5月28日から始まる「Co-Design Challenge」で未来の日本のくらしを体感
ベストカレンダー編集部
2025年5月14日 14:14
Co-Designイベント開始
開催期間:5月28日〜9月22日

「Co-Design Challenge」プログラムが大阪・関西万博に実装
2025年5月14日、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、「Co-Design Challenge」プログラム(以下、CDC)を通じて日本の新しい価値を世界に広げる取り組みを発表しました。このプログラムは、2025年の大阪・関西万博を契機に、様々な「これからの日本のくらし」を考えることを目的としています。2022年から始まったこのプロジェクトは、社会課題の解決を目指すプロダクトの開発を行い、万博会場において実装されることが決定しました。
CDCは、5回にわたり各分野のトップクリエイターと挑戦する事業者たちがプロダクトに込めた想いや未来を語るピッチイベントを開催します。第1弾(CDC2023)では、11事業が社会課題の解決に向けたプロダクト開発を行い、第2弾(CDC2024)では、地域誘客を目的とした生産現場の公開やものづくり体験を実施します。これらのプロダクトは、4月13日に開幕した大阪・関西万博の会場において、22の事業を通じて実装されています。

「Co-Design Challenge Pitch」イベントの詳細
「Co-Design Challenge Pitch」は、参加した22の事業者が課題解決へのアプローチや未来へのビジョンを語るプレゼンテーションイベントです。初回は2025年5月28日から始まり、9月までの間に計5回の開催が予定されています。イベント会場となるフューチャーライフヴィレッジ内には、CDCを紹介する2台の展示台が設置され、万博閉幕までの間、来場者はいつでもCDCの22の挑戦を観覧することができます。
このピッチイベントでは、開発に携わった事業者自身が登壇し、課題へのアプローチやモノづくりへの想いをリアルな声で語ります。モノのデザインとコトのデザイン、それぞれの背景とビジョンを知り、プロダクトに込められたストーリーと向き合う時間を提供します。実装されたプロダクトと語られる想いが交わるこの場から、「これからの日本のくらしをつくる挑戦」を世界へ広げていくことが目指されています。

登壇予定のナビゲーターと事業者
「Co-Design Challenge Pitch」では、以下のナビゲーターが登壇予定です。
- 齋藤精一(EXPO共創プログラムディレクター) – 5/28, 7/29, 9/22
- 矢島進二(公益財団法人日本デザイン振興会 常務理事) – 5/28
- 服部滋樹(graf 代表) – 6/17
- 内田友紀(都市・地域デザインスタジオYET/futurama) – 6/17
- 山出淳也(アーティスト) – 7/29
- 倉本仁(JIN KURAMOTO STUDIO 主宰) – 9/4
- 小西利行(POOL INC. クリエイティブ・ディレクター) – 9/4
また、登壇する事業者には、象印マホービン株式会社、一般社団法人吉野と暮らす会、信楽陶器工業協同組合、特定非営利活動法人府中ノアンテナなどが含まれます。

イベントの概要と参加方法
イベントの概要は以下の通りです。
日時 | 場所 | ナビゲーター | 登壇事業者 |
---|---|---|---|
第1回 2025年5月28日(水) 開演:13時30分 終演:16時 | 大阪・関西万博 フューチャーライフヴィレッジTEステージ棟 | 齋藤精一、矢島進二 | 象印マホービン株式会社、一般社団法人吉野と暮らす会、信楽陶器工業協同組合、特定非営利活動法人府中ノアンテナ |
今後の予定としては、第2回が6月17日、第3回が7月29日、第4回が9月4日、第5回が9月22日に開催される予定です。万博会場への入場には、大阪・関西万博のチケットが必要ですが、イベント自体への参加は無料であり、予約不要・入退場自由です。

「Co-Design Challenge」プログラムの目的と意義
「Co-Design Challenge」プログラムは、大阪・関西万博を通じて、未来の日本のくらしを再考することを目的としています。多彩なプレイヤーとの共創により新たなモノを実現し、社会課題の解決や持続可能な未来社会の実現を進めることが狙いです。このプログラムは、デザイン視点から未来社会の姿を検討する委員会「Expo Outcome Design Committee」によって監修されています。
万博会場に実装されたプロダクトは、来場者が実際に触れたり体感したりすることができる形でお披露目され、社会課題へのアプローチやプロジェクトに込めた想いが語られます。これにより、万博が目指す未来社会の実現に向けた取り組みが進められています。

まとめ
この「Co-Design Challenge」プログラムは、大阪・関西万博を契機に、未来の日本のくらしをつくるための挑戦を具体化する重要な取り組みです。参加する事業者の多様なプロダクトやアイデアが、万博を通じて世界に発信されることにより、新しい価値が創造されることが期待されます。以下に本記事で取り上げた内容を整理します。
項目 | 詳細 |
---|---|
プログラム名 | Co-Design Challenge(CDC) |
開催時期 | 2025年大阪・関西万博において実装 |
イベント名 | Co-Design Challenge Pitch |
開催回数 | 計5回(初回:5月28日) |
ナビゲーター | 齋藤精一、矢島進二、服部滋樹、内田友紀、山出淳也、倉本仁、小西利行 |
登壇事業者 | 象印マホービン、吉野と暮らす会、信楽陶器工業、府中ノアンテナ |
公式サイト | https://www.expo2025.or.jp/co-creation-index/co-design-challenge/ |
このように、「Co-Design Challenge」プログラムは、未来の日本のくらしを形作るための重要なステップとなっています。万博を通じて、様々な事業者が持つアイデアやプロダクトが、持続可能な社会の実現に向けた新しい価値を生み出すことが期待されます。
参考リンク: