5月28日開催！切らない子宮筋腫治療を学ぶ市民公開講座とIVR体験教室

市民向けイベント開催のご案内

一般社団法人日本インターベンショナルラジオロジー学会（以下、日本IVR学会）は、2025年5月に東京で開催される第54回日本IVR学会総会にあわせて、市民および中高生を対象とした2つのイベントを開催します。これらのイベントは、IVR（画像下治療）に関する理解と認知を深めるための貴重な機会です。

以下に、開催されるイベントの詳細をお知らせします。

市民公開講座「切らない子宮筋腫治療？UAEについて学ぼう！」

この市民公開講座では、女性の健康に関する最新の治療法である「UAE（子宮動脈塞栓術）」について、専門医や体験者がわかりやすく解説します。子宮筋腫に悩む多くの女性にとって、切らない治療法の選択肢を知ることは重要です。

講座の詳細は以下の通りです。

• 日時：2025年5月28日（水）18:30〜19:30
• 会場：虎の門ヒルズフォーラム 5F メインホール（〒105-6305 東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー）
• 参加費：無料
• 申込方法：チラシ記載のQRコードまたはこちらのリンクからお申込みください。先着順での受付となります。

プログラム内容は以下の通りです。

1. 「女性の70%に子宮筋腫があるってよ！？」
   講師：東京医科大学 産科婦人科学教室 伊東 宏絵 先生
2. 「切らずに治す、カテーテル治療：UAE（子宮動脈塞栓術）とは？」
   講師：NTT東日本関東病院 放射線科 大澤 まりえ 先生
3. 「私の子宮筋腫体験トークショー」
   ゲスト：柴田 理恵 様
4. 質疑応答：伊東 宏絵 先生、大澤 まりえ 先生、岐阜大学 放射線科 川田 紘資 先生

IVR体験教室（中学生対象）

IVR体験教室では、中学生を対象に医療機器に触れる貴重な体験を提供します。医療機器を使ったカテーテル操作や血管塞栓、異物回収手技などを実際に体験できる機会です。

体験教室の詳細は以下の通りです。

• 日時：2025年5月31日（土）
• スケジュール：
• グループA：13:30～14:30
• 全員で市民公開講座：14:30～15:30
• グループB：15:30～16:30
• グループC：16:30～17:30
• 会場：東京慈恵会医科大学 1号館（〒105-8461 東京都港区西新橋3丁目25−8）
• 申込締切：2025年5月16日（金）
• 参加方法：専用フォームよりお申込み（応募多数の場合は抽選）

参加にあたっては、保護者の同伴が必要です。動きやすい服装でご参加ください。また、当日は実際に治療に使用される医療機器や針を用いるため、スタッフの指示をよく聞き、安全に注意してください。

参加者は保護者を含めて「市民公開講座」にも参加していただく必要があります。なお、当日の写真は個人が特定できないよう配慮し、ホームページや学会誌、パンフレットなどに掲載される場合がありますので、あらかじめご了承ください。

IVR（画像下治療）について

IVRとは、Interventional Radiology（インターベンショナルラジオロジー）の略で、画像診断技術を用いて体内の病変を治療する新しい治療法です。X線やCT、超音波などの画像診断装置を使用し、細い医療器具（カテーテルや針）を体内に挿入して治療を行います。これにより、従来の外科手術のように大きな切開を必要とせず、患者さんの体への負担を軽減することができます。

IVR技術は、様々な医療分野での応用が進んでおり、特に婦人科領域においては、子宮筋腫の治療などにおいて重要な役割を果たしています。

日本インターベンショナルラジオロジー学会について

日本インターベンショナルラジオロジー学会は、1995年に設立され、2005年に一般社団法人化された日本医学会の分科会です。IVR技術の発展や国内外との研究連携、啓発活動を主な目的として活動しています。

問い合わせ先は以下の通りです。

• 住所：〒355-0063 埼玉県松山市元宿1-9-4ハイムレグルス1階
• メール：office@jsir.or.jp
• ウェブサイト：日本IVR学会公式サイト

まとめ

2025年5月に開催される日本IVR学会の市民向けイベントは、女性の健康や医療技術についての理解を深めるための重要な機会です。

以下に、イベントの要点を整理しました。

これらのイベントに参加することで、IVRに関する知識を深め、医療の最新技術を体験する良い機会となるでしょう。