Digital Happiness、新作ホラーゲーム『DreadOut Remastered Collection』を5月14日配信開始

新作ホラーゲームラインナップの発表

インドネシアの開発スタジオ、Digital Happinessが2025年から2026年にかけて新作ホラーゲームのラインナップを発表しました。カルト的人気を誇るホラーゲーム『DreadOut』シリーズで知られる同社は、シンガポールのパブリッシャーSoft Sourceとのパートナーシップを通じて、インディーホラー界への新たな挑戦を開始します。

発表されたタイトルには、リマスター版『DreadOut Remastered Collection』、新作ホラーアドベンチャー『Jurnal Risa: Dark Destiny』、異色のエクソシスト体験『Broomstick Exorcist』、そして待望の続編『DreadOut 3』が含まれています。このラインナップは、Digital Happinessが迎える11周年を記念したもので、恐怖と伝承が交錯する新たな物語をプレイヤーに届けることを目的としています。

各タイトルの詳細

それぞれの新作タイトルについて詳しく見ていきましょう。

1. DreadOut Remastered Collection

『DreadOut Remastered Collection』は、PC（Steam）での配信が2025年5月14日から開始されます。このコレクションには、人気の第一作『DreadOut』とそのスピンオフ『DreadOut: Keepers of the Dark』が収録されており、Nintendo SwitchおよびPlayStationでのデジタル・パッケージ版も好評を博しています。

『DreadOut』では、修学旅行中に迷い込んだ高校生たちが、長い眠りについた忘れ去られた町を発見し、町が抱える恐ろしい秘密に直面します。一方、『DreadOut: Keepers of the Dark』では、主人公リンダが異界である“鏡の世界”に足を踏み入れ、8つの呪われた領域を巡る戦慄の旅が描かれます。

2. Jurnal Risa: Dark Destiny

『Jurnal Risa: Dark Destiny』は、かつて語られることのなかったJurnal Risaクルーの実話を基にした心霊ミステリービジュアルノベルです。美麗なイラストとフルボイス、さらにはミニゲームを通じて、プレイヤーは過去の断片を集め、封じられた記憶の深淵に足を踏み入れます。

この作品では、影が語り、囁きが導く先に待つ“真実”を探し求めることになります。2025年発売予定で、コンソール版はSoft Sourceからリリースされます。

3. Broomstick Exorcist

『Broomstick Exorcist』は、アジア神話にインスパイアされた霊や妖怪が跋扈するスタイリッシュな2.5Dモノクロ世界を舞台にしたアクションゲームです。プレイヤーは不眠症のストリートスイーパー、ヴィッカとなり、相棒のホウキと超常の力を使って悪霊たちを追い払います。

このゲームでは、スキルを強化し、コンボを繋げ、戦況に応じて戦略を切り替えることが求められます。ピンチの時には、霊的ドッペルゲンガー「カリーン（Qareen）」の力を解放して、形勢逆転を図ります。2025年発売予定で、コンソール版はSoft Sourceから登場します。

4. DreadOut 3

待望の続編『DreadOut 3』では、主人公リンダ・メリンダが再び“見えないもの”に立ち向かい、安らげぬ魂たちを探し出すために闇の深淵へと足を踏み入れます。この作品は、シリーズの伝承と世界観をさらに広げる、東南アジアを舞台にした戦慄のホラーアドベンチャーです。

生と死、ふたつの世界の狭間をさまよいながら、プレイヤーはおなじみの“アイリス・フォン”を手に、影に潜む幽霊や悪霊、恐怖を暴いていくことになります。2026年発売予定で、Soft Sourceとの共同パブリッシングで登場します。

Digital HappinessとSoft Sourceについて

Digital Happinessは2013年にインドネシア・バンドンで設立され、初のオリジナルIPである『DreadOut』は、すべてのプラットフォームで100万ダウンロードを突破したインドネシア初のホラーゲームとして世界的に知られています。

一方、Soft Source Pte Ltdはシンガポールに拠点を置くパブリッシャーで、国際的なゲーム開発者やパブリッシャー向けにアジア向けのプレミアムなローカライズコンテンツを提供しています。最近では、『Sorry We’re Closed』や『Universe For Sale』など、多様なゲームを発売しています。

まとめ

これらの新作タイトルは、Digital Happinessが東南アジアの文化とフォークロアを世界に届けるための重要なステップとなります。今後の展開に注目が集まります。