はしもとみお彫刻展が福井で開催、動物彫刻と音楽の共演を楽しむ4月19日から
ベストカレンダー編集部
2025年4月29日 21:41
はしもとみお彫刻展
開催期間:4月19日〜6月15日

生命宿る愛らしい動物たちの世界「はしもとみお彫刻展 音を刻むいきものたち」
福井県あわら市にて、2025年4月19日から6月15日までの期間、金津創作の森美術館にて「はしもとみお彫刻展 音を刻むいきものたち」が開催されます。この展覧会では、動物肖像彫刻家として幅広い層から人気を集めるはしもとみおの作品が展示され、等身大の愛らしい動物彫刻が数多く登場します。新緑芽吹く森の自然と共に、家族で楽しめる内容となっています。

展覧会の見所
本展の見所は、何と言っても「生命が宿る動物彫刻」です。はしもとみおが手がける生きものたちは、まるでぬくもりや息づかいまで感じられるほど、各々の日々の暮らしや思い出が込められています。彼自身が「彫ってほしい、と動物たちが語りかけてくる」と語るように、個々の命を感じ取り、瞬間瞬間の表情や愛らしさ、不完全さを彫刻として残す作品が並びます。
また、音をテーマにした五感で楽しめる展覧会という点も魅力的です。はしもとは初めての試みとして滞在制作を行い、木を彫る音に合わせ、親交のある音楽家たちが楽器で音楽を奏でます。展示会場では、実際に触れることができる彫刻作品もあり、素材である楠(クスノキ)の香りも楽しむことができます。このように「生命には音がある」と語るように、生きものたちが刻む音を想像できる五感での体験が可能です。

展示作品と作家紹介
本展では、これまでに制作された彫刻作品約90点が展示されます。さらに、作品制作にあたって丹念に観察した生きもののスケッチなども見ることができ、愛くるしい生きものたちの世界を存分に楽しむことができます。
はしもとみおは1980年に兵庫県で生まれ、三重県北部の古い倉庫にアトリエを構えています。彼は動物たちのそのままの姿形を木彫りにする肖像彫刻家であり、各地の美術館で木彫りの動物たちに間近で触れ合える展覧会を開催しています。動物たちの肖像制作やフィギュア、オブジェの原型制作、さらには動物のイラストなども手掛けています。

会期と関連プログラム
展覧会の会期は2025年4月19日(土)から6月15日(日)までで、月曜日が休館日となります(祝日の場合は開館し、翌平日が休館)。開館時間は10:00から17:00までで、最終入場は16:30です。観覧料は、一般800円(団体600円)、中学・高校生600円(団体400円)、小学生400円(団体300円)、65歳以上・障がい者は各半額、障がい者の介護者(1名まで)や未就学児は無料です。
本展に関連するプログラムも多彩に用意されています。例えば、4月19日(土)には「いきもの音楽会」が開催され、木を彫る音に合わせて音楽を奏でるイベントです。出演者には、はしもとみお、イトケン(多楽器奏者)、平山つらら(ピアノ/鍵盤ハーモニカ)が名を連ねています。定員は100人で、料金は1,000円です。
また、大型連休に合わせて開館時間を9:00に繰り上げる「おはようミュージアム」や、展覧会をより楽しむための散策シートの配布、スタッフとともに巡る「展示おさんぽ会」なども企画されています。さらに、6月8日(日)には福井ゆかりの木工作家たちによる「ふくい木工てづくり市」も開催されます。

福井県あわら市の魅力
福井県あわら市は、全国幸福度ランキングで2014年から5回連続1位を獲得した地域です。北陸有数の温泉地であるあわら温泉は、開湯140周年を迎え、多くの観光客を魅了しています。また、宿場町としての文化が残る金津地区や、淡水釣りやカヌーが盛んな北潟湖、北陸街道の歴史が息づく吉崎・細呂木地区など、多様な魅力にあふれています。これらの自然や文化が融合したあわら市は、訪れる人々に幸せな気持ちを提供しています。
この展覧会を通じて、はしもとみおの作品と共に、福井県あわら市の魅力を再発見する機会となることが期待されます。
項目 | 詳細 |
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展覧会名 | はしもとみお彫刻展 音を刻むいきものたち |
会期 | 2025年4月19日(土)-6月15日(日) |
会場 | 金津創作の森美術館 アートコア、野外美術館 |
観覧料 | 一般:800円、中高生:600円、小学生:400円、65歳以上・障がい者:各半額 |
関連プログラム | いきもの音楽会、おはようミュージアム、展示おさんぽ会、ふくい木工てづくり市など |
このように、「はしもとみお彫刻展 音を刻むいきものたち」は、動物たちの愛らしさや生命の息吹を感じることができる貴重な機会です。多彩なプログラムと共に、訪れる人々にとって素晴らしい体験となることでしょう。