5月10日からメッツァビレッジで「シップス・キャット スピーダー」展示開始
ベストカレンダー編集部
2025年5月6日 16:49
シップスキャット展示
開催期間:5月10日〜5月11日

メッツァビレッジにおける特別企画イベント
2025年5月6日、株式会社メッツァが運営する北欧ライフスタイル体験施設「メッツァビレッジ」(埼玉県飯能市)にて、現代美術館「ハイパーミュージアム飯能」が初めてのゴールデンウィークを迎えました。この特別な期間に合わせて、5月5日(月・祝)にはアーティストトークイベントが開催されました。
このイベントでは、オープニング展示「宇宙猫の秘密の島」を手掛けた世界的な現代美術作家・ヤノベケンジと、現在GINZA SIXで展示中の高さ約4mの巨大作品で注目を集める若手アーティスト・たかくらかずきが初めてトークセッションを行いました。館長の後藤繁雄が進行を務め、来場者からの質問も交えながら、様々な話題が展開されました。

トークセッションの内容
トークイベントは、新緑が映える晴天の中で行われ、ヤノベケンジは「GINZA SIXでは生命の起源を、ハイパーミュージアム飯能では芸術の起源を宇宙猫を通して描いている」と語りました。彼は、物を生み出すことの尊さや、創作の過程で感じる快感についても触れ、創作活動に対する情熱を語りました。
また、ヤノベの代表作である「トらやん」と「シップス・キャット」の関連性についても言及し、「1990年からデビューして35年、社会問題をアートを通じて次の世代に伝えてきた」と説明しました。彼の作品は、社会の問題を伝えるメッセンジャーとしての役割も果たしていることが強調されました。
一方、たかくらかずきはヤノベの作品の没入感について言及し、「現実との境界がない」と述べました。彼は、ヤノベの作品がどのように日常に非現実を持ち込むかを説明し、特に「シップス・キャット スピーダー」の魅力についても触れました。彼の言葉からは、ヤノベの実体験に基づく作品制作への敬意が感じられました。

サイン会と来場者の反応
トークイベントの後には、ハイパーミュージアム飯能内でサイン会が行われました。来場者は各自が持参したヤノベのグッズにサインをもらい、短い時間ではありましたが貴重な交流を楽しむことができました。会場は、サインを受けたファンの満足そうな笑顔と、次の順番を待つファンの期待感で溢れ、温かい雰囲気に包まれていました。
このように、トークイベントとサイン会は来場者にとって特別な体験となり、アートへの理解を深める機会となりました。

特別展示「宇宙猫の秘密の島」
ハイパーミュージアム飯能では、オープニング特別企画展「宇宙猫の秘密の島」が開催されています。この展示は、ヤノベケンジによる記念すべき展覧会であり、1990年代に登場した「タンキング・マシーン」や「トらやん」などのキャラクターを含む、約80点の作品が展示されています。
展示の内容は、宇宙猫のバックストーリーを基に、ヤノベが約35年の作家活動の中で生み出してきた作品を振り返るもので、立体作品や原画、特別映像が含まれています。展示期間は2025年3月1日から8月31日までで、開館時間は10:00から17:00までとなっています。
この特別企画展は、メッツァ敷地内の宮沢湖に浮かぶ巨大な眠り猫の浮島も含まれており、訪れる人々に新たなアート体験を提供しています。

「シップス・キャット スピーダー」の展示
また、特別企画として公道走行可能な彫刻カー「シップス・キャット スピーダー」が関東初登場しました。この作品は「世界最速の彫刻」を目指した電気自動車と一体型の彫刻作品であり、ヤノベは映画に登場する空中を浮遊するモビリティにインスピレーションを受けてデザインしました。
展示は2025年5月10日と11日の2日間、ハイパーミュージアム飯能の正面入口付近で行われ、鑑賞は無料で、雨天時は中止となります。作品はそのユニークなデザインから、周囲の風景を映し出すことができ、訪れる人々に新しい視覚体験を提供します。

まとめ
イベント名 | 開催日 | 内容 |
---|---|---|
アーティストトークイベント | 2025年5月5日 | ヤノベケンジとたかくらかずきのトークセッション |
サイン会 | 2025年5月5日 | ヤノベとの交流イベント |
オープニング特別企画展 | 2025年3月1日〜8月31日 | ヤノベケンジ「宇宙猫の秘密の島」 |
シップス・キャット スピーダー展示 | 2025年5月10日・11日 | 公道走行可能な彫刻カーの展示 |
このように、メッツァビレッジではアートと自然が融合した特別な体験が提供されており、訪れる人々に新たなインスピレーションを与えています。アートを通じて社会や自然に対する眼差しを深める機会となることでしょう。
参考リンク: