2025年3月12日から成田空港で仮囲いアート展示開始、旅と桜をテーマに
ベストカレンダー編集部
2025年4月27日 11:46
仮囲いアート展示
開催日:3月12日

成田国際空港第1ターミナルに登場した仮囲いアートプロジェクト
2025年4月27日、成田国際空港第1ターミナル中央ビル本館4階において、リフレクトアート株式会社と4人のアーティストによる仮囲いアートプロジェクトが実施されました。このプロジェクトは、「空港」×「桜」×「アート」をテーマに、旅の始まりと再会の瞬間を表現する全4面のアート作品で構成されています。リフレクトアート株式会社は、アートとの出会いを促進することを理念としており、空港という特別な場所での感動的な体験を提供することを目指しています。

アートのテーマと作品の内容
本プロジェクトのテーマは「every ending, new beginning」つまり「すべての終わりは、新たな始まり」です。このテーマのもと、4名のアーティストが日本を起点に桜の花びらが世界中の空に旅立ち、再び舞い戻ってくるイメージを描きました。作品は、人と人との出会い、再会、新たな旅立ちなど、終わりと始まりが繋がっていることをそれぞれの独自の世界観で表現しています。
特に注目すべきは、空港内保育ルーム「たんぽぽ」の園児たちとの共同制作による作品です。園児たちの作品が集結した仮囲いアート「こんにちは、さようなら、いってらっしゃい、またきてね」は、地域とのつながりを体現する象徴的な取り組みとして評価されています。

参加アーティストの紹介
本プロジェクトには、以下の4名のアーティストが参加しています。
- 鈴木 真里奈 (Marina Suzuki) – 東京都豊島区生まれ。ゴッホ展・フェルメール展などでオリジナル商品を制作。
- 細谷 みづき (Mizuki Hosoya) – 神奈川県横須賀市生まれ。多摩美術大学卒業後、アート作品展示や空間装飾に精力的に取り組んでいる。
- 庭山 瑞季 (Mizuki Niwayama) – 新潟県出身。看護師の経験を経て、人との関わりを大切にした表現を目指している。
- わだ のぞみ (Nozomi Wada) – ぬいぐるみ作家・イラストレーター。独特なぬいぐるみ作りやものづくりワークショップを主宰。

制作の舞台裏とアートの魅力
今回の仮囲いは、合計横幅40メートル×高さ3メートルという大スケールで、深夜の空港で2日間(合計16時間)かけて4名のアーティストが手描きで完成させました。現場の照明や空港利用者の視線の高さ・動きといった空間の条件を丁寧に見極めながら、アーティストたちは広大なキャンバスに筆を走らせました。
このようにして描かれた作品は、印刷では再現できない手描きならではの質感と迫力を持っています。アーティストによって異なる表情を見せるアートは、個性が息づく唯一無二の世界です。制作の過程を通じて、旅立ちの希望と再会のあたたかさが感じられる作品に仕上がりました。

制作風景のタイムラプス映像
制作の様子は、以下のリンクからタイムラプス映像で見ることができます:

展示概要と観覧情報
この仮囲いアートは、成田国際空港第1ターミナル中央ビル本館4階に展示され、2025年3月12日(水)から約1年間公開されます。観覧料は無料で、誰でも自由に見ることができます。
また、空港内ショップ「ものとアート」では、アーティストによる作品や一点もののアート雑貨が取り扱われています。手描きで仕上げた雑貨や文具、アップサイクル商品など、独自の視点で表現されたアイテムが揃っています。

リフレクトアート株式会社について
リフレクトアート株式会社は「芸術の最初のキッカケを創る」を企業理念とし、芸術家と共に事業開発を進めています。アートを通じて豊かな未来を創造することを目指しており、芸術作品を身近に感じられる環境を提供しています。

まとめ
成田国際空港第1ターミナルに登場した仮囲いアートプロジェクトは、アートと旅の新たな出会いを提供するものであり、地域とのつながりを大切にした取り組みでもあります。展示作品やアーティストの活動を通じて、訪れる人々に感動を与えることを目的としています。
項目 | 内容 |
---|---|
プロジェクト名 | 仮囲いアートプロジェクト |
開催場所 | 成田国際空港第1ターミナル中央ビル本館4階 |
公開日 | 2025年3月12日(水)~約1年間 |
観覧料 | 無料 |
参加アーティスト | 鈴木真里奈、細谷みづき、庭山瑞季、わだのぞみ |
このプロジェクトは、アートを通じて旅の魅力を再発見させてくれる貴重な機会です。アートの力で空港がより魅力的な場所となることを目指しています。
参考リンク: