日本初の100%ドーピング検査導入!9月14日開催の全日本ボディビル選手権
ベストカレンダー編集部
2025年5月4日 16:43
日本初ポリグラフ導入
開催日:9月14日

日本初の100%ドーピング検査を導入したボディビル選手権大会
全日本ナチュラルボディビルディング連盟(以下、ANNBBF)は、2025年9月14日(日)に兵庫県神戸市で開催される「第69回全日本ボディビルディング選手権大会」において、出場選手全員に対してドーピング検査を義務付けることを発表しました。この大会では、ウソ発見器検査(ポリグラフテスト)を導入し、ドーピング検査率100%を実現することを目指しています。
この取り組みは、日本のフィットネス業界においても「史上初」とされ、選手の健康と公正な競技環境を守るための重要なステップとなります。関東選手権や全日本選手権で暫定プロを獲得した選手は、ポリグラフテストをパスすることで正式なWNBFプロとなることができます。

WNBFとANNBBFの提携
WNBF(World Natural Body Building Federation)は、世界60ヵ国とアフィリエイト契約を結ぶ世界最大級のナチュラルボディビル団体です。WNBFのドーピング検査率は100%で、尿検査や血液検査に加え、選手全員にポリグラフテストを行います。ANNBBFはWNBFと提携しており、そのためANNBBFの大会で優勝するとWNBFプロになる権利が得られます。
WNBFプロとなることで、選手は海外で開催されるWNBFのプロ戦に出場し、賞金を獲得するチャンスが広がります。これにより、選手たちはより高い目標に向かって努力することができるようになります。

ドーピングの影響とポリグラフテストの重要性
ドーピングとは、禁止薬物を使用する行為であり、昨今のボディメイクブームに伴い、コンテスト業界ではこの問題が深刻化しています。禁止薬物には、アナボリックステロイドや成長ホルモン、IGF-1などが含まれ、これらの使用は健康に深刻な影響を及ぼすことがあります。
ドーピングの副作用としては、脳卒中や心臓発作などのリスクが増加し、最悪の場合には死亡に至るケースも報告されています。また、外見にも影響が出ることがあります。女性は男性化する副作用が現れ、男性は女性化乳房や勃起障害などの症状を引き起こす可能性があります。
ポリグラフテストは、被験者の心拍数や血圧、呼吸リズム、皮膚電気反応などの生理反応を通じて、嘘をついているかどうかを検査する手法です。アメリカでは元FBIなどの専門家が行うこのテストは、97%の正確性を誇り、演技だけで誤魔化すことができません。過去の禁止薬物使用履歴も検出可能であり、選手の信頼性を高めるために非常に重要な役割を果たします。

大会の詳細と今後の展望
2025年の大会は、8月10日(日)に横須賀で開催される「第2回関東ボディビルディング選手権大会」と、9月14日(日)に神戸で開催される「第69回全日本ボディビルディング選手権大会」の2つがあります。関東大会では、各カテゴリーの優勝者にWNBFプロカードが発行され、これにより正式なWNBFプロとして認定される機会が提供されます。
大会の開催概要は以下の通りです:
大会名 | 開催日 | 開催場所 |
---|---|---|
第2回関東ボディビルディング選手権大会 | 2025年8月10日(日) | 横須賀芸術劇場 |
第69回全日本ボディビルディング選手権大会 | 2025年9月14日(日) | 神戸ポートオアシス |
ANNBBFは、今後も選手の健康と競技の公正さを守るため、厳格なドーピング検査を実施し続ける方針です。日本初のポリグラフテストを導入することで、より信頼性の高い大会を目指していくことになります。
全日本ナチュラルボディビルディング連盟は、1954年に設立されて以来、60年以上の歴史を持つ団体です。今後も、スポーツとしてのボディビルディングを支え、選手たちの健康と安全を最優先に考えた活動を続けていきます。

まとめ
本記事では、2025年に開催される日本初の100%ドーピング検査を導入したボディビル選手権大会について詳しく解説しました。以下に、主要なポイントを整理します。
ポイント | 詳細 |
---|---|
大会名 | 第69回全日本ボディビルディング選手権大会 |
開催日 | 2025年9月14日(日) |
開催場所 | 神戸ポートオアシス |
ドーピング検査 | ポリグラフテストを含む100%ドーピング検査 |
WNBFとの提携 | WNBFプロカードを獲得可能 |
この大会は、選手たちにとって新たな挑戦であり、ボディビルディング界における公正な競技環境を築くための重要な一歩となります。
参考リンク: