの時間とリソースが取られていることが問題視されています。このような状況は、営業活動のボトルネックとなり、結果として導入プロセスの遅延や機会損失を引き起こす原因となっています。

さらに、SaaSベンダーの69%が「セキュリティ情報をマーケティング活動にうまく活用できていない」と回答しており、実際に何らかの形で活用しているベンダーはわずか20%にとどまります。この結果は、セキュリティ情報が整備されているにもかかわらず、その管理が属人的であり、情報が埋もれたままになっていることを示唆しています。

セキュリティ情報は“守り”から“攻め”へ ~情報開示が競争力になる時代、SaaSに求められる新たな視点~ 画像 3

情報開示の意義と課題

SaaSベンダーの55%が「セキュリティ情報を公開したい」と前向きな姿勢を示している一方で、その公開には様々な課題が存在します。「全ての情報は公開できない」という意見もあり、情報公開に対する判断に迷いが生じているのが現状です。

利用企業が求めるのは「見える信頼」であり、セキュリティ評価は導入プロセスにおいて欠かせない要素となっています。実際に、導入した企業がセキュリティ評価サービスを検討する最大の理由は「セキュリティリスク」であり、これが企業の意思決定において非常に重要な役割を果たしています。

セキュリティ情報は“守り”から“攻め”へ ~情報開示が競争力になる時代、SaaSに求められる新たな視点~ 画像 4

セキュリティ評価サービスの検討理由

  • セキュリティリスク:57%
  • 社内統制:17%
  • 評価基準作り:13%
  • 運用工数:13%

このように、導入企業は信頼できる情報を求めており、SaaSベンダーがそのニーズに応えることが求められています。

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ウェビナーの開催とその内容

アイティクラウド株式会社は、セキュリティ情報の取り扱いやマーケティング活用に関する課題を解決するためのウェビナーを開催します。このウェビナーでは、セキュリティ情報をいかに企業活動に役立てていくかをテーマにし、最新の事例を交えて紹介する予定です。

ウェビナーのタイトルは「“守りの情報”を“攻め”に変える:セキュリティ × マーケティングの最前線」となっており、以下の日程で実施されます。

  1. 5月28日(水)17:00〜17:30
  2. 5月29日(木)12:00〜12:30

参加者には、全調査結果をまとめたレポートがプレゼントされる特典も用意されています。

調査概要とITreviewについて

今回の調査は「SaaSのセキュリティ評価」に関するアンケートとして実施され、対象はSaaSを提供・利用している企業の従業員です。調査期間は2025年2月27日から3月31日まで、インターネット調査により行われ、SaaSベンダー209社、SaaS利用企業306社からの回答を得ています。

ITreviewは、法人向けIT製品・クラウドサービスのレビュープラットフォームであり、ユーザーによるレビューや製品情報を閲覧できることで、企業が信頼できる製品を選定する手助けを行っています。現在、会員数は15万人を超え、約830カテゴリーにわたる情報が掲載されています。

調査結果のまとめ

項目 結果
SaaSベンダーがセキュリティ情報を活用できていない割合 69%
セキュリティリスクを最大懸念とする利用企業の割合 57%
セキュリティ評価シート対応に課題を感じるSaaSベンダーの割合 50%
セキュリティ情報を公開したいと考えるSaaSベンダーの割合 55%

この調査結果から、SaaSベンダーはセキュリティ情報の開示を通じて競争力を高める可能性があることが示唆されています。今後、ITreview SaaSセキュアチェックは、業界全体の透明性と成熟度の向上を目指し、セキュリティ評価の標準化に向けた取り組みを続けていく方針です。

参考リンク: