映画「ちくわっちゃ!」が5月18日からカンヌ国際映画祭に出品決定
ベストカレンダー編集部
2025年4月25日 18:21
カンヌ映画祭出品
開催期間:5月18日〜5月21日

映画「ちくわっちゃ!」が第78回カンヌ国際映画祭に正式出品
山口県下関市で撮影された映画「ちくわっちゃ!」が、2025年5月に開催される第78回カンヌ国際映画祭のショートフィルムコーナー(SFC)への正式出品が決定しました。この映画は、株式会社LPJが主体となって製作した初めての作品であり、下関から世界へと羽ばたくことが期待されています。
LPJは、「演技を通じて、自分を知る。社会とつながる。世界と出会う!」をモットーに、子どもたちが楽しく演技を学べる場所として演技ワークショップを開催しています。今回の映画「ちくわっちゃ!」は、その活動の一環として製作されたものです。

映画の詳細とストーリー
映画「ちくわっちゃ!」は、東京に住む小学生の兄弟、カイとヒロが夏休みを下関の叔母マユの家で過ごすという物語です。彼らは「神様が住む島」と言われる蓋井島で、豊かな自然に囲まれながら地元の人々との交流を通じて多様な価値観を学びます。
物語の中で、カイは下関の名産品「ちくわ」を食べ、その美味しさに感動します。この経験を通じて、彼はちくわの美味しさを世界に伝えるための配信番組を作ることを決意します。また、関門海峡での華やかなドローンショーの夜に、彼は母にある決断を伝える重要なシーンも描かれています。

登場人物とキャスト
映画「ちくわっちゃ!」には、以下のような主要な登場人物がいます。
- カイ(キャスト:井伊巧) – 小学6年生の兄
- ヒロ(キャスト:松本悠希) – 小学3年生の弟
- キノ(キャスト:西光里咲) – 蓋井島の少女
- マユ(キャスト:我妻麻衣) – カイとヒロの叔母
- ツツジ(キャスト:三坂知絵子) – カイとヒロの母
- 領造(キャスト:どさけん) – ドローンスクールの生徒
- シゲル(キャスト:ユウサミイ) – ちくわ職人

映画製作の背景
本作の脚本・監督を務める三坂知絵子は、故郷である山口県下関市で撮影を行ったことに誇りを持っています。彼女は、下関市の人々の協力に感謝しつつ、映画を通じて「年齢や性別に関わらず、どんな人の内側にも特別な力がある」というメッセージを伝えたいと語っています。
ストーリーは、兄弟が地元の人々との交流を通じて新しい視点を得る過程を描いています。特に、下関の名産品「ちくわ」が人生の大切なヒントを与える重要な役割を果たします。三坂監督は、観る人が心を軽くするような、ささやかな物語を目指して製作したと述べています。

カンヌ国際映画祭での展望
第78回カンヌ国際映画祭のショートフィルムコーナーは、2025年5月18日から21日まで開催されます。この期間中、三坂監督もカンヌに参加し、映画の魅力を全力で伝える予定です。彼女は、グローバルな映画人との交流を通じてさらなる学びを得ることを楽しみにしています。
映画「ちくわっちゃ!」は、カンヌ国際映画祭に出品するために特別に15分のショートバージョンに編集されています。本作の作品情報は、マーケットカタログ内のショートフィルムコーナーのページに掲載されています。
映画タイトル | ちくわっちゃ! |
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製作会社 | 株式会社LPJ |
監督 | 三坂知絵子 |
撮影場所 | 山口県下関市 |
カンヌ国際映画祭開催日 | 2025年5月18日~21日 |
作品情報URL | こちら |

LPJの活動と今後の展望
株式会社LPJは、2018年に設立され、子どもたちの文化的活動を支援する団体です。演技ワークショップを定期的に開催し、子どもたちが楽しく演技を学ぶ場を提供しています。特に「子役活動そのもの」を支援することを目的とし、技術面や心理面、生活面、教育面に関する情報を共有しています。
今後もLPJは、子どもたちが主役の映画製作を続け、さらなる作品を発表していく予定です。映画「ちくわっちゃ!」はその第一作として、世界の映画祭へ挑戦を続けています。
映画「ちくわっちゃ!」の詳細や最新情報については、公式ウェブサイトやLPJのSNSで随時更新されていますので、ぜひチェックしてみることをお勧めします。
参考リンク: