大阪・関西万博で未来の都市を体験!スマートポールと新技術の詳細
ベストカレンダー編集部
2025年4月24日 15:31
大阪・関西万博展示
開催期間:4月13日〜10月13日

大阪・関西万博における新たな試み
2025年4月13日(日)から10月13日(月)まで開催される大阪・関西万博において、株式会社アクアビットスパイラルズが関西電力送配電株式会社に特許技術を提供することが発表されました。この技術は、未来の都市をテーマにした「未来の都市」パビリオン内の個社展示プレイスに設置される「スマートポール」に関連しています。
アクアビットスパイラルズは、特許取得済みの技術「ダイナピック(特許 第5867635号)」を利用し、来場者がスマートフォンを近づけるだけで、デジタルサイネージに表示される情報に関連するコンテンツを瞬時に取得できる仕組みを提供します。この取り組みは、未来の都市における情報配信の新しい形を示すものとなります。

スマートポールの機能と特徴
関西電力送配電が設置する「スマートポール」は、デジタルサイネージを備えた未来社会の情報・多機能ステーションです。このポールは、通信基地局や公衆Wi-Fi、AIカメラ、街路灯、デジタルサイネージ、ドローンポートなどを搭載しており、様々な機能を兼ね備えています。
具体的には、以下のような機能が予定されています:
- 風力や太陽光による発電
- スマートフォンの充電機能
- 湾曲型ディスプレイによる情報掲出
- AIカメラによる人流解析・迷子探査
将来的には、自動運転車のサポートやドローンを用いた見守り機能など、都市に新たな機能を提供するプラットフォームとしての役割も期待されています。

ダイナピック技術の詳細
「ダイナピック」は、静的なURL情報のみを持つ安価なNFCタグから配信されるコンテンツを、ディスプレイ上の表示情報やタッチパネル操作と連動させて動的に変化させることができる特許技術です。この技術により、来場者はデジタルサイネージに表示されている情報に基づいたコンテンツを、NFCタグを通じて取得することが可能になります。
例えば、5種類の商品情報を順次切り替えながら表示するデジタルサイネージと組み合わせることで、その時に画面に表示されている商品の情報を単一のNFCタグから配信することができます。また、タッチパネルで操作できるタイプのデジタルサイネージと組み合わせることで、利用者が選択したコンテンツをNFCタグから取得することも可能です。
スマートプレートの役割
スマートプレートは、スマートフォンをかざすことで様々なデジタルコンテンツをダイレクトに配信する装置です。このプレートは、NFC(近距離無線通信)技術を活用しており、電源を必要としないICチップとアンテナを内蔵しています。来場者がスマートフォンを近づけることで、微弱な電波を利用して通信が行われます。
スマートプレートの主な機能は以下の通りです:
- 特別なアプリケーションなしで利用可能
- 動作用のバッテリーが不要
- Web型コンテンツやアプリ型サービスの起動トリガーとしても活用可能
- Apple PayやGoogle Pay、PayPay等によるNFCタグ決済にも対応
このように、スマートプレートは非接触型スマートシティにおける重要なインフラとしての役割が期待されています。
展示の詳細情報
関西電力送配電が設置するスマートポールは、大阪・関西万博の「未来の都市」パビリオンエントランス前および個社展示プレイス「ミライスコープ」内に設置されます。展示期間は2025年4月13日(日)から10月13日(月)までの約半年間です。
以下は展示に関する詳細情報です:
項目 | 詳細 |
---|---|
設置場所 | 未来の都市パビリオン建屋エントランス前、ミライスコープ内 |
展示期間 | 2025年4月13日(日)から10月13日(月) |
アクアビットスパイラルズは、今後も「かざしてつながる文化を創る」というビジョンのもと、モノや場所がデジタル情報と直接つながる社会の実現に寄与していくことを目指しています。
この取り組みは、未来の都市における情報配信の新しい形を示し、来場者に対して新たな体験を提供することを目的としています。