5月1日開始!AIけあレポートで介護記録を自動分析、業務効率化を実現
ベストカレンダー編集部
2025年4月28日 11:44
AIけあレポート開始
開催日:5月1日

介護記録ツール「けあピアノート」に新機能「AIけあレポート」が登場
2025年5月1日より、株式会社シーディーアイ(以下、CDI)は、介護事業所向けの介護記録ツール「けあピアノート」に新オプション機能「AIけあレポート」を提供開始します。この新機能は、AIを活用して介護記録を自動で要約・分析し、介護サービスの質向上と業務効率化を図ることを目的としています。
「AIけあレポート」は、日々の介護記録からご利用者様の状態変化やサービス満足度をAIが自動で分析し、報告書作成を支援します。これにより、サービス提供責任者様同士の情報共有が容易になり、従来手作業で行っていた報告書作成業務を大幅に効率化します。

「AIけあレポート」の主な機能
「AIけあレポート」には、以下のような主な機能があります。
- 介護サービス記録の要約・分析: 過去最大2か月分の介護記録をAIが分析し、状態変化やサービス満足度を文章として自動生成します。
- 5つの基本ケアに基づく分析: 「起きる」、「食べる」、「排泄する」、「清潔にする」、「活動する」という基本ケアに沿って、ご利用者様の状態変化を詳細に分析します。
- 編集機能: AIが生成した文章を編集欄で加筆・修正でき、普段使用しているフォーマットに簡単にコピー&ペーストすることが可能です。
- 短期目標入力: 短期目標を入力することで、モニタリング報告書の作成にも利用できます。
これらの機能により、介護サービスの質を向上させると同時に、業務の効率化も実現します。
「AIけあレポート」導入のメリット
「AIけあレポート」を導入することによって得られるメリットは以下の通りです。
- 業務効率化: 報告書作成業務をAIが支援することで、サービス提供責任者様の業務負担を大幅に軽減します。
- 質の高い介護サービスの実現: AIが状態変化を的確に抽出することで、質の高い介護サービスの提供を支援します。
- 情報共有の促進: 介護記録の要約により、チーム全体での情報共有が容易になります。
これにより、介護サービスの質向上と業務の効率化が図れることは、介護業界全体にとって重要なポイントとなります。
開発トライアルに参加した事業所の声
実際に「AIけあレポート」を導入した事業所からは、以下のような声が寄せられています。
- 「AIが作成してくれる文章は、普段の自分の語彙力をはるかに上回り、充実したモニタリング作成に繋がりました。」
- 「報告書の文章をイチから考えることが苦手な職員にとって非常に便利な機能だと感じました。」
- 「ヘルパーさんからの報告内容にバラツキがありましたが、AIけあレポートのおかげで報告内容が充実してきました。」
- 「ケアマネジャーさんからの要望に対し、要点をまとめた形ですぐに回答できたので、喜んでもらえました。」
- 「サ責同士の情報共有にも非常に有効でした。」
これらのフィードバックは、「AIけあレポート」が現場でどのように役立っているかを示す重要な証拠です。
オプション利用料金と会社概要
「AIけあレポート」のオプション利用料金は、月額3,000円(税抜)/事業所となっています。これにより、AIを活用した効果的な介護記録の作成が可能になります。
株式会社シーディーアイは、介護業界全体を巻き込み、「介護×AI」をテーマにしたオープンイノベーションを促進する企業です。2017年に設立され、2018年には自立支援型AIケアプランシステムを商用化しました。2023年12月からは、三菱商事株式会社から事業譲渡された「けあピアノート」の提供を開始しています。
まとめ
「AIけあレポート」は、介護事業所向けの新しいツールとして、介護サービスの質向上と業務の効率化を支援します。AIを活用することで、介護記録の分析や要約が自動化され、報告書作成の負担を軽減します。これにより、介護サービスに集中できる環境が整います。
以下に、本記事で紹介した「AIけあレポート」の主なポイントをまとめます。
機能 | 説明 |
---|---|
介護サービス記録の要約・分析 | AIが過去最大2か月分の記録を分析し、自動生成します。 |
基本ケアに基づく分析 | 5つの基本ケアに沿って状態変化を詳細に分析します。 |
編集機能 | 生成した文章を編集し、報告書に簡単に反映できます。 |
短期目標入力 | モニタリング報告書の作成にも利用可能です。 |
このように、介護業界におけるAIの活用は、今後ますます重要になっていくことでしょう。