東京メトロ、2025年5月にグリーンボンド発行で環境施策を強化
ベストカレンダー編集部
2025年4月29日 11:41
グリーンボンド発行
開催日:5月1日
東京メトロが発行する「グリーンボンド」について
東京地下鉄株式会社(以下「東京メトロ」)は、2025年5月に「グリーンボンド」を発行する予定です。この発行は、2024年3月に続くもので、グループ全体で気候変動の緩和や資源循環に向けた取り組みを一層推進することを目的としています。東京メトロは、環境問題の解決に資する鉄道事業施策に調達資金を充当することで、ステークホルダーとの連携を強化し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に寄与していく方針です。
鉄道事業は多くの電力を消費する特性を持ち、東京メトロは「脱炭素・循環型社会の実現」を重要課題として掲げています。これにより、気候変動問題への取り組みを強化し、先端技術や再生可能エネルギーの活用を通じてCO2排出量の削減を目指しています。
グリーンボンドの発行概要
今回のグリーンボンド発行は、東京メトログループのマテリアリティに関連する取り組みをステークホルダーに認知していただくための重要なステップです。具体的な発行概要は以下の通りです。
- 発行予定日: 2025年5月
- 発行目的: 環境問題の解決に資する施策に調達資金を充当
- 関連施策: 脱炭素や資源循環に向けた取り組み
東京メトロは、公共交通の利用促進を図りながら、安全・安定輸送の確保や利便性の向上にも努めていきます。
グリーンボンド・フレームワークの詳細
東京メトロのグリーンボンド・フレームワークは、国際資本市場協会(ICMA)の定めるグリーンボンド原則(GBP)2021および環境省のグリーンボンドガイドライン2022年版に基づいて策定されています。このフレームワークにおいて設定されたグリーンプロジェクトの適格クライテリアは以下の通りです。
- 再生可能エネルギーの導入
- エネルギー効率の向上
- 持続可能な交通手段の促進
- 環境性能の高い建物の建設
このフレームワークに基づくプロジェクトは、環境に配慮した施策として認められ、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。
第三者評価の取得
東京メトロは、グリーンボンド・フレームワークの原則等への適合性について、第三者評価機関である株式会社格付投資情報センター(R&I)からセカンドオピニオンを取得しています。これにより、グリーンボンドの透明性や信頼性が高められ、投資家やステークホルダーに対して安心感を提供します。
具体的な評価内容は、以下のリンクから確認できます。
まとめ
東京メトロが発行する「グリーンボンド」は、気候変動の緩和や資源循環に向けた取り組みを強化するための重要な施策です。以下に、今回の発行に関する主要な情報をまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発行予定日 | 2025年5月 |
| 発行目的 | 環境問題の解決に資する施策への資金充当 |
| 関連施策 | 脱炭素、資源循環の推進 |
| フレームワーク基準 | ICMAグリーンボンド原則、環境省グリーンボンドガイドライン |
| 第三者評価機関 | 株式会社格付投資情報センター(R&I) |
このように、東京メトロは環境問題に真摯に取り組み、持続可能な社会の実現に向けた努力を続けています。グリーンボンドの発行を通じて、さらなる発展と環境保護の両立を目指していることが伺えます。