SAKURA DROPS、5月12日よりシンガポールとマレーシアでプレミアムイチゴ販売開始

プレミアムイチゴブランド「SAKURA DROPS」の誕生

株式会社CULTA（本社：東京都小金井市、代表取締役CEO：野秋 収平）は、自社開発の独自品種を用いたプレミアムイチゴブランド「SAKURA DROPS」を新たに立ち上げたことを発表しました。このブランドは、甘味を好む東南アジアの消費者ニーズに応える高糖度のイチゴを提供することを目的としています。

「SAKURA DROPS」は、CULTAが独自の高速育種技術を活用して開発した自社イチゴ品種によるプレミアムイチゴブランドです。このイチゴは、輸送・流通時の鮮度保持力を兼ね備えており、消費者に新鮮な状態で届けられます。

提携生産者と生産体制

CULTAは2025年5月現在、全国11都道府県にわたる16軒の生産者と提携しています。この11都道府県には、福島、埼玉、茨城、東京、静岡、愛知、大阪、岡山、福岡、宮崎、熊本が含まれています。CULTAは、提携した生産者から収穫されたイチゴを原則全量買い取り、その一部を「SAKURA DROPS」として海外へ輸出しています。

このような生産体制により、CULTAは安定した品質のイチゴを供給することが可能となり、消費者に対して高品質な製品を提供することを目指しています。

販売店舗と展開地域

「SAKURA DROPS」は、シンガポールのCold StorageおよびマレーシアのJaya Grocer、De Marketにて販売を開始しました。これらの高級スーパーマーケットでの取り扱いにより、現地の消費者に高品質な日本産イチゴを提供しています。

具体的には、シンガポールのCold Storageは1903年に設立されたシンガポール最古のスーパーマーケットチェーンで、高品質な輸入食品を取り扱うことで知られています。SAKURA DROPSは、5つの店舗で販売を実施しています。

また、マレーシアのJaya Grocerは2007年に設立されたプレミアムスーパーマーケットチェーンで、全国に50店舗以上を展開しており、SAKURA DROPSは3つの店舗で販売されています。さらに、De MarketはクアラルンプールのTaman Desa地区に位置する高級スーパーマーケットで、こちらでも取り扱いが行われています。

販売価格と市場評価

「SAKURA DROPS」は「プレミアム農作物」としての位置づけで、現地では日本円換算で約1,500円〜2,500円の価格帯で販売されています。販売された日本産イチゴは、高品質なイチゴとして東南アジアの消費者から高い評価を得ており、今後の展開に期待が寄せられています。

このような価格帯は、プレミアムブランドとしての価値を反映しており、消費者にとっては高品質なイチゴを手に入れるための投資とも言えるでしょう。

今後の展望と持続可能な供給体制

CULTAは、東南アジア市場でのさらなる展開を目指して、国内の生産者や現地販売パートナーとの連携を強化し、持続可能な供給体制の構築を進めていく方針です。これにより、安定した品質のイチゴを供給し続けることが可能となります。

また、CULTAのイチゴ独自品種の生産に興味のある方は、公式ウェブサイトでパートナー募集の情報を確認することができます。

会社概要

株式会社CULTAは、2017年11月15日に設立され、東京都小金井市中町に本社を構えています。代表取締役CEOは野秋収平氏で、農業分野におけるスタートアップとして注目されています。公式ウェブサイトはこちらです。

以上のように、CULTAは独自品種の開発とともに、東南アジア市場での展開を進めており、今後の動向に注目が集まります。高品質なイチゴを提供することで、消費者のニーズに応え続けることを目指しています。