台湾のクラウドサービスが5月5日からJapan IT Weekで最新技術を披露

台湾クラウドサービスティームがJapan IT Weekに登場

2025年5月5日、台湾の中華民国資訊軟體協会は、台湾のクラウドサービス業者の海外市場開拓を推進するため、数位発展部数位産業署からの委託を受けて、Japan IT Week春展に参加しました。このイベントでは、「CLOUD SERVICE TEAM TAIWAN」というパビリオンを設置し、台湾のデジタルトランスフォーメーション、AI応用、マーケティングテクノロジーなどの分野におけるイノベーションをアピールしました。

台湾はデジタルトランスフォーメーションの分野で世界的に高い評価を受けています。スイス・ローザンヌの国際経営開発研究所（IMD）が発表した2024年世界デジタル競争力番付では、台湾は9位にランクインしました。特に「企業のアジリティ」や「ビッグデータ解析・応用」において高い評価を得ており、台湾企業のデジタルイノベーション能力が反映されています。

出展企業とそのソリューション

今回のJapan IT Weekには、デジタルトランスフォーメーション、AI応用、マーケティングテクノロジー、情報セキュリティなどのクラウドソリューション関連の業者が参加しました。以下に、出展企業とその提供したソリューションの一部を紹介します。

• 愛吠的狗娯楽：AIとVRを結合した双方向体験ソリューションを提供し、ブランドマーケティングと顧客とのコミュニケーションを強化しました。
• 以力科技：SNSサイト（LINE、Messenger、Instagramなど）向けのAIチャットボット技術統合ソリューションを出展し、顧客とのコミュニケーションを改善します。
• ギャラクシーソフトウェアサービス：企業の知識資産の統合と管理を支援するナレッジマネジメントシステムを発表しました。
• 雲発互動科技：AI Agentを活用したCRM実務シーンを展示し、プロセスの自動化を実現しました。
• 亜路科技：企業のSNS経営とプレシジョンマーケティング戦略を強化するためのソーシャルメディアマーケティング統合ソリューションを発表しました。
• 猟豹資訊：ブランドとインフルエンサー資源の連結を加速するインフルエンサーマッチングプラットフォームを展示しました。
• 禾多移動多媒体：データドリブンを利用したデジタルトラフィック生成サービスを主に展示し、日本のブランド企業から注目を集めました。
• 凌群電腦：情報セキュリティITモニタリングシステムを展示し、多数の日本企業から提携に関する照会を受けました。

展示会の様子と商談の成果

展示会の初日には、台湾の駐日代表である李逸洋大使が「CLOUD SERVICE TEAM TAIWAN」パビリオンを訪れ、出展業者からの応用ソリューションについて説明を受けました。大使は、業者の国際市場における実績と努力を高く評価し、激励の言葉を贈りました。

開催期間中には、テーマ別のショートトークや応用デモンストレーションが数回実施されました。また、日本のチェーンレストランや地方政府のスマートシティ計画におけるデジタルマーケティングの応用、情報セキュリティITモニタリングシステムの導入、取次・代理販売、システム統合などに関する1対1の商談・マッチングが70回以上行われました。これにより、台湾のクラウド産業は国際市場開拓において再度実績を積み重ねました。

日台のデジタル領域における協力の重要性

日本と台湾はデジタル領域において相補的な関係を築いており、両国の企業は技術イノベーション、市場開発、事業の国際展開においてそれぞれの強みを活かしています。今後、パートナーシップや協力、交流をより緊密にすることで、日台の企業は共に新たなデジタルトランスフォーメーションの局面を切り開くことが期待されます。

台湾のクラウドイノベーションやデジタルトランスフォーメーション関連のソリューションに興味がある方は、中華民国資訊軟体協会（www.cisanet.org.tw）までお問い合わせください。日台連携や国際市場開拓の機会について検討することができます。

以上の内容から、台湾のクラウドサービス業者はJapan IT Weekにおいて、その技術力と市場開拓の意欲を示しました。今後の国際市場におけるさらなる展開が期待されます。