Wings for Life World Run 2025で福田穣選手が世界チャンピオンに!次回エントリーは11月5日開始
ベストカレンダー編集部
2025年5月5日 11:50
Wings for Life World Run
開催日:11月5日

世界最大のチャリティーラン「Wings for Life World Run 2025」の開催
2025年5月4日(日)午後8時(日本時間)に、ウィングス・フォー・ライフ財団が主催する世界最大のチャリティーランイベント「Wings for Life World Run」が開催されました。今年で12回目を迎えるこのイベントには、170カ国から310,719人が参加し、脊髄損傷治療のための研究資金を集めるために走りました。
レッドブル・ジャパン株式会社は、2004年の財団設立以来、本大会を支援しており、今年も多くのアスリートや参加者が集結しました。東京会場では、特に多くの著名なアスリートが参加し、会場を盛り上げました。

大会結果と参加者の活躍
男子の部では福岡会場の福田穣選手が71.67kmを走破し、大会新記録を樹立して3度目の世界チャンピオンに輝きました。女子の部では、ドイツのエスター・ファイファー選手が59.03kmを走り切り、見事に世界チャンピオンに。さらに、東京会場に初参加の屋代沙由未選手が44.04kmで国内女子1位に輝くなど、多くの選手が素晴らしい成績を収めました。
カテゴリ | 選手名 | 距離 | 結果 |
---|---|---|---|
男子 | 福田穣 | 71.67 km | 世界チャンピオン |
女子 | エスター・ファイファー | 59.03 km | 世界チャンピオン |
女子 | 屋代沙由未 | 44.04 km | 国内女子1位 |
このように、各地で多くの選手たちが素晴らしい成果を上げ、チャリティーの目的である脊髄損傷治療のための資金集めに貢献しました。

イベントの特徴と参加者の体験
「Wings for Life World Run」の最大の特徴は、全世界のランナーが同時にスタートし、ゴールが存在しない点です。スタートから30分後に「キャッチャーカー」と呼ばれる追跡車が走り出し、徐々にスピードを上げてランナーを追いかけます。ランナーはこのキャッチャーカーに追い抜かれた時点でレースが終了となります。
東京会場では、参加者たちが個性豊かな仮装やフェイスペイントを施し、アップテンポな音楽に合わせて盛り上がりました。スタートのカウントダウンが始まり、参加者全員がゼロを叫ぶと同時に、20時にレースがスタートしました。沿道の応援を受けながら、ランナーたちは軽快に走り出しました。
- キャッチャーカーに追い抜かれたランナーはフィニッシュとなる。
- 約3時間後、残った参加者は310,719人中963人に。
- 世界記録更新を目指して走り続けた精鋭たち。
このように、ただ走ることだけでなく、参加者同士の交流や、脊髄損傷の治療研究への理解を深める場としても重要な役割を果たしています。

参加者の声と今後の展望
大会に参加した選手たちのコメントからも、イベントの意義や楽しさが伝わってきます。福田穣選手は「今年も勝ちたいと思っていたので、本当に勝てて嬉しいです」と語り、屋代沙由未選手は「医療現場だけでは解決できないこともある。このイベントが脊髄損傷の治療研究につながると思うと、走るモチベーションになった」と述べました。
また、赤星憲広選手は「寄付金が脊髄損傷の治療研究に役立つのは素晴らしい」とし、猪狩ともか選手は「楽しく走ることができた」と感想を述べました。渋谷真子選手も「車いすで参加できるランニングイベントは少ないので、このような場があることは意義深い」と語り、参加者全員がこのイベントを通じて意義を感じていることがわかります。
来年の「Wings for Life World Run」は2025年11月5日からエントリーが開始される予定で、さらなる参加者数記録の更新を目指しています。

まとめ
「Wings for Life World Run 2025」は、脊髄損傷治療のための研究資金を集めるための重要なイベントであり、世界中のランナーが一堂に会して走ることで、意義深いメッセージを発信しました。今年の大会では、過去最高の860万ユーロ(約14億円)の寄付金が集まり、累計寄付額は6,053万ユーロ(約99億円)に達しています。
項目 | 数値 |
---|---|
総参加者数 | 310,719人 |
参加国数 | 170カ国 |
参加国籍数 | 191 |
日本国内参加者数 | 3,676人 |
東京会場参加者数 | 700人 |
募金・寄付金総額 | 860万ユーロ(約14億円) |
このように、Wings for Life World Runは、ただのランニングイベントを超え、脊髄損傷治療のための希望をつなぐ重要な場として、今後も継続的に開催されることが期待されます。
参考リンク: