5月18日、沖縄の泡盛がカンヌ国際映画祭「CANNES GALA」で提供決定
ベストカレンダー編集部
2025年5月14日 10:40
カンヌGALA泡盛提供
開催日:5月18日

沖縄の泡盛が世界の舞台に登場
2025年5月18日、フランス・カンヌで開催されるカンヌ国際映画祭公認のセレモニー「CANNES GALA」において、有限会社神村酒造の泡盛『暖流 CRAFT 3年古酒 40度』が提供されることが決定しました。このイベントは、映画人や起業家、文化人など約150名が集まる特別な場であり、沖縄の伝統的な酒造りを世界に発信する貴重な機会となります。
神村酒造は、1882年に創業し、沖縄県うるま市に本拠を置く老舗の泡盛蔵です。「暖流 CRAFT」は、サンフランシスコ・ワールドスピリッツ・コンペティションにおいて、2021年から2025年までの4年間にわたり金賞を受賞、さらに2023年には「ダブルゴールド賞」を獲得しています。また、地元沖縄においても「沖縄県知事賞」を受賞するなど、国内外で高い評価を得ている製品です。

「CANNES GALA」の意義とテーマ
「CANNES GALA」は、2024年に初めて開催されたカンヌ国際映画祭公式のセレモニーであり、日本文化と未来のコンテンツ産業を世界に紹介することを目的としています。2025年の開催は第2回目で、「Honest and Noble(誠実に高貴に)」をテーマに、名声よりも「志」と「貢献」を重んじる次世代リーダーたちが集います。
このセレモニーで沖縄のクラフトスピリッツ『暖流 CRAFT』が提供されることは、沖縄文化が世界へと羽ばたく新たな節目となります。映画誕生130年の節目の年に、伝統的な酒造りが無形文化遺産に登録されたことも相まって、文化の交差点としての重要性が増しています。

神村酒造の企業ミッションと製品の特徴
神村酒造は、「暖かいご縁をつなぐ」を企業ミッションに掲げ、伝統を守りつつ革新を続ける酒造りを行っています。代表銘柄『暖流』や『守禮』を通じて、沖縄文化の発信に力を注いでいます。
『暖流 CRAFT 3年古酒 40度』は、厳選されたオーク樽貯蔵の3年以上の古酒とタンク貯蔵の古酒を使用し、オーク樽由来の芳醇な香りが特徴です。鼻に抜ける甘みやしっかりとした飲み応え、心地良い余韻が楽しめるこの泡盛は、食後酒としてデザートとともに楽しむことができます。

沖縄文化を体感する提供演出
CANNES GALAでは、沖縄伝統の酒器「カラカラ」から「チブグァー(お猪口)」へ注ぎ、ストレートで少量ずつ提供されます。この提供方法は、泡盛の風味だけでなく、沖縄の“もてなしの心”をも届ける演出となっています。
以下は、CANNES GALAの提供概要です:
- 開催日時:2025年5月18日(日)21:00〜24:00(現地時間)
- 会場:Plage des Palmes(フランス・カンヌ)
- 主催:NOMA(国際映画スタジオ)
- 共催:CANNES NEXT
- 後援:Marché du Film
- 参加者:映画人、起業家、文化人、政府関係者など約150名(完全招待制)
- 提供商品:暖流CRAFT3年古酒40度
- 提供方法:デザートとともに、沖縄の酒器を用い、各テーブルで神村酒造スタッフが説明を交えながら提供
今後の展望と活動
今回のCANNES GALAでの提供を機に、神村酒造では以下の取り組みを予定しています。
- カンヌ報告会の実施(2025年6月予定/沖縄)
- CANNES GALA提供記念『暖流 BLESS 46度』限定ボトルの発売(2025年7月)
- SNS・WEBによる提供レポートの発信(随時)
- 泡盛ブランドの再評価を目指す広報活動の推進(随時)
代表取締役の中里迅志氏は、「神村酒造が創業以来大切にしてきたのは、泡盛を通じて『暖かいご縁をつなぐ』ことです。『暖流』が世界で認められ、未来を創る人々が集うCANNES GALAという舞台で披露できることは大変光栄です」とコメントしています。
まとめ
神村酒造の泡盛『暖流 CRAFT』がカンヌ国際映画祭公認のセレモニー「CANNES GALA」で提供されることは、沖縄文化が世界に広がる重要な一歩です。以下に、この記事で紹介した内容を整理しました。
項目 | 詳細 |
---|---|
イベント名 | CANNES GALA |
開催日時 | 2025年5月18日(日)21:00〜24:00(現地時間) |
提供商品 | 暖流CRAFT3年古酒40度 |
参加者 | 映画人、起業家、文化人、政府関係者など約150名(完全招待制) |
企業名 | 有限会社神村酒造 |
創業年 | 1882年 |
このように、沖縄の泡盛が国際的な舞台で注目を集めることは、伝統文化の継承と新たな挑戦を象徴していると言えます。神村酒造の今後の取り組みにも期待が寄せられます。
参考リンク: