KGモーターズ、mibotの量産を2025年10月に開始予定!新たな移動手段に注目

mibot量産開始

開催日:10月1日

mibot量産開始
KGモーターズってどんな会社なの?
KGモーターズは広島県に本社を持つ、超小型モビリティロボットの製造・販売を行う企業で、MaaS事業も展開しています。
mibotってどんな乗り物なの?
mibotは1人乗りの小型EVで、最高速度60km/h、航続距離100kmを誇る、持続可能な移動を実現する次世代モビリティです。

KGモーターズ、シリーズAラウンドの1stクローズにて総額13.9億円の資金調達を完了

2025年5月13日、KGモーターズ株式会社(代表取締役 CEO:楠 一成、以下「KGモーターズ」)は、シリーズAラウンドの1stクローズにおいて、総額13.9億円の資金調達を完了したことを発表しました。この資金調達は、リード投資家である環境エネルギー投資をはじめ、ドーガン、池森ベンチャーサポート、いよぎんキャピタル、waypoint venture partners、株式会社戸畑製作所/戸畑グループ株式会社を引受先とする第三者割当増資によって実現されました。

KGモーターズは、これに加えて三井住友銀行、みずほ銀行、日本政策金融公庫からの融資および株式会社キーレックスによる社債引受を含むデットファイナンスを活用し、エクイティとデットをバランスよく組み合わせた資本政策を採用しています。

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資金調達の概要

今回の資金調達により、KGモーターズの累計資金調達額は20.2億円となり、1人乗り小型モビリティロボット「mibot」の2025年10月の量産開始に向けて、量産工場(MCF)への設備投資および人材採用を一層加速する計画です。

具体的な資金調達の概要は以下の通りです:

調達総額 エクイティ デット
13.9億円 7.75億円 6.15億円

エクイティ出資の詳細は次の通りです:

  • 株式会社環境エネルギー投資
  • 株式会社ドーガン
  • 池森ベンチャーサポート合同会社
  • いよぎんキャピタル株式会社
  • waypoint venture partners株式会社
  • 株式会社戸畑製作所/戸畑グループ株式会社

特に、環境エネルギー投資、いよぎんキャピタル、waypoint venture partnersの3社は、既存出資に続く追加投資を行っています。

デットファイナンスには、以下の金融機関が参加しています:

  • 三井住友銀行
  • みずほ銀行
  • 日本政策金融公庫
  • 株式会社キーレックス(社債引受)
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直近の事業状況について

KGモーターズが開発したmibotは、2024年8月の予約開始以降、順調に予約数を伸ばしており、現在までに累計2,200台超の予約を獲得しています。初期は個人向けを中心に展開していましたが、2025年1月から法人向けの本格展開を開始し、わずか数か月で法人予約は400件超に達しています。これは、業務用モビリティとしての関心が急速に高まっていることを示しています。

法人からの申し込みは、営業・点検・巡回など、1人での近距離移動を日常的に行う業務を中心に広がっており、mibotのコンパクトさ、経済性、管理のしやすさが高く評価されています。限られた駐車スペースや高騰する車両維持コスト、環境配慮への要請といった制約条件の中で、「1人乗りで十分な業務に、最適な選択肢」として注目されています。

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調達資金の使途

今回調達した資金は、量産工場「Mibot Core Factory(MCF)」での初期設備導入を軸に、以下の取り組みに活用されます:

  1. 初期ロットの量産試作・部材調達
  2. 量産のための設備投資
  3. 生産体制・品質管理体制の整備
  4. マーケティングおよびブランド認知拡大施策

これにより、2025年10月の量産開始に向けた実行体制の構築が本格化し、mibotはいよいよ量産フェーズへと移行します。

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引受先コメント

KGモーターズの資金調達には多くの企業からの期待が寄せられています。以下は引受先企業の代表者からのコメントです:

株式会社環境エネルギー投資 モビリティ事業開発室室長/プリンシパル 林隆介氏
「人の移動が変わるとその人の人生が変わる、人の人生が変わると社会が変わる」との信念のもと、KGモーターズのmibotが世の中に普及することを期待しています。
株式会社ドーガン ディレクター 二宮一将氏
持続可能な移動手段として、地域の実情に合った小型EV「mibot」が地域交通の課題解決に貢献することを期待しています。
池森ベンチャーサポート合同会社 代表 池森 賢二氏
超高齢社会や過疎化に対するKGモーターズの挑戦に共感し、新たな移動の選択肢をもたらすことを期待しています。
いよぎんキャピタル株式会社 マネージャー 谷口友浩氏
KGモーターズのmibotは、地方の公共交通の維持にも貢献する可能性を評価し、出資を決定しました。
waypoint venture partners株式会社 代表取締役 Founding Partner 平田拓己氏
KGチームが新しい移動の選択肢を届けることを期待して追加出資を決定しました。
株式会社戸畑製作所/戸畑グループ株式会社 代表取締役社長 松本敏治氏
KGモーターズのmibotに対する軽量化技術の活用に期待しています。
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mibotについて

「mibot」は、1人乗りの小型EVとして、持続可能な移動を楽しく、快適に実現することを目指して開発されました。以下の特長を持っています:

  • 最高速度:60km/h
  • 航続距離:100km(30km/h定地走行テスト値)
  • 充電時間:5時間(AC100V)
  • 乗車定員:1名

詳細については、KGモーターズの公式ウェブサイトをご覧ください。

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会社概要

KGモーターズ株式会社は、広島県東広島市に本社を置き、超小型モビリティロボットの製造・販売およびMaaS事業を展開しています。設立は2022年7月です。公式ウェブサイトはこちらです。

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採用情報

KGモーターズでは、車体開発、ソフトウェア、品質保証、調達、生産管理などの中核メンバーの採用を強化しています。詳細な募集職種やエントリーは、公式ウェブサイトにて確認できます。

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まとめ

KGモーターズは、シリーズAラウンドの1stクローズにて13.9億円の資金調達を完了し、mibotの量産に向けた本格的な取り組みを進めています。今後の展開として、2025年10月の量産開始を目指し、持続可能なモビリティ社会の構築に向けて挑戦を続けることが期待されています。

項目 内容
調達総額 13.9億円
エクイティ出資者 環境エネルギー投資、ドーガン、池森ベンチャーサポート、いよぎんキャピタル、waypoint venture partners、戸畑製作所
デットファイナンス 三井住友銀行、みずほ銀行、日本政策金融公庫、キーレックス
mibotの予約状況 累計2,200台超(法人予約400件超)
量産開始予定 2025年10月

KGモーターズの今後の展開に注目が集まる中、持続可能な移動手段としてのmibotの普及が期待されています。