2025年6月21日開催!エファシンポジウム2025で映画と講演を通じ文化の意義を考える
ベストカレンダー編集部
2025年5月14日 12:28
エファシンポジウム2025
開催日:6月21日
戦火から「図書を守る」とは?エファシンポジウム2025のご案内
2025年は日本の終戦から80年が経過します。この節目の年に、特定非営利活動法人エファジャパンが主催する「エファシンポジウム2025」が開催されます。イベントのテーマは「戦火から図書を守る」という重要なメッセージを掲げています。特に、戦争時代に日本で図書館の本が人力によって疎開された歴史を振り返り、その意義を再確認することを目的としています。
エファジャパンの活動と理念
特定非営利活動法人エファジャパン(東京都千代田区、理事長:伊藤道雄)は、長年にわたり内戦や紛争、さらにその後の貧困に苦しむカンボジアやラオスにおいて、子どもたちが安心して集い、学ぶことができる図書館の設立や図書の提供を行っています。また、昨年度からは能登半島地震の被災地でのブックカフェの活動も開始しました。
エファジャパンは、本を届けることが未来を開く支援の一つであると考えています。この理念に基づき、今回のシンポジウムでは映画『疎開した40万冊の図書』の上映会を開催し、監督の金高謙二さんによる講演も行います。
映画『疎開した40万冊の図書』の紹介
本映画は、戦時下の日本において、貴重な図書を守ろうとした人々の姿を描いたドキュメンタリーです。特に、1944年から1945年にかけて日比谷図書館の蔵書40万冊が戦禍を逃れるために疎開された歴史的事実に焦点を当てています。この史上空前の大移動は、図書館員や中学生たちによって行われ、過酷な状況下での努力が描かれています。
もし、日比谷図書館の40万冊の蔵書が疎開していなかった場合、日本文化の多くが失われていた可能性があります。戦争は人々に直接的なダメージを与えるだけでなく、民族の尊厳や文化を破壊します。本を否定することは、人間を殺傷することと同じくらい重大な影響を持つのです。
金高謙二監督のプロフィール
金高謙二(かねたか けんじ)監督は、1955年に東京都江戸川区に生まれました。彼は人形劇団ドレミ座の団員を経て、ビデオ制作会社に勤務した後、1981年にフリーの映画助監督として活動を開始しました。主に近代映画協会で新藤兼人監督に師事し、1992年からは自主制作を行っています。彼の主な作品には、『ある同姓同名社からの手紙』や『パーフェクト9 ~ある障害者 野球チームの記録~』などがあります。
イベント概要
エファシンポジウム2025の開催に関する詳細は以下の通りです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 日時 | 2025年6月21日(土)14:00~16:30 |
| 会場 | JICA地球ひろば 201AB会議室 〒162-8433 東京都新宿区市谷本村町10-5 会場地図 |
| プログラム | ・映画「疎開した40万冊の図書」上映 ・金高謙二監督の講演 ・エファジャパンの活動紹介 |
| 参加費 | 1500円 |
| 主催 | 特定非営利活動法人エファジャパン |
| 後援 | 公益社団法人日本図書館協会 |
| 詳細・お申込み | こちらからお申込み |
映画の意義と文化の継承
映画『疎開した40万冊の図書』は、戦争の中で文化を守り抜こうとした人々の姿を描いています。この作品を通じて、教育や文化を支える意義について再考する機会を提供します。戦争によって破壊されるものは数多く、文化の継承がどれほど重要であるかを伝えることが、この映画の目的でもあります。
歴史上例を見ない40万冊の疎開を救った人々の努力は、次世代に文化を繋げるための教訓ともなります。このシンポジウムに参加することで、参加者は戦争の悲惨さを理解し、平和の尊さを再認識することができるでしょう。
まとめ
今回のエファシンポジウム2025では、戦火から図書を守るというテーマのもと、映画『疎開した40万冊の図書』の上映と金高謙二監督の講演が行われます。これにより、戦争の影響を受けた文化の重要性や教育の意義について深く考える機会が提供されます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| イベント名 | エファシンポジウム2025 |
| 日時 | 2025年6月21日(土)14:00~16:30 |
| 会場 | JICA地球ひろば 201AB会議室 |
| 参加費 | 1500円 |
| 主催 | 特定非営利活動法人エファジャパン |
| 後援 | 公益社団法人日本図書館協会 |
このシンポジウムを通じて、多くの人々が文化の重要性を再確認し、未来の世代にその価値を伝えていくことが期待されます。戦争の悲惨さを忘れず、文化を守り続けるための活動に参加することが重要です。
参考リンク: