2026年12月、九州初のオンライン診療対応マンションが久留米市に誕生

九州エリア初のオンライン診療を実装した分譲マンションが久留米市に誕生

2025年5月13日、九電不動産株式会社と株式会社リンクジャパンは、福岡県久留米市において新築分譲マンション「グランドオーク諏訪野町」の開発を発表しました。このマンションは、九州エリアで初めてスマートホーム機器を全戸に標準導入し、オンライン診療サービスを実装した物件です。

本物件は、九電不動産のオール電化マンション「グランドオーク」ブランドの一環として、2026年12月下旬に竣工を予定しています。入居者は、スマートフォンアプリ「HomeLink」を通じて、居室の家電を操作できるほか、提携する医療法人社団いしい 大手町クリニックとの連携により、自宅から手軽にオンライン診療を受けることが可能です。

スマートホームサービス「eLife」とオンライン診療の連携

「グランドオーク諏訪野町」では、リンクジャパンが提供するスマートホームサービス「eLife」を各戸に導入しています。このサービスにより、入居者は外出先からでも家電や設備を管理・操作できる環境が整っています。

特に注目すべきは、オンライン診療サービスとの連携です。入居者は、従来のようにかかりつけ医のもとに直接行くことなく、「HomeLink」アプリを通じて医師の診察を受けることができます。具体的には、提携する大手町クリニックとビデオ通話をつなぎ、診察を受けた後、アプリ上で電子決済を行うことが可能です。

また、調剤薬局事業を展開する株式会社メディバリーとも連携しており、医師の診察から薬の宅配予約、支払いまでをワンストップで行うことができます。これにより、入居者は「住まい」と「医療」をテクノロジーでつなげ、安心した生活を送ることが可能となります。

「HomeLink」アプリの機能と利便性

「HomeLink」アプリは、入居者が直感的に家中の家電を管理・操作できるスマートホーム統合アプリです。このアプリを使用することで、以下のような機能が実現されます。

• GPS機能を用いて、帰宅前に自動でエアコンを起動
• 温湿度センサーと連動し、室内の空調を自動で調整
• 生活リズムに合わせた照明の点灯・消灯
• マルチボタンで照明やエアコンを一括してON/OFF

これらの機能により、入居者は快適な居住環境を維持しつつ、省エネにも貢献できます。特に、温湿度センサーを活用した自動調整機能は、季節や天候に応じて快適な室内環境を提供します。

物件の基本情報と特徴

「グランドオーク諏訪野町」は、福岡県久留米市の中心地に位置し、以下のような基本情報を持つ物件です。

本物件は、九電不動産のオール電化マンションとして、環境に配慮した住宅設備を採用し、CO2排出の削減に取り組んでいます。また、国が推進する住宅の省エネ基準「ZEH-M Oriented」を取得しており、より環境に優しい住まいを提供しています。

企業の背景と今後の展望

九電不動産は、九電グループの一員として、環境に配慮した住宅の提供に努めています。一方、リンクジャパンは、スマートホームサービスを通じて省エネや脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めており、両社の思いが一致したことで今回の連携が実現しました。

このように、九電不動産とリンクジャパンは、テクノロジーの力を活用して、住まいと医療を結びつける新しい形のマンションを提供することで、地域社会に貢献していく方針です。

まとめ

「グランドオーク諏訪野町」は、九州エリア初のオンライン診療を実装した分譲マンションとして、スマートホーム機器の導入や医療サービスとの連携を実現しています。以下に、この記事で紹介した内容をまとめます。

このように、最新のテクノロジーを活用した「グランドオーク諏訪野町」は、入居者に新しい生活スタイルを提供することを目指しています。