特別支援学校の生徒が参加するイオンの校外学習、金融授業と映画鑑賞を体験
ベストカレンダー編集部
2025年4月25日 16:20
特別支援校外学習
開催日:12月1日

イオン銀行とイオンエンターテイメントによる特別支援学校の校外学習の実施
2025年4月25日、株式会社イオン銀行とイオンエンターテイメント株式会社は、埼玉県立春日部特別支援学校宮代分校および船橋市立船橋特別支援学校の高校生を対象に、「卒業後の暮らしに役立つお金」をテーマにした体験型金融授業と映画鑑賞を組み合わせた校外学習を実施しました。この取り組みは、イオングループのショッピングセンターや映画館「イオンシネマ」を会場に行われ、特別支援学校の生徒にとって貴重な学びの機会となりました。
イオングループは、全国の障がい者の方々の社会活動への参加促進や障がい者福祉の向上を目指して、イオン社会福祉基金を設立しています。この基金は、イオングループの労使双方が一人あたり毎月50円ずつ積み立て、従業員による障がい者施設へのボランティア活動やパラスポーツ推進を柱とした社会福祉活動を展開しています。
体験型金融授業と映画鑑賞の内容
今回の校外学習では、特別支援学校の生徒たちが卒業後のキャリア支援のために、実際にお金について学ぶ機会が提供されました。2024年12月にはイオンモール春日部(埼玉県)、2025年3月にはイオンモール幕張新都心(千葉県)で実施され、2校合わせて60人以上の高校生が参加しました。
イオンモール内のホールでは、銀行の役割や預金サービスに関する金融授業が行われ、その後、実際にATM操作やWAONカードへの現金チャージを体験しました。これにより、生徒たちは実社会で必要となる金融知識を実践的に学ぶことができました。
また、「イオンシネマ」では映画鑑賞を行い、WAONカードを使ったキャッシュレス決済にも挑戦しました。これにより、現金を使わずに支払いを行う体験を通じて、デジタル決済の重要性を理解する機会となりました。
参加者の声と反響
今回の取り組みを受けて、参加した生徒たちからは多くのポジティブな感想が寄せられました。例えば、“ATMや電子マネー(WAON)を初めて使うことができた”という声や、“先生やクラスメートと初めて一緒に映画を観られてうれしかった”といった感想がありました。これにより、金融リテラシーの向上だけでなく、クラスメートとの交流の場としても大変意義深い経験となったことが伺えます。
また、先生方からも“社会人として必要となるお金の適切な扱いを改めて学習することができ、大変うれしい”という声や、“イオンモール内は、生徒の安全確保の点からも安心して校外学習が実施できた”という意見が寄せられました。これらの声は、今回の校外学習が生徒たちにとって有意義な体験であったことを示しています。
今後の取り組みと社会貢献
イオン銀行とイオンエンターテイメントは、今後も企業活動を通じて社会課題の解決に資する取り組みを継続して行く方針です。特に、イオングループ全体として持続可能な社会の実現を目指し、積極的な支援活動を推進していくことが表明されています。
このような取り組みは、特別支援学校の生徒たちにとって、社会に出る準備をするための重要なステップとなります。金融教育や映画鑑賞を通じて、彼らの視野を広げ、将来に向けた自信を育むことが期待されています。
実施内容 | 日付 | 参加校 | 参加人数 |
---|---|---|---|
体験型金融授業と映画鑑賞 | 2024年12月、2025年3月 | 埼玉県立春日部特別支援学校宮代分校、船橋市立船橋特別支援学校 | 60人以上 |
このように、イオン銀行とイオンエンターテイメントの共同による校外学習は、特別支援学校の生徒にとって、金融リテラシーの向上とともに、貴重な体験を提供する素晴らしい機会となりました。今後もこのような取り組みが続けられることで、より多くの生徒が社会で活躍できる力を身につけていくことが期待されます。