EXPO2025日本盆栽・水石展が5月19日から開催!歴史的名品が大阪に集結
ベストカレンダー編集部
2025年5月10日 21:41
EXPO2025盆栽展
開催期間:5月19日〜5月22日

EXPO2025日本盆栽・水石展の開催概要
2025年5月19日から5月22日までの4日間、関西・大阪万博会場内にて「日本盆栽・水石展」が開催されます。このイベントでは、55年前の大阪万博「日本万国博盆栽水石展」に出品された名樹たちが再び登場し、樹木の生命力を感じさせる貴重な機会となります。
特に注目すべきは、江戸幕府十五代将軍・徳川慶喜公が愛した黒松「鎧(よろい)掛けの松」です。この盆栽は幕末の動乱を生き抜いた歴史的な名品であり、盆栽界の重要な文化的遺産とも言えます。

展示内容の詳細
EXPO2025日本盆栽・水石展では、以下のような多彩な展示が行われます。
- EXPO’70大阪万博出品の盆栽
- 徳川慶喜公遺愛の盆栽
- 特別展示ブース(コーナン商事株式会社の協力による)
- 日本盆栽大観展・内閣総理大臣賞受賞樹
- 2021年の棋聖戦に飾られた盆栽2点
特に、コーナン商事株式会社による特別展示ブースでは、国内屈指の逸品が揃い、訪れる人々を魅了します。また、約128席の盆栽や水石、盆器が出展され、国風賞や日本盆栽大観展・内閣総理大臣賞受賞樹など、貴重な名品をじっくりと堪能できます。
会場内には、全国から集った盆栽ショップによる即売ブースも設けられ、盆栽素材や関連資材の販売も行われます。これにより、来場者は盆栽関連商品を手に入れる楽しみも味わえます。

EXPO’70大阪万博の盆栽展示の歴史
55年前、昭和45年に開催された大阪万博EXPO’70では、日本庭園において盆栽水石展が行われました。このイベントは、国内外の要人や多くの人々が訪れ、盆栽の美しさを目の当たりにする機会となりました。
この展示を契機に、初めて英国の辞典に「BONSAI」という語が掲載され、世界中に盆栽文化が広がりました。国内では、盆栽ブームが起こり、自治体や企業内に盆栽愛好団体が設立されるなど、盆栽は多くの人々に親しまれる存在となりました。

盆栽文化の進化と現在の状況
1970年の大阪万博での展示以降、盆栽は着実にファンを増やし続けています。1989年には埼玉県・大宮で初めての世界盆栽大会が開催され、以降4年ごとに世界の異なる都市で行われるようになりました。この大会は、多くの盆栽ファンを集める重要なイベントとなっています。
現在では、日本の盆栽イベントには、欧州、アジア、北米、南米など、世界中から愛好家が訪れています。盆栽は「おじいちゃんの趣味」としてだけではなく、「生きる美術品」としての地位を確立し、高級ホテルや商業施設でのディスプレイにも利用されています。
項目 | 詳細 |
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イベント名称 | EXPO2025日本盆栽・水石展 |
会期 | 2025年5月19日(月)から5月22日(木)まで |
会場 | 大阪・関西万博会場内「EXPO メッセ(WASSE)」 |
主催団体 | EXPO2025日本盆栽・水石展組織委員会 |
展示内容 | EXPO’70出品盆栽、徳川慶喜公遺愛の盆栽、特別展示品など |
即売ブース | 全国から集った盆栽ショップによる盆栽素材・関連資材の販売 |
以上の内容から、EXPO2025日本盆栽・水石展は、伝統的な日本文化を体験できる貴重な機会であり、盆栽愛好者や文化に興味のある方々にとって、訪問する価値が十分にあるイベントであることがわかります。
参考リンク: