地下鉄サリン事件題材のドキュメンタリー映画『AUM』、2025年3月20日公開

映画『AUM』公開

開催日:3月20日

映画『AUM』公開
映画『AUM:THE CULT AT THE END OF THE WORLD』ってどんな内容?
この映画は、地下鉄サリン事件を題材にし、オウム真理教の背景や教祖の生い立ちを多角的に検証したドキュメンタリーです。
この映画はいつ日本で公開されるの?
映画『AUM:THE CULT AT THE END OF THE WORLD』は、2025年3月20日に日本国内で公開される予定です。

衝撃のドキュメンタリー映画『AUM:THE CULT AT THE END OF THE WORLD』配給権契約締結のお知らせ

株式会社AIM Entertainment Japanは、サブマリン・デラックス制作のドキュメンタリー映画『AUM:THE CULT AT THE END OF THE WORLD』(原題)の日本国内における配給権を獲得したことを発表しました。この映画は、地下鉄サリン事件から30年を迎える2025年3月20日に公開される予定です。

本作は、サンダンス映画祭でワールドプレミア上映され、その後高い評価を得ました。北米では2025年3月19日に劇場公開される予定で、AIM Entertainment Inc.は、事件の記憶を風化させず、その教訓を未来へと繋ぐために、事件現場に近い日比谷の映画館から公開を開始します。

「AUM:THE CULT AT THE END OF THE WORLD」配給権契約締結のお知らせ 画像 2

映画の背景と制作過程

『AUM:THE CULT AT THE END OF THE WORLD』は、アメリカ人ジャーナリストのデビッド・E・キャプランとピューリッツァー賞受賞者であるイギリス人ジャーナリストのアンドリュー・マーシャルによる共著「The Cult At The End Of The World」を基にしています。この作品は、3年以上にわたる綿密な取材と制作期間を経て完成しました。

映画は、教団の教祖である麻原彰晃(本名:松本智津夫)の生い立ちから「オウム真理教」の設立、拡大、そして地下鉄サリン事件に至るまでの過程を多角的に検証しています。特に、教団が敵と見なした人々を標的にした恐ろしい企みや、布教活動におけるメディアの活用、政党結成と選挙への挑戦といった特異な手法についても詳細に描かれています。

映画の内容と特徴

本作では、歴史的映像と共に、日本の警察やマスメディアが見過ごしてきた当時教団に立ち向かおうとした少数の勇気ある人々への貴重なインタビューも収録されています。特に、元教団広報担当の上祐史浩氏のインタビュー映像は、観る者に深い問いを投げかけ、過去と現在を結びつける重要な要素となっています。

また、映画は宗教そのものを否定も肯定もしない上質なドキュメンタリー作品であり、観客に新たな視点を提供することを目指しています。国際社会から向けられる日本への視線について考えるきっかけを提供し、事件から学ぶことを再考察する機会を提起します。

監督と制作陣のコメント

監督のベン・ブラウン氏は、「私たちは、AIMと共にこの映画を日本の皆さんにお届けできることを大変嬉しく思っています。アメリカを拠点とするチームとして、国際的な視点から物語を描くことを目指しつつ、日本人としての観点にも深く敬意を払い、真摯に理解しようと努めました」と述べています。

この映画は、日本で出会えた多くの方々の協力がなければ実現し得なかった作品であり、観客に心に届くことを願っています。

映画の公開スケジュール

『AUM:THE CULT AT THE END OF THE WORLD』は、2025年3月20日から日本国内で公開されます。初日は日比谷の映画館からスタートし、その後全国20〜30館へと順次公開を拡大する予定です。これにより、より多くの日本の皆様に本作を鑑賞いただく機会が提供されます。

映画の詳細情報と関係者

本作の制作には、以下のような関係者が関与しています。

  • 監督: ベン・ブラウン / 柳本千晶
  • プロデューサー: ベン・ブラウン、柳本千晶、ダン・ブラウン、ジョシュ・ブラウン、リック・ブルックウェル
  • 制作会社: サブマリン・デラックス(ロサンゼルス拠点)
  • 原作: デビッド・E・カプラン、アンドリュー・マーシャル著「The Cult At The End Of The World」
  • 出演: アンドリュー・マーシャル、江川紹子、デヴィッド・E・カプラン、滝本太郎、上祐史浩 他
  • 編集: 出野圭太
  • 音楽: ダン・ブラウン、チャーリー・ブラウン

AIM Entertainment Inc.は、映画、音楽、ゲーム、グッズ、アート、イベントなど多岐にわたるコンテンツのメディアミックスを手掛けるライセンスエージェントです。詳しくは、こちらをご確認ください。

まとめ

映画『AUM:THE CULT AT THE END OF THE WORLD』は、地下鉄サリン事件に関する深い理解を促すための重要な作品です。配給権契約の締結により、日本国内での公開が実現し、多くの観客にこの衝撃的なドキュメンタリーを鑑賞する機会が提供されます。映画が描く内容は、過去の教訓を未来へと繋ぐための重要なメッセージを持っており、観る者に深い考察を促すことが期待されます。

項目 詳細
映画タイトル AUM:THE CULT AT THE END OF THE WORLD
配給権契約締結日 2025年5月1日
公開日 2025年3月20日
制作会社 サブマリン・デラックス
監督 ベン・ブラウン / 柳本千晶
原作 デビッド・E・カプラン、アンドリュー・マーシャル著「The Cult At The End Of The World」

本記事では、映画『AUM:THE CULT AT THE END OF THE WORLD』の配給権契約に関する情報を詳しく解説しました。この作品が日本でどのように受け入れられるか、注目が集まります。

参考リンク: