東京ドームが5月7日に新感覚SNSアプリ「コトアム」をリリース！文学の新たな楽しみ方を提案

東京ドームグループが新感覚SNSアプリ『コトアム』をリリース

2025年5月7日（水）、株式会社東京ドームが新たにリリースしたSNSアプリ『コトアム』は、ことばを投稿・編む楽しさを提供する新しいプラットフォームです。このアプリは、東京ドームグループの社内新規事業提案制度「mokuMOKU」から生まれたアイデアであり、2023年にリリースした検証版サービスがユーザーからの好評を受けて正式な事業化が実現しました。

『コトアム』の名前には、「ことば×編む」と「ことば×Amulet（お守り）」の二つの意味が込められています。企画者自身が過去にことばに救われた経験を持ち、文学が日常生活に溶け込む世界を作りたいという思いから、このアプリが誕生しました。

『コトアム』の特徴と機能

『コトアム』の最大の特徴は、作品を生み出す「書き手」と、作品を楽しむ「読み手」が共に楽しめる点です。書き手は詩歌、小説、エッセイ、日記、さらにはおすすめの本など、さまざまな形式のことばを投稿することができます。

読み手は、アプリ内の作品からお気に入りのものを選び、プレイリストとしてまとめることができます。これにより、自分だけのアンソロジーを作成し、アプリ内やSNSでシェアすることが可能です。このプレイリスト機能は、作り手だけでなく読み手にも創作意欲を刺激する新しい価値を提供します。

アプリの主な機能

• 書く: オールジャンルの作品を手軽に投稿できます。多くのユーザーのプレイリストに入ると人気作品・人気作者としてランクインします。
• 読む: 単体の作品だけでなく、多くのユーザーによるプレイリストも楽しめます。
• プレイリスト作成・シェア: お気に入りの作品を集めたプレイリストを作成し、他のユーザーとシェアできます。
• フォロー: 好きな作者や素敵なプレイリストを作るユーザーをフォローできます。

アプリの詳しい操作説明や楽しみ方は、公式サイトで確認できます。

コトアム第一期アンバサダーとその役割

『コトアム』の魅力を広めるため、エッセイストや歌人、書評家など、さまざまなジャンルから11名のクリエイターが「コトアム第一期アンバサダー」として就任しました。彼らは、それぞれのジャンルの魅力を発信し、ジャンルの隔たりを超えた企画を実施する予定です。

アンバサダーには、以下のようなクリエイターが名を連ねています：

1. 浅井音楽（エッセイスト）
2. 岡野大嗣（歌人）
3. 暮田真名（川柳人）
4. 神野紗希（俳人）
5. すずめ園（自由律俳人）
6. せきしろ（自由律俳人）
7. 鳥さんの瞼（歌人）
8. 文月悠光（詩人）
9. 方丈海（小説家）
10. 宮田愛萌（小説家・タレント）
11. 渡辺祐真（書評家）

彼らは、コトアムを通じて新たな文学との出会いを促し、ユーザーに対して文学の楽しさを伝えていく役割を担います。

今後のイベントと展開

『コトアム』は、今後さまざまなイベントや企画を通じて、文学の魅力をさらに広げていく予定です。具体的には、2025年5月11日（日）に東京ビッグサイトで開催される「文学フリマ東京40」に出展し、アプリの体験ブースを設けるほか、アプリをダウンロードした方に無料の冊子を配布します。

また、2025年6月3日（火）には、東京・下北沢の本屋「B＆B」でトークイベントを開催します。このイベントでは、歌人やデザイナー、編集者などが登壇し、『コトアム』の魅力について語ります。

イベント詳細

これらのイベントは、ユーザーが『コトアム』を体験し、文学との新たな出会いを楽しむ機会となります。

『コトアム』のロゴとその意味

『コトアム』のロゴは、作者が生み出した「ことば」を読者が「編む」というコンセプトを基にデザインされています。ことばを纏うことで、気持ちが温かくなるアプリを目指し、イラストレーターのカワグチタクヤさんが手掛けたビジュアルと、タイポグラフィーはムラヤマアヤノさんによるものです。

このロゴは、ことばが心を温め、日常に溶け込む様子を表現しています。『コトアム』は、そんな「ことば」を通じて、ユーザーに新たな体験を提供することを目指しています。

まとめ

『コトアム』は、東京ドームグループが提供する新しいSNSアプリであり、ことばを投稿・編む楽しさを提供します。書き手と読み手が共に楽しむことができるこのプラットフォームは、文学の魅力を広げるための新しい試みです。今後のイベントやアンバサダーによる活動を通じて、さらなる発展が期待されます。

『コトアム』のリリースにより、文学の新しい楽しみ方が提案され、ユーザー同士の交流が促進されることが期待されます。