シノケングループとPKSHA、2025年秋に生成AIアバター提供開始
ベストカレンダー編集部
2025年5月13日 05:49
生成AIアバター提供開始
開催日:9月1日

シノケングループとPKSHA Technologyが共同開発する生成AIアバター
株式会社シノケングループと株式会社PKSHA Technologyは、業界初となる「セールスエージェントの生成AIアバター」を共同開発する基本合意契約を締結しました。この新サービスは、2025年5月12日に発表され、今秋中の提供開始を目指しています。
シノケングループは、創業以来35年にわたる不動産業界での実績と経験を活かし、PKSHAは7.5億回以上の対話結果を基にした自然言語処理技術を用いて、顧客とのコミュニケーションをよりスムーズにすることを目指しています。この生成AIアバターは、オンラインで24時間利用可能であり、会社や商品の説明、不動産投資に関する質問への回答を行うことができます。

生成AIアバターの機能と特徴
本サービスは、シノケングループが培ってきた商談ノウハウをナレッジ化し、PKSHAが持つ対話結果を活用することで、業界特有の表現や言葉の揺れにも対応可能な自然な言語によるコミュニケーションを実現します。具体的な機能は以下の通りです。
- 24時間利用可能: 顧客はいつでも必要な情報を得ることができ、面談の時間調整が不要になります。
- 自然なコミュニケーション: AIアバターは自然言語処理技術を駆使し、顧客の質問に対して適切に応答します。
- 個別対応: 顧客の多様なニーズや背景に基づき、一人ひとりに最適な物件を提案します。
この新しいアプローチにより、顧客は気軽に質問をすることができ、従来の対面やWebでのコミュニケーションに加えて、生成AIアバターという選択肢を持つことができます。
背景と業界の課題解決
シノケングループが提供する「資産づくりの手段としてのアパート経営」は、土地を持たない会社員や公務員向けの投資商品です。購入に際しては、少ない自己資金で土地と建物を資産として所有するための理解が必要です。しかし、近年では顧客のニーズやライフスタイルが多様化し、市況や環境の変化も激しくなっています。このため、質問への回答に時間を要したり、面談の調整が難しくなることが課題となっていました。
生成AIアバターを導入することで、これらの課題を解決し、顧客が納得するまで24時間いつでも面談が可能となります。これにより、顧客体験が向上し、従来のアナログな業務からの脱却を図ることができます。
顧客体験の改革とDX推進
シノケングループは、2022年4月に経済産業省から「DX認定事業者」の認定を受け、電子契約プラットフォーム「トラストDX」を開発するなど、デジタルトランスフォーメーション(DX)による顧客体験の向上に取り組んでいます。この度のPKSHAとの協業は、不動産業界の業務改革を促進し、情報の非対称性を解消することで、シノケングループが目指す「誰もが不動産投資にアクセスできる世界」の実現に寄与するものです。
今後は、生成AIアバターを第1弾とし、入居者からの問い合わせ対応やオーナーへの提案など、AIエージェントによるサービスを順次展開する計画です。これにより、社内業務の見直しが進み、従業員はサービス品質の向上や新規サービスの開発に集中できるようになります。
企業情報
株式会社PKSHA Technologyは、自然言語処理技術を用いたAIソリューションの開発を行っており、企業と人の未来の関係性を創出することを目指しています。シノケングループは、安心安全な住まいやエネルギー供給など、生活インフラに寄り添うサービスを提供しています。両社の協力により、業界のデジタル化が進むことが期待されています。
項目 | 詳細 |
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サービス名 | セールスエージェントの生成AIアバター |
提供開始予定 | 2025年秋 |
開発企業 | 株式会社シノケングループ、株式会社PKSHA Technology |
特徴 | 24時間利用可能、自然な言語でのコミュニケーション、個別対応 |
背景 | 顧客の多様なニーズに対応し、業務効率化を図る |
このように、シノケングループとPKSHA Technologyが共同開発する生成AIアバターは、不動産業界における新たな顧客体験を提供し、業務の効率化を図る重要なステップとなります。今後の展開に注目が集まります。
参考リンク: