2025年5月20日開始!大阪・関西万博で福島復興展示に零式人機ver.2.0が登場

福島復興展示

開催期間:5月20日〜5月24日

福島復興展示
大阪・関西万博の福島復興展示って何があるの?
2025年5月20日から24日まで大阪で開催される福島復興展示では、零式人機 ver.2.0のデモンストレーションが行われます。
零式人機 ver.2.0ってどんなロボットなの?
零式人機 ver.2.0は鉄道設備のメンテナンス作業を効率化するために開発された多機能鉄道重機です。

2025年大阪・関西万博における福島復興展示の協賛企業

2025年5月14日、株式会社人機一体が出展する2025年大阪・関西万博の福島復興展示において、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)、JR西日本電気システム株式会社(NESCO)、日本信号株式会社、東洋車輌株式会社の4社から協賛を受けることが発表されました。この展示は、復興庁と経済産業省の合同展示「東日本大震災からのよりよい復興(Build Back Better)」の一環として行われます。

JR 西日本グループ、日本信号、東洋車輌が、2025 年大阪・関西万博 福島復興展示 での零式人機 ver.2.0 の展示に協賛 画像 2

背景と共同研究開発の成果

人機一体は、JR西日本と日本信号との共同により、零式人機 ver.2.0の研究開発を進めてきました。このプロジェクトは、鉄道分野を含む多様な分野でのロボット活用を促進するための重要なステップとなります。実用化に向けた実証試験を重ねた結果、2024年7月20日より、JR西日本の営業線において多機能鉄道重機が活用されることになりました。

この多機能鉄道重機は、試作機である零式人機 ver.2.0を基に開発され、独自の制御技術が実装されています。また、零式人機 ver.2.0が搭載される高所作業車や多機能鉄道重機の鉄道工事用車両は、東洋車輌によって開発されています。

JR 西日本グループ、日本信号、東洋車輌が、2025 年大阪・関西万博 福島復興展示 での零式人機 ver.2.0 の展示に協賛 画像 3

多機能鉄道重機の運用と今後の展望

現在、多機能鉄道重機はNESCOによって運用され、JR西日本の営業線で鉄道設備メンテナンス作業の一環として伐採作業や塗装作業の機械化が進められています。今後は、対応作業の拡充とともに、多分野でのロボット活用を推進し、社会全体のインフラメンテナンスの生産性と安全性を向上させることを目指します。

人機一体は、今回の展示を契機に、復興を支えるインフラや現場でのメンテナンス作業における重作業や危険作業の解消に向け、ロボットを活用した新たな働き方を実現することを目指しています。

JR 西日本グループ、日本信号、東洋車輌が、2025 年大阪・関西万博 福島復興展示 での零式人機 ver.2.0 の展示に協賛 画像 4

出展概要とイベント詳細

福島復興展示は、経済産業省主催のもと、2025年5月20日から24日までの期間、EXPOメッセ「WASSE」(大阪夢洲)で開催されます。入場は有料で、大阪・関西万博の公式ウェブサイトで詳細を確認できます。

展示内容には、零式人機 ver.2.0のデモンストレーションが含まれ、特別なデモンストレーションが行われます。具体的なデモンストレーションのスケジュールは以下の通りです:

  • 5月20日(火):10:00、13:30、16:30、19:15
  • 5月21日(水):10:00、13:00、16:30、18:30
  • 5月22日(木):10:00、13:30、16:30、18:00
  • 5月23日(金):10:00、12:50、16:30、18:30
  • 5月24日(土):09:30、17:00、18:30

なお、各回のデモンストレーションは約15分程度を予定しており、当日の状況により予告なく変更される可能性があります。

JR 西日本グループ、日本信号、東洋車輌が、2025 年大阪・関西万博 福島復興展示 での零式人機 ver.2.0 の展示に協賛 画像 5

金岡博士によるプレゼンテーション

5月23日(金)には、金岡博士によるプレゼンテーションが行われます。テーマは「ロボットが実現する新たな働き方 ─ 人機一体のビジョン」であり、肉体労働におけるロボット技術の重要性や、東日本大震災を契機に創業した経緯などが語られます。金岡博士は、先端ロボット工学技術を活用し、人類を苦役から解放することを目指しています。

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株式会社人機一体の概要

株式会社人機一体は、滋賀県草津市に本社を置き、福島県南相馬市にも拠点を持つ企業です。2007年に設立され、2015年に現商号に変更されました。資本金は1億円で、先端ロボット工学技術に基づく新規事業開発支援を行っています。

具体的には、以下のような情報があります:

代表者
金岡博士(Dr. KANAOKA)
所在地
滋賀県草津市青地町648番地1
拠点
福島県南相馬市原町区萱浜字巣掛場45番地245 南相馬市産業創造センター
創立
2007年10月01日
創業
2015年10月01日(現商号への変更日)
URL
https://www.jinki.jp/
JR 西日本グループ、日本信号、東洋車輌が、2025 年大阪・関西万博 福島復興展示 での零式人機 ver.2.0 の展示に協賛 画像 7

まとめ

2025年大阪・関西万博の福島復興展示において、株式会社人機一体が出展し、JR西日本、日本信号、東洋車輌の協賛を受けて行う展示は、鉄道分野を含むロボット技術の活用推進に向けた重要なステップです。多機能鉄道重機の実用化や、今後のロボット活用による社会全体のインフラメンテナンスの生産性向上に向けた取り組みが期待されます。

以下に、今回の展示に関する情報をまとめた表を示します。

項目 詳細
イベント名 福島復興展示「FUKKO-TRANSFORMATON: F-X」
開催日時 2025年5月20日(火)〜24日(土)09:00−21:00
開催場所 EXPOメッセ「WASSE」(大阪夢洲)
入場料 有料(詳細は公式サイト参照)
デモンストレーション 零式人機 ver.2.0の特別デモンストレーション(各回15分程度)
プレゼンテーション 金岡博士による「ロボットが実現する新たな働き方」

このように、福島復興展示は、ロボット技術を通じた新しい働き方や、復興の取り組みを広く伝える機会となります。詳細な情報は公式ウェブサイトを通じて確認できます。

参考リンク: