オー・ジー株式会社、5月14日からCITE JAPAN 2025で新素材を初披露
ベストカレンダー編集部
2025年4月28日 11:20
CITE JAPAN 2025出展
開催期間:5月14日〜5月16日

化粧品素材の新提案が集結
化学品専門商社のオー・ジー株式会社は、2025年5月に開催される第12回化粧品産業技術展「CITE JAPAN 2025」に初出展することを発表しました。これまで医薬品や生活用品を中心としたライフサイエンス事業を展開してきた同社ですが、今回の出展を機に化粧品原料分野での事業強化を本格化させる方針です。
この展示会では、オー・ジー株式会社が初めて披露する注目の素材が多数展示される予定です。特に、機能性とサステナビリティを両立させた独自性の高い素材を揃え、素材の先にある価値提案を目指しています。

主な出展製品の紹介
オー・ジー株式会社が出展する主な製品は以下の通りです。
- タコパッチ(陰圧パッチ)
- 植物エクソソーム(ドラゴンリーフ細胞液)
- オリゴDNA-Na
- フェイスシート(リカバリア)

タコパッチ(陰圧パッチ)
この美容パッチは、韓国のスタートアップ企業が開発したもので、タコの吸盤構造を模した新しいタイプのパッチです。貼るだけで肌に陰圧をかけ、事前に塗布した美容成分の浸透を促進します。針を使わない非侵襲型のため、刺激が少なく敏感肌の方でも安心して使用できる注目のアイテムです。

植物エクソソーム(ドラゴンリーフ細胞液)
この原料は、廃棄されていたドラゴンフルーツの葉や茎を活用したアップサイクル原料です。水や溶媒を一切使用しない特許製法で抽出された植物由来のエクソソームで、ヒアルロン酸やコラーゲンの産生促進に寄与することが期待されています。また、育毛に関する学会発表の実績もあり、国産製造体制により安定供給が可能です。

オリゴDNA-Na
北海道産のサケの白子から抽出されたDNAを低分子化し、ナトリウム塩にすることで肌への浸透性と安定性を高めた美容成分です。この成分は、美容医療の分野で注目されている「サーモン注射(リジュラン注射)」に含まれるPDRN(ポリデオキシリボヌクレオチド)と同系統の成分であり、肌再生やアンチエイジング効果が期待されています。

フェイスシート(リカバリア)
この温感フェイスシートは、衣料・化粧品分野で使われているマテラパウダーを配合しています。蓄熱・輻射熱効果により肌温度を上昇させ、血行不良によるくすみやむくみの改善をサポートします。薬液に依存せず、シートそのものに機能性を持たせた新しいアプローチが特徴です。

CITE JAPAN 2025の概要
「CITE JAPAN 2025」は、日本化粧品原料協会連合会が主催する展示会で、以下の詳細が決まっています。
- 会期:2025年5月14日(水)〜16日(金)
- 会場:パシフィコ横浜 展示ホール
- ブース番号:N4-06
オー・ジー株式会社の企業理念
オー・ジー株式会社は、1923年に創業以来、化学品専門商社として「人と化学の調和」「未来への挑戦と創造」「豊かさの追求」を経営理念とし、社会の変化に対応しながらお取引先様と共に成長してきました。
同社は、子会社34社、関連会社8社から構成されるオー・ジーグループを中核とし、化学製品(染料・化学品・合成樹脂)の製造及び販売を主な事業内容としています。さらに、東アジア、アセアン、インド、アメリカに海外拠点を設けてグローバルに展開しています。
まとめ
オー・ジー株式会社が「CITE JAPAN 2025」に出展することで、化粧品原料分野における新たな提案が期待されます。以下の表に、出展製品の概要をまとめました。
製品名 | 特徴 |
---|---|
タコパッチ(陰圧パッチ) | 肌に陰圧をかけ、美容成分の浸透を促進 |
植物エクソソーム(ドラゴンリーフ細胞液) | 廃棄物を活用したアップサイクル原料 |
オリゴDNA-Na | 肌再生やアンチエイジング効果が期待される成分 |
フェイスシート(リカバリア) | シート自体に機能性を持たせた温感フェイスシート |
このように、オー・ジー株式会社の出展は化粧品業界において新たな価値を提供する機会となるでしょう。今後の動向に注目が集まります。