石見神楽が6月19日・20日に大阪・関西万博で特別公演、55年ぶりの大蛇舞台
ベストカレンダー編集部
2025年5月1日 15:15
石見神楽特別公演
開催期間:6月19日〜6月20日
浜田市の伝統芸能「石見神楽」が大阪・関西万博で特別公演を開催
島根県浜田市は、2025年4月13日から開催される大阪・関西万博において、伝統芸能「石見神楽」による特別公演『IWAMIKAGURA HEROES 石見神楽「大蛇」降臨!受け継がれる情熱の軌跡 ~石見神楽を創り出したまち浜田~』を、6月19日・20日に開催することを発表しました。この公演は、1970年の大阪万博以来、実に55年ぶりに行われる石見神楽の公演となります。
本公演では、55体の大蛇が舞台を所狭しと暴れ舞う、前代未聞のスケールでの演目「大蛇(おろち)」が披露されます。また、現代美術家兼イラストレーターの古塔つみ氏がキービジュアルを描き下ろし、伝統と現代アートが融合したビジュアル表現にも注目が集まります。
公演の詳細とスケジュール
公演の概要は以下の通りです。
- 公演名称: IWAMIKAGURA HEROES 石見神楽「大蛇」降臨!受け継がれる情熱の軌跡 ~石見神楽を創り出したまち浜田~
- 開催日時: 2025年6月19日(木) 18:00~、6月20日(金) 10:30~ / 14:00~ / 18:00~(各回約2時間を予定)
- 会場: EXPOホール(シャインハット)|大阪・関西万博会場内
- 主催: 浜田市 / 浜田市石見神楽大阪・関西万博公演実行委員会
- 協力企業: 株式会社セレスポ / 一般社団法人おんげん / 株式会社MSK / 株式会社LDH JAPAN / 株式会社ニューシンク
- 特設サイト: https://hamada-iwamikagura.com/expo2025/
演目の内容と特長
公演では、以下の演目が披露されます。
- 大蛇 / おろち
- 記紀神話のスサノオノミコトによるヤマタノオロチ退治を描いた石見神楽の代表的な演目。55体の大蛇が舞台を埋め尽くす圧巻の舞が初披露されます。
- 神迎 / かんむかえ
- 神々を迎え入れる儀式舞で、石見神楽の始まりを告げる演目です。狩衣姿の舞手が厳かに舞い、神聖な空気に包まれます。
- 大江山 / おおえやま
- 源頼光と家臣たちが酒呑童子を討伐する物語を描いた壮大な鬼退治の演目。見どころ満載の大作神楽です。
- 恵比須 / えびす
- 豊漁と商売繁盛の神、恵比須様が釣りを楽しむ姿をコミカルに描いた人気演目です。
注目のポイントとクリエイター紹介
本公演にはいくつかの注目ポイントがあります。
- 1970年大阪万博以来、55年ぶりの万博での石見神楽公演。
- 大人気演目「大蛇(おろち)」では、55体の大蛇による圧巻の大舞台を初披露。
- 「恵比須」「大江山」など、地域で愛され続ける名演目も登場。
- 伝統芸能と現代アートの融合!古塔つみ氏描き下ろしによるキービジュアルも必見。
古塔つみ氏は、現代美術作家兼イラストレーターとして知られ、2017年から活動を開始しました。彼は多くのミュージシャンやアパレルとのコラボレーションを経て、近年は現代美術家としての道を歩んでいます。彼の作品は、デジタル作品と現代美術作品の境界を超えた独自の解釈で展開されており、特にシルクスクリーンや浮世絵木版画など多様な技法を駆使しています。
石見神楽の歴史とその意義
石見神楽は、島根県浜田市に伝わる伝統芸能であり、1970年の大阪万博ではその圧巻の舞で世界中の観客を驚かせました。これまでに国内外で数多くの公演を行い、「高円宮殿下記念地域伝統芸能賞」を受賞するなど、日本を代表する伝統芸能として評価されています。特に「大蛇」は石見神楽の代名詞として知られ、国内の他の伝統芸能にも多大な影響を与えています。
2019年には、日本遺産に認定され、2022年には国立劇場での単独公演を成功させるなど、伝統を守りつつも常に進化を続けています。2025年には、55頭の大蛇が舞台を彩る壮大な舞が初披露されることとなり、今後の活動にも大いに期待が寄せられています。
| 公演名称 | 開催日時 | 会場 | 主催 | 演目 |
|---|---|---|---|---|
| IWAMIKAGURA HEROES 石見神楽「大蛇」降臨!受け継がれる情熱の軌跡 | 2025年6月19日(木) 18:00~ 2025年6月20日(金) 10:30~ / 14:00~ / 18:00~ | EXPOホール(シャインハット)|大阪・関西万博会場内 | 浜田市 / 浜田市石見神楽大阪・関西万博公演実行委員会 | 大蛇 / 神迎 / 大江山 / 恵比須 |
以上の内容を通じて、浜田市の伝統芸能「石見神楽」が大阪・関西万博で特別公演を行う意義や魅力が伝わったのではないでしょうか。55年ぶりの公演に向けて、多くの人々が期待を寄せています。